カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

スタージャンムーンは百足と共に

2020-08-04 14:24:38 | 日常あれこれ
 昨日の夕から、今朝までの月を「スタージャンムーン」と呼ぶ向きもあるそうだ。

 スーパームーンだ何だのと、見え方で特別な月だと強調することがある。

 それにしても、どうしてこうも次々とナントカ・ムーンなのだと思っていたら、どうも西洋由来らしい。

 1年間の、月々の満月にそれぞれ名前が付されているらしい。

 4月はピンクムーン、6月はストロベリームーンだとか。

 8月はチョウザメが成長し、漁をする最良の時期だからというのだから日本的ではない。

 ともあれ、然るべき月の月だから南の空を仰ぎ見る。

 
 (8月の月:スタージャンムーン)

 隣の屋根の上で、煌々と輝いていた。

 雲の無い空で、輝く月を見るとやはり七夕は旧暦がいいのだなと思う。

 多分これから、新月の方に月齢が進んでいくと、旧暦の七夕では月の明るさに邪魔されず天の川が見えるのだろう。

 天の川の両岸には、織姫・彦星の物語が展開する。

 さて、満月にて、天の川も見えないので寝ることにした。

 

 すやすやと安眠中の午前4時、事件は起こった。

 髪の毛の生え際などが、ムズムズ。

 手で無意識にゴシゴシしたり、ちょんちょんと払いのけたりを夢見心地で繰り返す。

 その内に、モソモソと顔の上を虫が這うような感触が。

 手で払い除けたら、ポトリと飛ばされて落ちた音が・・。

 やれやれ、と再び眠りについたら同じような感触が同じような順序でモゾモゾ。

 とうとう顔の中央部の鼻と口の間を横断し始めるに及んで、完全に目が覚めた。

 払い除けると、パサッというような音がした。

 畳の部屋に布団を敷いて寝ているので、畳に落ちた音である。

 照明を点けて、辺りを見回したが何も見えない。

 カーテンをめくったりしても、何もいない。

 どこへ行ったかと、敷布団の端をめくったら、下から大きなムカデが出て来た。

 なんと、隙あらばもう一度顔の上を横断してやろうと、元の位置に戻っていたのだ。

 もう許さん!あまりに大胆不敵過ぎる。

 部屋の隅に置いていた殺虫剤を吹きかけると、慌てて窓際に逃げ込んだ。

 相方が「これで叩いて潰したら・・・」とティシュペーパーの箱を放ってよこす。

 流石に躊躇しつつ、殺虫剤を雨あられと噴霧の凶行(いや強行)。

 とうとうムカデの方がギブアップして、二重のポリ袋に封入処置。

 朝になったら出す予定で、玄関わきに置いてあった可燃ごみに潜り込ませる。

 その後、暗がりの中で相方と何処から進入したのかと推理ゲームが展開。

 網戸の隙間からの侵入論、ベランダの手すりに干していたタオルケットの取り込みにまぎれ込んでの過失論が渦巻く。

 取り敢えず、明日は隙間の点検と処置、家の周りの消毒などをやると決めて寝る。

 でも・・・、興奮しているらしくなかなか寝付けない。

 先日「ポツンと一軒家」を訪ねた担当者が、山の中でヒルに噛まれた場面までが頭に浮かんで来た。

 ムカデも噛みつく目的で、顔の上に乗ってきたのではあるまいが、決して気持ちいいものではない。

 かくて、8月のスタージャンムーンの夜は更け過ぎて、東の空は明るくなりかけていた。

 4軒隣のお宅では、建てて間もない家の中に蛇がいたという話も聞いた。

 爬虫類にも昆虫にも生き辛い環境なのだろう。

 かと言って、人間並みの生活を求めて、侵入されても困る。

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コメント
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