3月11日は、東日本大地震が起きた日。
皆さま、そのときの記憶や感じたことを、それぞれ心に蘇らせたことだと思います。
いつこの日常が壊れるかもしれない~~、毎日を大事に過ごしたいと思っております。
さて、プチプラ営業部として、プチプラきものの楽しさを謳っている紫苑ですが、
プチプラには、当然大きなデメリットがあります。
それは、まさにプチプラ(安い)からのこその穴。
隣の着付けの先生に初めて、きもの展示会に連れていってもらったとき、先生曰く、「どんなにいいキモノでも、ここで買わないでね」
その上で、
「でも、どんなことでも教えてくれるから、いいキモノを見て、触って、目を肥やしてね」
「はい」
で、そこで初めて、染め大島を目にして、着せてもらったワタシは、もう頭からそのキモノが離れなくなってしまいました。
「70万」
染めだよ、今ならもう捨て値で買えますね、でもここが落とし穴。
「貯金下して買おうかしら」
「そんな高いもの買わなくてもいいの」と先生。
しかし夢にまで出てくる始末。
群ようこさんも、その母堂もはまりすぎて、すごいことに。
群家は高級きもの。
で、それからしばらくしてオークションの存在を知った私は、同じようなお品が千円単位で出ていると知って驚愕。
きものは高価なものと思って育ったワタクシですが、オークションで「何千円」という価格で売りに出されたと知ったときの驚きやいかに。
当然オークションではどんどん値が上がっていくのですが~~、それでも安い。
オークションは店舗や人件費がかからないのも、安い理由ですね。
70万の大島を買うことを思え安いものだわ、「生地のお勉強だわ」(汗)とどんどん買いこんでいったわけです。もちろん自分で稼いだお金です。ワタシ独り身ですから~~。
高いものならあきらめもつく。
でも安価なものはすぐに手が届く。
財布を紐で結んでひっぱると、欲にかられた人がそれを拾おうと、どんどん道から外れるイタズラがありますね。
あれと同じ。
安物買いの仕組みです。
徐々に部屋を侵食しはじめ、安価な桐の箪笥は壊れ(上にどんどん積み上げるから)、息子のベッドの下に収納箱を入れて~~。
これはさるテレビ用に撮影したもの。
そう、洋服にはない魅力というか魔力がキモノにはあります。
それは夢の世界、幻想の世界につれていってくれること。
着るや否や、自分が美人になった錯覚~~??
離婚の瀬戸際にまで行った人もいますよ。
「俺ときものとどっちを選ぶ!」
「きものだわ」とは答えなかったようで、よかった、よかった、タブン。
R子さんもその一人(いえ、離婚ではなくハマったほう)
そのせいで、きものお出かけノルマ?
ブログ始めたのも、買ったキモノたちが「このまま箪笥の置くで埋もれたくないわ。一度でもいいから太陽を浴びたい」とせっつくものだから、では、と始めた次第。
でもその陰でいろんな人に知り合い、脳も活発に働くようになったわ。
「きものばっかり買って!」と壁を壊していた愚息(いえ、キモノだけが理由ではありませんけど)も、冷たい目で見ていた?娘も今では「きもの着ているときが一番ワタシらしい」と言ってくれますよ~~。
めでたしめでたし。
穴に落ちてもね、ただでは起きないのよ。
倍返し、したい。(あくまで希望)
でも賢い皆様は、自制しつつ楽しみましょう。
目が肥えてから、長い目で見て愉しみつつ購入しましょう。
でも何が起きるかわからない世の中、ワタクシも、これからどんどん楽しみつつ断捨離していきます。
与太ネタなのに、最後までありがとうございました。
気が向いたら
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そんな体型のおかげか??着物が増えない??
なかなか、出会えないリサイクル品。
そこで、安物反物買い込んで、
自分で縫うことに。1枚2枚と増える着物が愛おしい。
それに、なぜ、着物が高いのかを実感。
手間暇かけて、織り上げた反物を、
これまた、手間暇かけて縫い上げている。
だから高いのは高い。
だが、私には高級品は必要ない。
早速のコメントありがとうございます。
そうなんです、私も和裁を始めて、それに古いきものを解くたびに、すごい手間だな、それでこのお値段?とつくづく思います。
体型、私は普通サイズですが、小さい友達は、ものすごい安い値段で買えて、それがハマった理由だとも言っていました。
でも手間暇かけて自分で縫うのは楽しいですよね。私もこれからは和裁派です。