月もにっこりロアッソ熊本

　昨日は「桜切る馬鹿・・・」の話から、長くなってしまってその後の事が後回しになってしまった。

　恒例の句会に参加するための荷物の他に、サッカー観戦のためのグッズも準備して車に乗せて置いた。

　１６時頃に句会が終って、徒歩で地下駐車場に移動し30分くらいで運動公園の駐車場に到着。

　諸々の服装を整えて、歩いてスタジアムに着いたのが17時を過ぎていた。

　検温・消毒などを終わって入場し、前節から始まった「スタジアムグルメ」に弁当を買いに行く。

　帰る時には、またもや検温と消毒を実施。

　厳しさは安全につながるわけだから、不快感はない、というより安心して観戦できる。

　

　巨大なロアッソの旗など眺めながら、弁当を開く。

　座席は前後は１列ずつ空け、左右は２座席を空けて座るように指示されている。

　弁当は席で食べてもいいということ。

　選手は試合前のウオーミングアップを始め、ちょっと申し訳なかったが食事を続行。

　食べ終わるのと、試合前練習が終わるのが同時だった。

　とにかく暑い。

　

　ピッチの整備の水まきの飛沫が飛んで来ないかなあ、などと思うほど暑い。

　そこで、バッグにはロアッソの団扇があることを思い出した。

　

　今シーズンは、コロナ対策で配布物などは一切ないが、昨年までは団扇など何本も貰った。

　その内の１本をカバンに忍ばせておいたのだ。

　さて本日の試合はロアッソ熊本Vs福島ユナイテッドFCという全日本クラスの災害被災県同士の戦い。

　
　

　J3は若い選手が多いからか、試合のスピードが速い。

　攻勢と守勢が瞬時に入れ替わるし、ダラダラした試合の流れが全くない。

　前半はお互いに無得点で折り返し、後半にロアッソが程よい間隔で２点を入れた。

　もっとも、ゴールポストに当たって得点できなかったシーンや、キーパーが出過ぎて、がら空きのゴールに、相手がミスキック外したり。

　まあまあ、ひやひやドキドキ、あれれ、オイオイ等、瞬時に態勢が入れ替わるスリル満点のゲームが展開された。

　

　監督の選手起用と交代のタイミングがツボにはまって、交代した選手がキッチリ得点に絡んだ。

　こんな時の監督の気持ちというのは、さぞ好い気分だろうなあ、などと思う。

　空を見上げると、ほぼ満月に近い月がニャリと笑っていた。

　

　ありャきっと、監督の気持ちを代弁してスタジアムの屋根の上から見下ろして笑っていたのだ。

　本来なら、ここで「カモン！ロッソ」でひと騒ぎなのだが、皆黙って満足した顔でゾロゾロとスタジアムを後にする。

　家では、相方がPCで結果を知っていて、ビールのつまみも準備してあった。

　まあ、句会もロアッソも結果良ければ全てよし、ってことでささやかに乾杯した。

　
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