本日の東京は太陽の光が
気持ちいい一日になりそうです。
図書館でぱらぱらめくっていて、
目についた「週刊文春」の最新号、
「家の履歴書」に登場していたのがこの方。
玉置妙憂さんです。
「死にゆく人の心に寄りそう」
(光文社新書)
夫の介護、看取りが終わってから、
高野山で修行、僧侶になった方です。
図書館に著書があったので
借りてきて、
一気に読んでしまいました。
義理の弟が亡くなったばかりで、
このところ死について考えることが
増えています。
著書で興味深かったのは
在宅で逝く場合、
その経過が優しく書かれていること。
死の三か月前から一か月、
24時間前に起きることが
詳細に書かれています。
☆ 尿が出なくなる、下顎呼吸になる、
尿と便がぱっと出る、などですね。
在宅の場合、
多くの家族がその変化に
ついていけなくて、救急車を呼び、
病院に。
その結果延命処置~~。
点滴やらあれこれで、
ご遺体はむくみぱんぱんになり、
本人も苦しむ~~。
死に至る道は多くの場合、
同じなので、それを知っておくと、
「枯れ木のように自然に逝ける」
休憩。
豚肉の生姜焼き。
豚肉に片栗粉をまぶすと味が染みて
美味しい。
青梗菜と昨日の里いもを添えて。
炊き込みご飯は飽きたので、
メスティンで半合炊きました。
さて、
これからの十年、二十年は未曽有の
多死時代。
そう、団塊と我々の世代ですね。
その時代を迎えるにあたって、
介護する側もされる側も
これまでにはない知識が必要。
コロナ禍にあって、
死はより近く感じられます。
死に至るプロセスで、
こんなに具体的に
書いてある本を始めて読みました。
(中央法規・刊)
ワタシはまだまだ若いからという人にも、
この本は参考になります。
心の弱さは誰でも持っているから。
介護される人というのは、
それが一番わかりやすいだけ。
鬱やら引きこもり、いじめの被害者など、
「心の何かが開いてしまった人」は、
みな同じ。
家族と向き合う上でも大いに
参考になります。
「看取りに向き合うための心得」を
私はそのようにも読みました。
いくつか抜粋しておきます。
① 情報は返って邪魔。
② うまいこと言ったと満足していないか。
③ 説得しようとしなかったか。
④ 安易にハウツーを提案をしなかったか。
⑤「わかる」という言葉を簡単に
使わなかったか。
⑥ 下手に励まさなかったか。
13項目あるのですが。
ワタシ、これほとんど全部
当てはまります(汗)
これで終わるのは辛いので、
先の百均の残りのブラウニーを
また作りました。
とにかく混ぜるだけ。
ナッツが残っていたので、
袋ごと叩いて潰し入れる。
ナッツを入れると途端に味がアップ。
ふっくらと美味しい💛
美味しいは生きている証。
この方、もっと追ってみます。
最後までありがとうございます。
ということで、
初心に戻って新ジャンルに参加。
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最期まで自宅介護、出棺。大変だったでしょう。私の場合父は最期は病院でした。それに当時は、こういうことも知らなくて逆に助かったようです。お父様の願いを叶えてあげたのはすごいですね。今本を読み、自宅介護の壮絶さを知りました。実際に経験しないと、こういうことってほんとわからない。私だって、家族だってできるかどうかわかりません。相当の覚悟がいると思います。こういうこともっと多くの人に知ってもらいたいです。
誰でも経験する当たり前の事なんでしょうけれど 非常に辛いですね。
この本、最近知ったのですが
正直、描写がリアル過ぎて辛くなり全部読み切ることができませんでした(^_^;)
三回忌終わって一年経過しましたが、
まだまだ自分の心が落ち着くには早いのかなぁ。。。
紫苑さんも、お父様の最後を看取られたのですね。
父は病院に行くのは絶対に嫌だという事だったので、最後まで自宅で過ごしてもらい
出棺も家からでした。
仕事を減らし、24時間死に向かっていく父に寄り添い、
父の生死の安否確認を続け
私自身、食事もまともにとれなくて体重も減りました。
大切な肉親が屍のように変化して行き、それがショックで
次は自分の番なのかと、訳の分からない不安感で悩む事が続きましたが、それも時が癒してくれるのですね。
終活というのが流行って(?)ますが
予測のできない未来‥
思う通りにはいかないもの。
せっかく今、生きているのだから
死んだ後は知らんわ〜!
的に 今を感謝して生きる事だけを考えようと決めました🙂
貴重な内容のコメントありがとうございます。鳥肌が立ち、なぜか涙が出ました。5kgzo-ryo-さんの大変な日々、こんな経験をすると人生観は変るのかもしれません。この方の書籍、お読みになったんですね。それはおとう様が亡くなってからですか? 少しずつでもいろいろ教えてください。私は父の死をぎりぎりまで看ていましたが、息子は未だに当時のトラウマ?が残っているようです。
父を自宅で看取り、人が亡くなって行く過程は経験済み。
ドラマのようなものではなく、正直ショッキングで残酷でした。
在宅介護、看護サービスは受けててたものの
実質、1人でみてましたから、最後は私自身も潰れちゃいました。
死への恐怖で暫く不眠も続きました。
三回忌が終わり、ようやく
元気だった時の父の姿を思い出す事ができるようになりました。
父の遺伝子が私の中で生きてるのだから
自分自身を大切にして楽しく生きて行くのが父への感謝と供養になるのかなぁと
ようやく思い始めてます。