梅雨の中休みなのかは知らないが太陽が顔を出したので高千穂まで出かけた。
目的は宮﨑県の郷土の一品「冷や汁」を求めて・・
つい先日「道の駅たかちほ」で5袋くらい買い求めたのだがもう無くなった。
かなり昔のことだが、国道沿いのトンネルの有るドライブインで買ったことがある。
思い出して数年前に訪れた時は「冷や汁」は置いてなかった。
仕方なく更に「道の駅たかちほ」まで足を伸ばしてで手に入れた。
以来ずっと道の駅を利用していたのだが・・・。
今日は久しぶりに以前の店を訪ねてみた。
トンネルは昔のまま健在だった。
阿蘇の高森町から宮﨑の延岡まで鉄道を敷設する計画があったのである。
宮﨑側はこのトンネルから掘り始め、高千穂峡を経て五ヶ瀬川沿いに延岡まで。
熊本側は高森駅から阿蘇外輪山の南東側の下を掘り抜いて高千穂方向へ。
同時着工で始めたものの阿蘇の出水が半端ではなく建設を断念することに。
とうとう熊本側も宮﨑側もトンネルを掘り進める途中で建設中止となった。
今は高千穂側のトンネルは宮﨑の焼酎「ひむかのくろうま」の貯蔵庫に。
駐車場の脇には滝が落ちていて、馬は勿論日向の黒馬(ひむかのくろうま)。
駐車場の入口付近にはひょっとしたら走ったであろうJRの廃車が一両展示されている。
一年中気温の変化の少ないトンネルの中は焼酎を熟成させるには丁度いいらしい。
・・・・・
ついでに阿蘇の方のトンネルはというと・・
現在の南阿蘇鉄道高森駅からやや下方の外輪山寄りに入口がある。
トンネル掘りを断念させるほどの豊富な水を利用して親水公園になっている。
このトンネルも水温の一定な地下水のため夏は涼しく冬は暖かい。
トンネルの入口付近は外と内の気温の差からいつも霧が掛ったように霞む。
トンネル内はLED照明を使った水と光のトリックが面白い。
町内の諸団体による夏の七夕飾りと冬のクリスマス飾りが美しい。
宮﨑も熊本も残されたトンネルは有効に活用している。
・・・・・
さて、冷や汁だが・・異様に高いと相方が言う。
手ぶらで出るのも悪いので冷や汁と壺漬けを1パックだけ購入して店を出る。
次なる目標は、前回買い求めた安い筈の店「道の駅たかちほ」だ。
タジカラオノミコトやアメノウヅメノミコトのモニュメントの横に駐車して店内へ。
と、ここで問題発生。
高~い!!と相方がのたまう。
前回より値段が2倍以上になっていると言うのである。
結局レストランで食事だけして尻尾を巻いて帰ることになった。
ただ冷や汁は、基本は味噌汁の変形だから作ろうと思えば何とかなる。
相方はパックだと面倒臭くないからと思ったけど、わざわざ面倒は嫌だとのたまう。
まあ、何とかなるさなどといいながら帰路につく。
だが途中で、通潤橋への導水路の上端にある「円形分水」なるものが見たくなった。
さてその話へ進めるべきだろうが、少々疲れたので明日のこころだあ・・・にしたい。
「飲み込んだ言葉に咽せる誤嚥性」・・・しろ猫
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