昨日の
「もう少し生きるためのお片付け」で
思い出したのは、
今は亡き三津田富左子 さんの本。
どんなに老いても
「この道で一流になる気で取り組む」
気力で、すごいなあ、
去年の同じ日ブログだったので
載せておきます。
さて、
前にアップしたことのある
別居友達の家探し。
少し前ですが、
決めたとのことです。
東京の郊外、でも駅前にある団地です。
家賃も安く共益費込みで5万円。
50代後半、
マンションを探していましたが、
今さらという思いと
持っていたほうがいいかもとの間で
揺れ動き、
でも、何冊か本を読んで、
賃貸のほうが面倒がないと
決めたそうです。
その中の一冊。
「生き返るマンション、
死ぬマンション」(荻原博子著。文春新書)
2016年刊。
読後送ってくれたので読んでみました。
いや、面白かった。
というのは、2005年に起きた
耐震偽装事件。
その第一号のレッテルを貼られた
大田区のマンション、
実は区のお墨付きだったとのこと(怒!)
そのマンションの再生までの道が
結構詳しく書いてあります。
それを読むだけで、
「運悪く」
こんなマンションを買った場合の
金銭、体力、気力面でのシンドさ。
「運悪く」と書きましたが、
今のマンションの供給事情を読むと
これからのマンション事情がよくわかる。
参考のためにいくつかアップ。
① マンションは資産になるとの神話は
今は崩れている。
人口は少なくなるのに供給は過剰に。
→これはもう常識ではあるのに、
なぜか心理的に資産価値上がると
思い込んでいる、私もかな。
場所、管理によるとか。
② 転売より永久住まいとして買う人が
増えているが、その場合、
住む人とマンションの高齢化が進む。
③ つまり年を取るにつれて
修繕費が高くなる。
ぞっとするよね。
年金少なくて圧迫する。
マンションにも寿命があり、
40年から50年。
寿命マンションが増えている。
どんどん増える。
④管理費、修繕費が安いマンションは
要注意。
ちなみに2011年、80平米の部屋の場合、
修繕積立金の平均値は16160円。
40平米だとその半分という計算になりますが、
今はもっと高くなっているとか。
管理費は別。
平均より低い場合はちゃんと
修繕されているか疑問だとか。
⑤ 管理組合がしっかりしていない場合は、
資産価値が下がる、負債になるケースも。
⑥ 見かけはきれいでも、よく調べると
配管や壁の老朽化など。
⑦ 水漏れなどは共有分に何か起きたら
共同責任になるそう。
荻原氏の著書は、実際に現場を取材している、
利害関係を感じさせず、
煽りもない,ので私は安心して読める。
久しぶりにいいお天気だったので、
洋服を出して干しました。
湿気の匂いを飛ばします。
換気扇の掃除も。
あれこれ考えると、
これからマンション持ってもとの
気持ちになったとのこと。
賃貸ならいつでも出られる。
あちこち移り住んでも面白そう?
なにより配管の掃除、外壁などは
公団が管理してくれる。
これは楽。
環境も悪くない。
月五万だと、
20年でも1200万円、
長生きして25年でも1800万。
管理費多少高くなっても、
公団だから
ムチャクチャということはない。
買う場合は、
手数料をはじめ、審査の手続きなど煩雑な
手間と諸経費がかかる。
マンション買って残しても
残った人の負担になるだけ。
かの固定資産税もかかるしね~
年金生活は、
家賃を引いた月五万円生活で(笑)
というわけで、
マンション自分が買うわけではないのに、
真剣に読んでしまいました。
様々なマンション事情。
息子や娘は大丈夫か?
それ以前に
わが家は大丈夫か?
これはまた。
関連記事
最後までありがとうございます。
関連記事
応援ポチ
励みになります。