自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

危うく遭難しかかった

2023-04-17 | 登山ハイキング
いつ頃か忘れたが鉄五郎新道というのを知ってから、一度歩いてみたいと思っていた。
今日こそその日だと思って、寸庭峡へひとり戻った。
何でも鉄五郎新道は地図にないというが、ま、行ってみりぁ何とかなるだろうって。
1時半頃寸庭橋を渡って今度は朝とは反対に左へ。
分かれ道が二か所あって迷いながら進みつつ、畑仕事のおじさんに聞いてみた。
すると鉄五郎新道を知っていたので教えてもらった。
おじさん曰くイワウチワの群落があるが、もう3月でおわったな~と。残念!
お蔭で何とか登山口にたどり着いた。
 
今になって思い返せば地図に載っていないからとはいえ、地図持参なし。
熊よけの鈴は付けたが、下山時には熊の大きな黒いうんちを3回見た。
この道標を最後に山中には全く道標がなかった。
人っ子ひとりとして歩いていなかった。
不安がちょっとよぎったが、いつものケセラセラで突き進んでしまった。
お腹が満たされ知らない山へ登るという面白さもあったかも。
いくら登って行っても同じような杉林の景色が続いた。
右に沢の音が絶えずしていた以外は静けさそのもの。
時折新緑がある位で花もなく、飽きて来た。
でも急坂がドンドン続いていて引き返すに引き返せず。
どこまでもどこまでもザラザラとした急な坂があって、もう意地になって登って行ったような。
がしかし3時を回って、このまままだまだ登るんかい?と一抹の不安がよぎった。
スマホで位置情報を入れて目的地、御岳山や大塚山、大楢峠など入れてみた。
でもスマホにはわかりませんと言われてしまった。山の中じゃ……。
バッテリーの残量は12%、もしかすると遭難の連絡をする事も考えて。
そこでどうしようか?と初めて下山を考えた。
3時がタイムリミットと思い、来た急登を今度はひたすら下る事にした。
急坂なので滑りやすくて時々木につかまりながら、捻挫や骨折しないように下った。
途中までピンクのテープがあって助かったが、半分も下らないうちに無くなった。
踏み跡を探して、登ったり下ったり行ったり来たり右往左往。
どうにも道が見つからず、ヤブの中やスギやホウ葉のたまった斜面を下った。
唯一沢の音が聞こえていたのでその方向へ下った。
いつしか沢にぶつかってしまったが、沢に下りずに登り返した。
ワンゲル時代に沢へは下りるな、登り返せと教わったから。
横移動をしたり登り返したり、丸太を登ったりヤブをくぐったり、這いつくばったり……。
障害物競走に出ているようで、ズボンや手袋、靴までもがドロドロになった。
4時を過ぎても見通しは明るくならず……。
遭難したのかも、そうなんよ、なんてダジャレ行ってる場合じゃなくて。
そんな時上の方に見えた木の立て札、そういえばこんなのが道にあったな~って。
ズルズル滑りながらも登って行って、ヤッター、来た道にたどり着いた。
それからは気持ちに余裕が生まれてトレランで登山口まで。
午後一で渡った登山口の細い橋が見えた時は、思わずガッツポーズ。
 
里山に出て電車の時刻を見て、6時までには家に帰り着かねば……とひたすらロードを走った。
ここ数年ひとりハイクが多くて、青梅丘陵や野鳥の森で道迷いしている。
でもでも今日の道迷いが人生最大最悪だった。
夜お風呂に浸かりながら、生きているっという実感がヒシヒシと湧いて来た。
遭難しかかって、脳みそが5年位若返った気がしている。
 
 
 
 
 
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丹三郎

2023-04-17 | グルメ
今まで幾度となく古里駅から丹三郎尾根を登って御岳山へ行った。
いつも朝だからまさか丹三郎が営業しているわけがなく、スルーするのみ。
今日は相棒と寸庭峡を歩いて丹三郎でランチのつもりだった。
なのに相棒は遅れてランチにだけ来るというではないか。
古里駅から万世橋を通って蕎麦うどんの店丹三郎へ。
11時半から受け付けで予約か、あらかじめ予約かで。
相棒が11時半過ぎに先に行ってくれてたので、私が12時頃着いてうまく行った。
今までうん十年も何回も何回も店の前を通っていたのに……。
古民家のなかなかいい雰囲気の店で、今日ようやく実現したわけだ。
せいろセットと天せいろをオーダー。
私がオーダーしたせいろセットにはそばがきとせいろ、デザート付き。
デザートは蕎麦アイスか蕎麦ぜんざい、蕎麦もちからチョイスだった。
平日なのに待っている人もいたので、ゆっくりせずに店を出た。
相棒は帰るというが私はお腹が満たされたからもっと歩く事に。(万世橋から)

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寸庭峡

2023-04-17 | 登山ハイキング
餌をちらつかせてハイクへと相棒を久々に誘ってみた。
昨日は行くと言ってたのに今朝になって、岩とかあるコースだから止めるというではないか。
私だけで古里駅から寸庭峡を歩いて、最終目的地の丹三郎に12時の約束で。
寸庭峡は相棒や山の会やH夫妻等で数回歩いているコース。
古里駅からしばし青梅街道を歩いてウオーキングトレイルの道標から寸庭峡へ。
途中には道祖神があったり
野生の藤の花が咲いていたりの里山。
赤い橋が目立つ寸庭橋からの多摩川、水が少ない感じ。(下流)
(上流)
寸庭橋を渡ったら道標があって右へ。
多摩川に沿った急に細いゴツゴツした山道に。
途中清見滝を見たりしながら、ずっと登り坂を歩いて。

相棒と歩いた時はカモシカと会ったっけ。
小橋を渡ったりしながら大塚山、御岳山の道標に従って進んで行って。(寸庭橋)
人っ子ひとり歩いていない寂しい山道で、花もあまりなくて。
ワサビの花かな~白い花があった位。   

以前山の会で来た時に立ち寄った東屋、ここから鳩ノ巣駅へ下山したのだった。

今日はさらに先へと進んで、相棒とよく歩いた鳩ノ巣駅から御岳山へのコースへ。
ひとり気ままなハイク、鳩ノ巣ガーデンキャンプ場が左下に見えて来た。
一度越沢バットレスへ行って見たいと思いながら、歩いていた事を思い出した。
ひとりだし思い切って行っちゃおうかな~と決めて、ガンガン下って行った。
キャンプ場へ物資を運ぶのかレールがあったが、そのレールに沿って急坂を転げるように下った。
谷底まで落ちて行くのでは……という程で、唯一バットレスの矢印を頼りに。
ザラザラ崩れる細い道であってないような道。
すると下の谷底に家があったのでビックリ、敷地内立入禁止。
30分ちょっと下り続けたら、何と沢にぶち当たってしまった。
岩に赤いペンキで✖の印があり、渡渉して向こうに渡るというのは分かった。
でもこの先バットレスまでどのくらいかかるか?
相棒と丹三郎に12時の約束が気になるし……。
すでに古里駅9時から歩きだして10時半だし……。
引き返す事に決めて同じ道を戻った。
里山に戻ってきたら花を見る余裕が出て来た。
お腹もちょうどいい塩梅に空いて来たようだ。





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