水曜日の夜から東京に来ています。祝日の11日の金曜日は朝から
雪が降り続いていました。外は寒いのに、デパートの中はやたら
暑い。暖房の温度設定が高すぎです。夏は地球温暖化防止の
ために冷房をセーブしているのに、冬の温暖化現象はどうした
ことでしょう。もうちょっと暖房温度を下げたほうがよいと思う
のは私だけでしょうか?
日本のデパ地下はバレンタインデー向けのチョコレート商戦が
まっさかりです。女性から男性に主にチョコレートを贈るという
のが日本のバレンタインデーの常識。日頃伝えられない想いを
チョコレートで伝えるという日になっていますが、義理チョコも
一般的になってしまって、日本の女性の皆様、御苦労様でござい
ます。
日本の男性はこの日は待つだけの受け身の存在なのですが、海外
では実はむしろ男性のほうが積極的に愛を表現しないといけない
日。香港やシンガポールでは、恋人たちが愛を再確認しあう日と
なっているんですね。男性から女性に花束が贈られたり、ロマン
チックなバレンタインディナーを二人だけで楽しむというのが
日本以外の常識。女性から男性にプレゼントが贈られたりもしま
すが、それは日本のようにチョコレートに限定はしません。
上の画像は、香港のコーズウェイベイのデパートのSOGOの
バレンタインデーギフト用のカタログ。日本はチョコレート業界
だけが忙しいのですが、香港などでは、デパート、花屋、レスト
ラン業界が稼ぎ時になります。
バレンタインデーは中国語では「情人節」と言います。昨年は
情人節が旧正月の春節ともろに重なっていたので、春節におされ
ていまいち盛り上がらなかった香港の情人節ですが、今年は
少しずれているので、ちょっと気合いが入っています。
このSOGOのカタログを見ると、500香港ドル以上買うと、こち
らの「愛・幸福心の鎖」という鍵がもらえたりするようです。
鍵で永遠の愛を示すというのは、パリのセーヌ河の芸術橋だとか、
江ノ島だとかでありますが、これをプロモーション・ギフトに
取り入れたというのがすごい。さすが香港です。
このカタログの中身は、こんな感じ。
バレンタインデー用に男性から女性に贈るための商品がいろいろ
出ています。男性向けのアイテムもありますが、どちらかというと
女性用のアイテムのが多い感じがします。
雑誌の記事なんかも、こんな感じ。
これは今週のEast Magazineの中の記事です。香港のバレンタイン
は、密かな想いを伝える日というよりも、すでに愛し合っている
男女がその愛を再確認しあう日というような雰囲気ですね。日本
のクリスマスイブの雰囲気にむしろ似ている感じがあります。
この日に愛の告白をするというのではすでに遅く、きちっとアポ
を入れて、レストランなども予約をいれておかないといけないの
であります。この日、香港では多くの若い女性が、男性から
もらった花束を抱えて歩いているのが目撃されることでしょう。
以前、出張中にシンガポールのホテルのコーヒーショップに
一人で食事に入ったら、たまたまその日がバレンタインデーで、
お客は若いカップルばかり、メニューはバレンタインデー用の
コース料理ばかり、お店のデコレーションは、ピンクのハート型
の風船という感じで、場違いな思いをしたことがありました。
男性二人、あるいは女性二人でこういう場所に行ってしまったり
するとちょっと変な目で見られる可能性もありえますので、
ご注意ください。
女性にどういうプレゼントを贈ったらよいのか、どんな花を買っ
たらよいのか、どこのレストランを予約したらよいのかなど、
男性にとっては結構プレッシャーの日となるでしょう。
御苦労さまです。
よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。
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