半幅の季節がやってきます。
ワタシ、名古屋帯、袋帯とある帯のなかで半幅結びは一番苦手なのです。
どの本にもカンタンなんて書いてあるけど、結び目がすぐに緩む、後ろのおはしょりの線がきれいにならない。
名古屋や袋帯は、その点ごまかせますからね。
しかし、いい本を見付けました。
くるりのスタッフさんが出している「半幅帯の本」(大竹恵理子著・河出書房新社」
くるりさんが出しているきもの関係の本、「ファブリック帯」とか「ジーンズきもの」とか、写真もモデルもきれいだし、説明もとてて丁寧です。
今回練習したのは、粋系の半幅結び。
ここでは「笹結び」となっていいますが「サムライ結び」「浪人結び」ともいいます。
本では丁寧すぎて、頭の悪い紫苑には逆にややこしかったので、ほかの簡略本をも参考にしつつ。
ポイントは、帯の上の結び目に手先を通すところです。といってもわかる人にはわかる、わからない人にはわからないだろうな。
短い半幅のほうがやりやすいのも特徴です。
ネットでもやり方載っているから参考にしてね。
サムライ結びと吉也結び。
次は、粋文庫なるもの。
これは半幅をまた半分にして文庫に、普通の文庫より甘さ控えめです。
で、この本でもっとも役に立ったのが、後ろのおはしょりの整え方。
これも言われてみればカンタンで、左から右へ反時計周りに、手のひらで上前をならしていき余った布を右と左の横でタックをとって、そのなかに押し込む。
普通にきものを着るときにもやっているつもりだったけど、ほかの帯だとおはしょり隠れるから、結構いい加減にやっていたんだよね。
脇のおはしょりの中に余分な布を押し込むやり方を、お尻をならしながらやるわけですね。
それを少しきちんとやるだけで。
後ろがとてもきれいになりました。今度は背中にシワが
後ろ写真は欠点がよくわかる。
右(下)は粋文庫の応用で、手先と垂れをひっくり返したもの。少し甘さがでます。
きもの本って、初心者のときには何度見てもよくわからなかったけど、ある程度着れるようになってから、読むと頭に入るのね。
ワタシの頭が悪いせいかもしれませんが。
というわけで、今年の夏は、おはしょりの心配もなく(おはしょり心配なので二部式に)、粋系でいってみます。
「きもの・花椿さんの大人レイヤー結び」→ブログ村の花椿さんが教えてくれたカッコいい結びかたです。花椿さま、ありがとう。
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