ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

長生きはめでたい?&老年的超越

2016-10-30 10:55:20 | 死について

 

佐藤愛子女史の

「93歳、なにがめでたい」(小学館)を

本屋で立ち読み。

このところ聖路加の日野原先生などの

百歳バンザイ、長生きバンザイが提唱されているなか、

こういうタイトルは珍しいな、

何が書いてあるんだろうと

ペラパラとめくってみたわけです。

 

 

 

「~~年を取ると、耳はよく聞こえなくなる、

(免疫機能が低下して?)体のあちこちがかゆくなる~~」

など、加齢に伴う不便さがオンパレードに、


わたくしも、最近、痒くなること増えたので、

「うん、うん」と頷いたものです。

最後は「人間、年とってものんきにしていたらナマル」

最期までいろいろやろうという結論?に。

 

このところ、長生きとか、「死」とかに

興味があって、いろいろ研究、読んでいます。

 

 

 

書家の篠田桃紅さんの「103歳になってわかったこと」(幻冬舎)

サブタイトルは「人生は一人でも面白い」。

 

独身で通してきた彼女の人生訓。

「生まれて死ぬことは考えても始まらない」

「日々違う、生きていることに同じ繰り返しはない」

自然の一部として生まれてきただけ、

と思えば気負いがなくなる

などなど、素直に耳を傾けたい言葉がいっぱい。

彼女が103歳だからこそ「なるほど」

と思えるのでしょうね。

 

 

そんなとき、NHKで昨日放送していた

あなたもなれる健康長寿・徹底解明100歳の世界

 

まあ、食べ物とか栄養とかの健康の秘訣を

日野原先生や

100歳以上で元気に暮らしている方々への取材で構成。

見ごたえのある番組でしたが、

ラストに言及した「老年的超越」が気になった。

 

100歳を超えると「今が一番幸せ」という

ランニング・ハイならぬ老年ハイ状態になるそうです。

しかし、その「超越」に達するのは100歳を超えてから。

 

これはランニング・ハイが、ある程度の

クルシイ~~い」という時間を経ないと

得られないのを同じかも?

 

若輩?(喜!)60歳超えのワタクシなどが

もの申すのは気が引けまするが

確かに、若いときの

「何かをせねば」「将来への不安」「自意識」

などの苦しみを考えれば、

いま現在はとても楽。

20代リベンジきもの」

 

これって早くも「老年的超越」状態?

 

しかし、人は生に限りがあるからこそ、

自分の人生を考え、大切にしようと思うもの。

若いときには「自分、あるいは自分の人生を

大切に思うあまり」の苦しみではなかったかと、

今になって思うことであります。

息子や娘、見ていると、とね。

 

「第二の性」で知られるボーボワールさまの

「人はすべて死す」(岩波書店刊)は、

何世紀も生き続ける「不死」の男と

「激しい自己顕示欲」に苦しむ女優のお話。

 

 

死なないことの苦しみ

激しい自己顕示の苦しみ、

どちらもつらく、苦しそうです。

 

若い時に、もっと力を抜いて、

「生きている」ことだけを喜び、

楽しめないものか。

おそらく、それも難しい~~ですね。

 

もがいてこその今がある??


しかし、「老年的超越」=百歳まで

生ききたいとは思わないので、

今くらいの超越?で十分、

加齢も結構、楽しい、

間違って百歳超えた場合には

より高いハイが待っているかも、と

思う、まだ若輩ものの紫苑でした。

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