ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

電気代二百円、魂の節約・その理由は?稲垣えみ子「魂の退社」

2021-02-08 10:11:50 | 節約

東京きのうとは一転して寒い~~。
指先が冷たい~~。

このところ、「節約」という言葉に
反応するせいでしょうか、

こんな本を読みました。
小手先ではない、
人生をかけた節約といったところ。

ご存知アフロ記者、
稲垣えみ子さんです。

「魂の退社」(稲垣えみ子・東洋経済)

この本、
3年くらい前に話題になっていたとき、
読むか読まないかで迷った覚えがあります。

朝日新聞を退社したアフロ記者というのが
なんだかキワモノというか、
話題作りな気がして
止めたんです。


で、今読んで、すごく面白かった!
ごめんなさい。

おかしくてやがてシリアスなひとり生活

高給取りから無職に。
50歳になったとき、
それまでの生活もモノも捨てた。


借り写真です。
モノのない部屋~~。

冷蔵庫も洗濯機もなく月の電気代、
2百円を上回ったことはないそうです。

で、なぜ天下の朝日を辞めたのか。
それはもう
会社という組織で降りられない生活を
するのが嫌になったから。
組織に入れば、お金と人事に縛られて
どうしても周りと自分を比べてしまう。
それは地獄なのではないかと。

わかります。
周りの優秀な人たちを見ていると、
まさに凌ぎあい~、
誰かが昇進すると、自分は無能ではないかと
自信をなくし~~。

あっ、節約の話が出てきませんね。
つい笑ってしまったのは、

うどんと貯蓄の関係。
讃岐うどんの香川県って、
貯蓄高日本一だそうです。
その理由は、
なにを買うにしても、うどんの値段と
比べてしまうから。

うどんは一杯百円の世界。
例えば、千円のモノを買うとして、
「これでうどんが10杯食せる」と思うと
「高いな」と思って買わないとか。

うどんが規準!
はい、私の百円と同じですね。で
使わないので貯金が増える~~。

胸肉と残り野菜、パン作りのために
買ったヨーグルトが余ったので、
バターチキンカレーを。

話を戻すと、
その「おいしい」地獄から逃れるには、
もうお金や会社に依存せず、
自立して暮らすしかないと。
お金の問題ではなく、
「これまでの自分の常識を
ひっくり返すこと

これがないと暮らせないとか、
あれがないと生きていけないとか。

話は飛ぶようですが、
今はモノが売れない時代、
それを無理やり売ろうとすると、
すごくストレスがかかる、
そのストレスは弱い人に向かい、
パワハラ、いじめ、家庭内暴力、虐待に
繋がっていくのかなあ。」
昨今のこの手の話の多さは、
今の時代のモノの売れなさに
もう必需品は皆持っていて、
あとはもう「欲望」を無理やり刺激する
しかない~~、
そんな無理につながっている、
これは私のつたない感想。

いきなりですが、
娘と孫が遊びに来たので外でパチリ。
今の時代、どんな家庭でも
タガが外れるとどうなるかわからない危うさを
秘めている~~。


で、アフロ記者さん、
これまでの常識をひっくり返して
お金を遣わない生活で快適に。
以下はその成果。

①古くて狭い部屋でも平気
②お金がそんなになくても平気
③家事ができる。
④健康である。

これって、今の私の生活と同じです(笑)

ほんと、生活を工夫して
自分の力で生きるって
遣り甲斐があります。

私も
これまでの常識だけではなく、
シニアはこうしなきゃ、
というの常識、
ひっくり返したい!

そんなわけで、
読んでよかった一冊です。
ほかの本も読んでみます。
著者が電気を使わないのは、
原発反対だから。


百円のセーターと手作りパンツでも
オシャレはできるしね。
その上楽しい~。

最後までありがとうございます。

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