鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

岸壁、桟橋、波止場、埠頭

2008-04-18 | エッセイ
岸壁、桟橋、波止場、埠頭・・・
港の風景であるこれらの言葉は、歌のタイトルや歌詞によく出てくる。

岸壁の母(二葉百合子)
 ♪母は来ました 今日も来た この岸壁に今日も来た・・・
せんせい(森昌子)
 ♪淡い初恋消えた日は 雨がしとしと降っていた 傘にかくれて桟橋で・・・
未練の波止場(松山恵子)
 ♪もしもわたしが 重荷になったらいいの・・・ああ霧が泣かせる 未練の波止場
埠頭を渡る風(松任谷由美)
 ♪蒼いとばりが 道の果てに続いてる 哀しい夜は 私を隣に乗せて・・・
(古い歌ばかりですみません)

のんきに歌を歌おうとして、これを書いているのではない。
鹿児島市の港の近くを車で走っていると、ごく近くに「名山桟橋」と「北埠頭」と書いた標識があり、どちらも船着き場をさすが、どう違うんだろう、また岸壁や波止場との違いは?と気になったのである。

早速辞書を引いてみる。
[岸壁]船舶を横づけするために、港や運河の岸に沿い、垂直に築いた擁壁。
[桟橋] 船を横づけにして、人の乗り降りや貨物の積みおろしなどができるように、岸から水上に突き出して造った構造物。
[波止場]港で、波止(はと)を築いた所。埠頭。船着き場。また、港のこと。
[埠頭]港内で、船を横づけにして荷物の積みおろしや旅客の乗降などをする区域。陸から海に突き出して設けるものが多い。波止場。

岸壁は岸に沿った構造物だが、他は海に突き出た構造物である。
桟橋は、橋の名がつくように岸と船の橋渡しをする構造物。
波止場と埠頭はほぼ同じ意味だが、波止場は港そのものと考えてもいいようだ。
これらの意味を理解して歌うと、歌に深みが出て・・・
来ないか。
コメント (4)
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