簡単にできる手仕事はないかと思っていたところ、刺繍帯に汚れをみつけました。
そこで汚れを刺繍で隠すことにしました。
黒く囲んだところに汚れがあります。
染料を置く手もあるのですが、それだとちょっちょっとやってオシマイ。
きものお出かけに誘ってくれていた(過去形)方に、きものや帯についた汚れを染料でちょちょっと隠してしまう猛者がいらしたわ。
最初それを言われて、きものを見たときには、その思いきりのいい発想にびっくりしたものです。
今ならプチプラだったらできるなと、思うけど。
帯の横の縫い目を解いて、手が通るようにして、特に輪っかはつかいませせん。
これも拙いので、あっという間にできます。
「あら、糸くずがついていますよ」と言われかねないけど(汗)。
ほかのところにもないかなと探したりするほど面白い。
汚れを刺繍で隠すのは、前にもやったことがあります。
初期の頃に購入した蝶の帯。
刺繍してあるところ全部が汚れというわけではありませんが、やっているうちに刺繍がどんどん増えていきました。
桜の花びらは「菅縫い」といいますが、当時は何も知らず、隙間があいているから楽だろうと思って。でも先日の刺繍会で「菅縫い」というのは、布の一本一本の線にそって纏っていくので、織のように繊細な刺繍になるそうです、いやあ、恥ずかしい。
見本は、草乃しずかさんの「日本刺繍の美しい図案」(NHK出版)からです。
うう、素晴らしい。
バランスを取るために、前帯にもしました。
草乃さんのと同じ蝶とは思えませんね。
もう一つ、これもプチプラゲットしたものの、パソコンの色と違って濃いオレンジだったので、色を緩和しようと、こげ茶色を足すことにしました。
ウール糸で、布の模様に沿ってどんどん刺していきます。
最初は布の線がよく見えなかったのですが、コツを掴んでからは、もう一気。
ドラマなどを見ながら。
お太鼓の部分、どうしようかなと思案中。
調子に乗ってやり過ぎるとまたクドくなるから、いい加減のところでストップしないとね。
まっ、刺繍会の素晴らしい作品を拝見したあと、よくアップできると自分でも思いますが、
それはそれ。
上をみればキリがない、下を見ればあとはない~~。
どこかで聞いたことあるなあ。
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