南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

映画『色・戒』の余韻はさらに続く

2007-10-03 00:25:01 | HONG KONG
昨日、香港で見たアン・リー監督の『色・戒』ですが、You Tubeを
検索していたら、ありました、この映画の予告編の動画。日本は公開
までまだ3ヶ月くらいあるのですが、これを見ると早く見たくなっ
ちゃうこと請け合いです。このブログでは動画を貼付けることができ
ないので、ウェブのアドレスを紹介します。こちらです。
http://www.youtube.com/watch?v=CizN-DvGhrc&mode=related&search=

これだけ見てもストーリーはよくわかりません。しかしどきどきして
きます。この二人はどうなってしまうのか、この6人の若者たちは
この崖っぷちでどうなってしまうのか。トニー・レオンの凄みのある
顔と、憂いを秘めたタン・ウェイの美しい姿。大きなダイヤモンド、
銃、ストッキング、化粧、そして絡み合う男と女。とにかく美しい
映像です。とにかく悲しげな音楽です。

この予告編を見ながら、謎解きをしていくのもまた楽しいのではない
でしょうか。一度映画を見てしまった私から見ると、この予告編の
それぞれのシーンでいろいろと解説をしたくなってしまうのですが、
それはネタバレで嫌われてしまいますね。

ちょっと、マイナーなポイントだけ一つ記しておきます。これは
今日仕入れたばかりの情報なのですが、映画の中でワンリーホンと
もう一人の学生が着ている『嶺南大学』の名前の入ったランニング
シャツ。ワンリーホンが青いので、もう一人は白いのを着ています。

このシーンでドッと笑いが。というのもこの大学は実在の大学。
中国の広州にできたミッション系の大学で、1904年に中国初の男女
共学になった大学で、1938年、日中戦争の関係で香港に移転になっ
たのだそうです。この映画に出てくる大学は、この嶺南大学。一応
史実には忠実なのですね。でもこの大学今でも香港にあるので、そこ
の大学生が見たら、思わず吹き出してしまうのもわかります。
詳しくはこちらのウェブをご参照ください。

住んでいるのはお金持ちのはずなのに、実は学生だったというのが
ばれてしまう決め手になるのがこのネーム入りのシャツ。
詳しくは映画で。

ちょっとあまりにマイナーな指摘で失礼しました。
ではまた。

2 コメント

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はじめまして (くりりん)
2007-10-08 21:00:44
同じく8月から香港在住のくりりんと申します。
TBありがとうございました。
いつもならコメントなしのTBはそのままなんですが
偶然同じ時期に滞在されていることと
「色・戒」をご覧になっていらっしゃることと
興味深い記事も沢山ありましたのでコメントさせていただきす。

正直、広東語はちんぷんかんぷんで、英語もつたなく
早い字幕にはついて行けず
この映画の内容のほとんどを理解できないままの
観賞になってしまいました。
無論そんなことは覚悟の上
せめて雰囲気だけでも・・・と見に行ったのですが
南の国の会社社長さんの記事や
他の方の観賞記を読み、ずいぶんと濃い霧が晴れた気がします。
幸い暇だし、映画館は近いので
少なくともあと1回は見に行くつもりです。
(三級指定なので、何回もはさすがに恥ずかしいのですが)

余談ですが南の国の会社社長さんはFortress Hillなんですか?
私は太古です。
何気に近いですね。

TBさせていただきました。
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くりりんさんコメント&TBありがとうございます (南の国の会社社長)
2007-10-09 01:18:17
くりりんさん、はじめまして。
私はFortress Hillです。太古は、ジャスコとかアピタとかあって
便利ですよね。時々行きます。そして何より映画館もあって
めちゃくちゃ便利。私も家を探すとき太古の物件をいくつか紹介
されたのですが、日本人がいっぱいいそうでちょっとなあと思い
少し離れたところにしました。でも、このへんも日本人多いです。
私も香港で映画館に行ったのは初めてでした。じつは前日、
コーズウェイベイの映画館に行こうと思ったのですが、混んで
いて、時間帯も悪かったので、太古の映画館にしました。
清潔で、サイズも手頃でよかったですね。
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