くるりさんのすっきりしたセンスが好きです。
「デニムきものの本」(河出書房新社)は眺めているだけで楽しい。
当然、デニムきもの欲しいなと、物欲がむらむらと湧いてくるわけですが、そこは人生残り少ない身、もうあまり買わないと決めています。
そこで、わが家のきものたちを見まわしたところ、デニムきものっぽいものがありました。
これは、もう手触りはデニム。それなのに茶屋辻といった古典模様という貴重な一枚。
これでいいんでないのと、早速着用。
くるりさんの特徴は、そこに明るい帯を持ってくることです。
普通のきものだと、派手過ぎるのに、デニムの風合いが程よく抑えてくれるんです。
これはジーンズと同じ。
フェミニンでもカジュアルでも受け入れる包容力があるよね、ジーンズ。
そこでワタシクも年齢的にはもう無理と思われる可愛い帯を敢えて着用。
いいのではないの。また箪笥の肥やしが生き返ったわ。
では遊びついでに、今度はおとなしく~~。
ヘア隠しに帽子、でも合うよね。
で、先の型染め風で帯の二倍活用を思い出して、帯を裏返し。
先のきものでも、こちらがよかったかも。すっきりします。
次は先の唐桟だけど、こちらも可愛い帯で(ほかの日よ)。
昭和な帯も生き返る?
要はしっかりした木綿は、
1どんどん着用洗濯すればするほど風合いがでる。
2 どんな帯でも受け入れてくれる。
とデニムきものと同じね。
デニムはね、地方から上京するまで持ってなかったのよ。学校が許可しなかったのか、着る場所がなかったのか~~。(いつの時代や、どんな環境や!?)
だからリーバイスなどのジーンズは私にとって「自由の象徴」(古いね)、人一倍憧れが強くて、入手したときには「寝押し」して(笑)、穿きたいくらいだったわ。
今の結城きものと同じですね、
だから結城よりデニムへの憧れのほうが強いのです。
デニムきもの、最初は「邪道」だと言われていたそうですが、今やすっかり定着。
これもジーンズがホテルなどでもドレスコードOKになったのと同じですね。
でも、デニムの収納、かさばるのよ(くるりさんのものは軽いみたいだけど)、ジーンズ、どんどん始末しているから、もう増やしたくないわあ。
と言いながら、今度二部式で作ってみようかしらん、という気持ちも。
で、くるりさんのもう一つの特徴はシンプルなヘア。
こちらもやってみました。
いつものヘアより、かえって難しかった。お団子の横から無駄毛が出るから、ちょっと乱れるとプラス10歳くらい老ける~~。
艶のある髪を持った人がやると、本当にすがすがしいです。
というわけで、気分転換に「くるり遊び」してみました。
くるりさんのきもの使わず遊んで、くるりさん、ごめんんさい。
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