鹿児島市の田の神を3体紹介します。
宇宿町にある梶原迫の田の神です。
中間公民館の庭にあります。
足の部分が台座になっており、右手にメシゲ、左手に椀を持っています。
後に、「寛政十二年申二月吉日」という文字がはっきり刻まれています。
1800年の建造です。
山田町の皇徳寺団地東口信号の近くにある、札下の田の神です。
あごひげを伸ばし、左手に椀を持っています。右手は欠けていますが、メシゲを持っていたと考えられています。
後姿。
享保十二年の文字と24名の名前が刻まれており、1727年、郷士と農民が一緒に建てたと考えられています。
「藤兵衛」などの文字が読み取れます。
田上町広木の広木農協の近くにある田の神です。
道路脇のコンクリートブロック塀の前にあります。左は、耕地整理記念碑。
シキをかぶり、右手にメシゲを持っています。
田んぼを見つめています。
>コンクリートブロック塀の前にあります。左は、耕地整理記念碑。
最初ここの民家の方が田の神さんを皆さんに・・・と思って
塀を控えて造られたかとも思いましたが 記念碑があると言うことはそこの部分を外して配分されたのかなぁと・・・
いずれにしても心温まる配慮ですね。
あごひげの田の神さんは ちょっと腰をひねって可愛らしいです。
1727年・・・・最初の田の神さんも1800年
長い歳月 信仰されてきたんですね。
東京マラソンを観ています。
また何もせず 歩かずに 走るのを観ていると思います。
広木の田の神は、田の神と記念碑を避けてブロック塀を築いていますね。
田園地帯の集落にさりげなくある田の神です。
あごひげのあるのと、腰をひねった田の神は、初めて見ました。
ちょっとユニークだと思いました。
多くの人の名が刻まれているのもいいです。
東京マラソンは、市民マラソンとして定着しましたね。