ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

女は女装で遊ぶ。

2015-06-03 09:52:31 | アート・文化

 

 東京は久しぶりの雨です。

いきなり涼しくなり、

今度はそちらで体調崩さないようにしないとね。

顎関節症になって医科歯科大にいきました。

顎関節症を完治させるのって、保険きかないのね。

きく方はあまり効果ないんですって。

元気になるってお金かかる~~?

待ち時間に何冊か本を持っていきました。

大学病院だからね。

 

そのなかの一冊、「女装する女」

(湯山玲子著・新潮選書)

この本、前にも目を通したことがあるのですが、

当時の私はイマイチぴんとこず、

そのままになっていました。

で、今回、再読。

「女は女に生まれるのではない」

(ボーボワール・第二の性)の現代風俗版ですかね。

女が女でいられること」→映画

時代は変わった~~。

女は女装してはじめて女になる、のです。

 

女装するのは男性だけではないよ。

IKKOさんの猫尽くしきもの」

 

女は普段は女を意識することはなく、

遊びや男性の目を意識したとき

「女・スイッチ」を入れるという趣旨。

「和風の女」のところでは、

 「この10年和の復権がはなはだしい」として、

長いあいだ「和の文化から脱却しようとしてきた日本人」だが、

このところ見直されてきたというもの。

蒼井優さんのきもの。可愛い。(倫太郎より)

女優はまさに女を演じる。

「女優は家では男」という名言もあります。

 

私も若い頃には「きものは自分を拘束するものでしかなく」、

とにかく「ジーンズ」などに

象徴されるカジュアルに憧れてきた、

まさに高度成長期の日本人の典型。

私のジーンズきもの」

 

にもかかわらず、まさに「この10年」きものに目覚めたのは、

インターネットのお蔭、

という本のご指摘の通りです。

いま、きものを着るタイプには二通りあると、湯山女史。

1 ドレスアップの新発見方向、

晴れ着につながる正統派。→これがフォーマル派ですね。

2 よりディープで古着や手作りにも手を出す「オタク派」

→ファッション系ですね。

 

この「オタク派」というのに、

ちょっと抵抗がありますが、

きものブログでいえば、普段着きものでしょうか。

 

これから衰退していくのは必至のきもの文化を

なぜ身に着けるのか。

湯山氏の

「多くの年増、ブス、デブが和物センスで救われた」などと、

歯に衣きせぬモノイイには、本を捨てたくなりますが、

(たぶん最初に抵抗を感じたのはこういうところだと思う)

舞妓、芸者、女優、女のプロはみな女装する。

 

でも、「女を遊びたくなる」とき、にきものは最適。

渋谷のど真ん中で、若いイケメン・ギャルソンに、

「きもの素敵ですね」と60歳の「年増」が

言われるのは着物着てこそ。

ワタシのことです。

「救われた」と言われるほどではないけどね。

 

「手首や首筋、襟足などの女性パーツをきれいに

見せることにかけては最高の衣服」としています。

 今後、きものがファッションの主流に

なることはないと、ワタクシも思います。

だからこそ、「逆手」「逆張り」で、

きものファッションは値段の割(ワタシ)には効果が高い。

皆が着ているものより、

少数派こそがおしゃれ、

ファッションの神髄だもの。

 

この本、「スピリチャルな女」とか

「デイリーエクササイズな女」とか、

そういう系にハマる女たちを

「ちょっと上から目線」で分析していて、

腹立つ個所も多いけど、

たとえばきものにハマる自分を、

外の人はこういう風に見ているんだなとの外目線は、

知っておいてもいいのかもしれません。

 フリマ・プチプラ」

「千円きものコーディ」ほか

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