南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

エディソン・チャンとCLOTの紅白藍バッグ

2011-02-23 00:46:12 | HONG KONG

My Wifeを香港の空港に出迎えに行った
のですが、早めに着いたので空港の書店で
若者向けの週刊誌の『東TOUCH』
(2011年2月15日号)を買いました。
香港ではおなじみの赤白青のパターンの
デザインが目についたのと、表紙の人物が、
2008年の写真流出事件で世間を騒がせた
あのエディソン・チャンだったからです。

この赤白青の模様は、香港の地元では
「紅白藍」と言われるようなんですが、
元々は60年代に香港で作られたようなん
ですね。防水になっているので、臨時の
屋根や、工事現場などで使われていたの
ですが、この素材を使って、大きな荷物
バッグが作られました。

70年から80年台にかけて、香港経済が
発達してくると、そのバッグに大量の
物資を入れて、中国に里帰りするのが
多くなり、この赤白青のバッグはやがて
越境のアイコンになっていったのです。
今でもシンセンの国境あたりに行くと、
大きなバッグを持って越境している人が
目につきます。

シンセンにたまに買い物に行ったとき、
My Wifeがいろいろ買うのを見て、
「もっといっぱ買うんだったら、あの
赤白青のバッグを買ったらいいじゃん」
とアドバイス(?)してあげたのですが、
さすがにそれは抵抗感があるようでした。
この模様は、お洒落とは対極の貧しい
雰囲気が編み込まれてしまっているの
ですね。

そのチープな雰囲気の赤白青のバッグを、
この週刊誌の表紙のエディソン・チャン
が持っています。彼自身が週刊誌の表紙
に登場するのも相当インパクトがあるの
ですが(スキャンダル以外での表紙登場
は何年ぶりでしょう)、彼が持っている
赤白青のバッグも相当過激です。さらに
この表紙のグラフィックデザインも過激。

ちょっと調べてみたら、エディソン・
チャンは2007年からCLOTというライフ
スタイルブランドの会社を立ち上げて
いるんですね。香港のファッション
リーダーを目指していたのでしょう。

これまでこのブランドではいくつか
商品を出していたのですが、今回は、
Head Porterとのコラボのバッグ。
Head Porterとは、藤原ヒロシが手がけ
るプライベートブランドです。

雑誌の中では、いくつかの紅白藍の
バッグが紹介されています。





この中で、ノートブックパソコン用の
バッグが結構いけてるデザイン。



香港のコーズウェイベイのクリーブランド
ストリートにあるJUICEというお店に商品が
あるらしいということで、早速行ってみる
ことに。



お店の看板はこのロゴマークのみ。ちょっと
わかりにくいです。



このお店の中に、例のパソコンバッグがあり
ました。手に触ってみると、結構いい素材。
ビニールではありません。デザインが香港
ならではの感じで、ちょっとお洒落。買って
もいいかなと思って値段を見ると...
な、なんと、1,200香港ドル。一万数千円で
す。これはちょっと高い。

作りはしっかりしているのでよいのですが、
もっと安ければお土産に買ったのにと思った
のでした。きっとどっかで誰かが似たような
ものを商品化するんだろうと思います。この
デザイン、結構面白いと思いますので。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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