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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

古い映画バンザイ!

2015-01-13 17:05:42 | 日記
 町の文化会館に古い映画を観に行った。
 年末の町の広報誌に案内が掲載されていて、年が明けたら観に行こうと決めていたのだ。
 平成26年度の優秀映画鑑賞推進事業とかで主催は文化庁と東京国立近代美術館フィルムセンターである。
 来館者は多くはなかったが、古い映画が好きだとか懐かしいとかで遠方からの来場者も・・。
 
 (会館のエントランス部分に配置された古い映画のポスター)
 こうした古いポスターは観るだけでも楽しい。
 確かに古きよき時代を彷彿とさせる雰囲気は醸し出されていた。
 
 (2日に亘って行われる上映作品のポスター)
 4本立てなのだが、上映時間がうまく工夫されていて、13:00~19:50の間全部観てもいいし、次の日の午前と午後の部に分けて観ても良いというのである。
 料金は一度払えば通しのままで2回なら自由に時間を選んで観ることが出来る。
 始めは11日だけて見終えるつもりだったが、2本だけ観て後の2本は12日の午後に観ることにした。
 「エノケンの頑張り戦術」などは戦前の映画だし、会社が扱う商品が防弾チョッキというのも戦前らしい。
 「ジャンケン娘」は、美空ひばり・江利チエミ・雪村いずみの三人娘が飛んだり跳ねたり歌ったりの映画なのだが、カラーの映画が一般的になりかけの頃なので、色彩に意識して三原色が使われているのが興味深い。
 「大学の若大将」も加山雄三の若大将と星由里子、それに対抗馬の「青大将」も颯爽とデビューする。あくまでスカッと爽やかなジメジメ感一切無しの青春映画。
 「君も出世が出来る」はフランキー堺と高島忠夫をメインに益田喜頓などそうそうたる面々が脇をかためる。
 雪村いずみの「アメリカでは・・・・」という歌詞で始まる歌が凄い!この映画はそっくりそのまま現代に持ってきても通用する内容である。
 勿論一周遅れで先頭に立ってしまったという意味合いなのだが・・・。
 歴史は繰り返すのかそれとも世の中本質的にはちっとも変わらないのか、とにかくアメリカでは効率一辺倒なのだとやたら強調され、疲れた挙げ句に田舎への回帰をグ~ンと盛り上げ、今の地方創生を先取りしているとは凄いと勘違いさせておいて、最後はヒョンなことから二人とも出世して都会生活めでたしめでたしで終わるのが右肩上がり恐いものなしの当時の空気がムンムン。
 最後をカットすれば、地方再生の政府広報映画にもなり得る優れものだった。

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コメント
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