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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

小石の話

2020-08-31 10:04:11 | 日常あれこれ
 記録的な井戸水の減少の後、井戸の水量は復旧し例年よりむしろ多いくらいになっている。

 梅雨が長く、雨量はむしろ多い方だったのに、なぜ渇水状態になったのか。

 推測では、地震後用水路が壊れその復旧が今年完成したのと、揚水ポンプが一度に多数稼働を始めたこと。

 つまり、かなりの面積の田んぼが、大豆などの転作で凌いでいたものが一度期に元に復旧して大量の水の需要が発生したのだ。

 
 (井戸)

 今では、最渇水期の水位より4m以上も水位が上がっていて一安心。

 以前はほぼ毎日のように、石の重りを付けた紐を垂らして計測していたが、最近はそれもなくなった。

 纏めた紐が、強風で飛ばされたりしないように、丸めた紐の上に小石を乗せている。

 小石といっても、ただ者ではない石である。

 
 (ヒスイ海岸の石)

 数年前と言っても、地震前だから確実に4年前より以前に佐渡島を最終目的地として車で旅行したことがある。

 その際、富山県のヒスイ海岸が目にとまり、高速から降りて海岸に立ち寄った。

 曇りがちで、時折小雨もちらつくあいにくの天気だったが、ここまで来て翡翠を無視するわけにもいかない。

 小石ばかりの海岸線が長く続いていて、如何にも拾った石ころの一つが翡翠だった感がそこはかとなく漂う。

 旅行の最中でもあり、重たい石を沢山拾うのも如何かと思い、確か2個ほど拾ったと思うが今では1個は行方不明。

 翡翠は独特の緑がかった色をしているが、海岸でゴロゴロころがっているうち、表面は丸みをおびてやや白っぽく見えたりする・・・とか。

 重たいし、それらしい雰囲気もあるので持って帰ってはみたものの、そのまま井戸の横に放置していた。

 
 (沖縄の石)

 もう一つ有るこの石は、多分珊瑚の化石だと思うが、これもそれなりに重い。

 これは何処で拾ったかは忘れた。

 沖縄に居た頃、石垣や西表島あたりまで旅行したことがあったので、そのときに記念に持ち帰ったのかも知れない。

 これも他に2~3個有ったはずだが、この1個しか見当たらない。

 正月などには井戸に敬意を表して、お供え物などを続けているが、その供え物が風などで飛ばないように重しの役目をしている。

 つまり二つの石は、思い出を蘇らせるとともに実用にも供している。

 現在地に居を構える以前には、北海道の十勝石(黒曜石)を、帯広の札内川で拾った。

 ハンマーで石を割ると、真っ黒なガラス質の光沢が見事な石だったが、11回以上の引っ越しにとうとう何処かで姿を消した。

 石を磨いて楽しむという趣味を持つ人もあるようだが・・・。

 私の場合はそのままの石に、思い出を馳せつつせっかくならお役に立って欲しいという気持ち。

 せっかくなら、北海道と沖縄と中間の富山のヒスイ海岸の石で、日本列島3点セットなら面白かったかも。

 「無用なら長くなくとも長物と」・・・・しろ猫

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