鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

単位

2009-01-16 | エッセイ
ニュートン、パスカル、キュリー。
これらは有名な科学者の名であるが、単位の呼称にもなっている。
何の単位かわかりますか。

まずはキュリー。
ラジウム(放射能)を発見したキュリー夫妻に因んで、放射能の単位である。
「1キュリーは、1秒間当たりの放射性核種の崩壊数が370億個あるときをいい、ラジウム1グラムの放射能にほぼ相当する」

ニュートンは、万有引力を発見したニュートンに因んで力の単位である。
「1ニュートンは、1キログラムの物体に働いて、毎秒毎秒1メートルの加速度を生じさせる力」
具体的にどれくらいの力か想像できますか。
1ニュートンは、約100グラムの物体を持ったときに感じる力である。

パスカルは、水圧に関する法則を発見したパスカルに因んで圧力の単位。
「1パスカルは、1平方メートル当たり1ニュートンの力が作用するときの圧力」
気象用語で、気圧の大きさとしてヘクトパスカル(ヘクトは100のこと)が使われる。
以前は、ミリバールが使われていたが、1ミリバールは1ヘクトパスカルに相当する。
このため、「北北西の風、980ヘクトパスカル・・・」
と、単位が変わっただけで数字は以前と変わらない。

私も、何か新しい単位を創造したい。
男女の愛の強さの単位を「ラブ」とし、
「1ラブは、1メートル離れたとき、1キロニュートンの力で引き合う愛情度と定義する」
というのはどうだろう。
テレビのワイドショーで「あのカップルの愛情度は、現在5ラブ・・・」というように使えばわかりやすい。
もっとも、最初5ラブもあったものが、やがて0ラブとなり、別れるときはマイナス5ラブとなる、というようにはかないものであるが・・・
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4 コメント

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Unknown (単身赴任のYH)
2009-01-16 13:47:11
こんにちは。

パスカルは、天気予報で耳にするのですが、他の単位は知りませんでした。発見者を単位にするという流れなんですね。
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発見者から (chiro)
2009-01-16 17:37:33
10年ほど前から、国際単位のSI単位に移行して、ニュートンやパスカルを使うようになりました。
一般にはなじみがないかもしれませんが、技術系の仕事では使っています。
おっしゃるように、発見者の名から取っています。
返信する
愛の強さの単位 (momomama)
2009-01-16 20:13:01
面白いですね。

chiroさんと私 似ています。

私はニュートンもキュリーも(単位)知らないけど
作ったことがあります。
痛さの単位です。
1チクリ 注射の痛さ

ブログで検索したけどなかった
でも 単位で探したらありました。

小人を数える単位  1小人 2小人 普通ですね。

でも作ろうと思う感覚が似てるでしょ?
返信する
ホッペ (chiro)
2009-01-16 22:00:06
momomamaさん

こんなことを考えるのは、私ばかりではなかったんですね。
momomamaさんも考えていたとは嬉しいです。

愛の種類にはいろいろあって、愛と憎しみが同居することもありますね。
その時は、プラスマイナスで0ラブになるんでしょうか。

テレビの食べ物番組で、タレントはただ「おいしい」と言うだけで、どれくらいおいしいかわからないので、おいしさの単位として「ホッペ」(ほっぺたが落ちるから)というのはどうでしょう。
この料理は3ホッペです、というように使えばわかりやすいですね。
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