南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

インドの野生の豚

2009-12-12 20:27:55 | インド
12月9日からインドに来ています。デリーの南西です。
インドは相変わらずのインドなのですが、取引先のオフィスの
となりの空き地に、豚がいました。野生なのでいのししにも
見えますが、牙もないので豚なのでしょう。誰かが飼っている
わけでもなく野良豚です。

インドは、牛が道路を堂々と歩いているという光景はおなじみ
なのですが、牛だけでなく、いろんな動物がいます。野生の猿
もよく見かけます。ジャイプールという町に昔行ったときは、
ラクダや、像や、クジャクなども見かけました。インドは動物
と人間が共存している国です。

以前、手塚治虫氏の『ブッダ』の漫画を読んだときに、ブッダ
がワニや野生の動物たちと心を通わせる場面が出てきました。
菜食主義者が多く、殺生を嫌うインドでは、生き物を大切に
する伝統があるのでしょう。中国や香港だったら、野生の豚
や牛はすぐに食材になってき消えてしまうのでしょう。

昨日、インドの会社で打ち合わせをしておりましたら、
ターバンをしたシーク教徒の社長が、会議室に入ってきたハエ
をハエたたきで殺そうとしておりました。私は『インド人は
『殺生』をしないのでは?と尋ねましたら、その社長は、
「そんなことはない、我々は鳥も殺すし、牛も殺す、インド
人どうしだって殺しあうこともある」と言っておりました。


こちらは泊まっているグルガオンの一角の光景です。外国企業
のハイテクなビルもいっぱい建っているのですが、こういう昔
ながらの景色もまだあちこちにあります。それに霧だか砂埃だ
かスモッグだかよくわからない霞。交通渋滞は日常茶飯事です。
インドはどこもエネルギーが充満しているという感じがします。