EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

一年経ったら削除されるのかな?

2005-04-18 | goo BLOG
 最近のスタッフブログの、ブログの遅延問題に関するクレームを見ていると、「問題を解決できないのなら、新規受付を一時停止しろ」と言うものが目立ちます。
 寄せられるクレームの多くは、理不尽で身勝手な要求が多いものと感じる中、この新規受付停止の要求はごもっともな意見である、と、遅延問題に関して比較的寛容な僕も思っているのです。
 不安定なまま新規参入者を受け入れても、サービスを満足に享受できない既存ユーザーの反感を買うだけだし、新たに申し込んだ人の多くは、「使えないサービス」と認識して、そのブログを放置してしまうばかりか、他所のサービスでブログを開設して、そちらの状態が良かった時には、「gooブログはダメなサービスだった」という事を流布してしまうかもしれません。
 ユーザーのためだけでなく、自社のことを考えても、一時的にでも新規受付停止をした方が良いんじゃないの、と思うわけです。
 
 それとは別に、使われなくなったデータの削除ということについて。

 gooブログのサービス開設当初、その高い考察力で人気のあった、ブログに、
 gooBLOG体験日記:http://blog.goo.ne.jp/goo-blogger/
 (googleのキャッシュ)というものがありました。
 恐らくはどこか別のブログをメインに使っていたと思われる方(goo-blogger氏)が、gooブログ(当時はgooBLOG)使用感やgooブログ内の気になる情報を1ヶ月限定で更新していたのですが、サービス開始当初、まだ「ブログとは何ぞや?」という人も多かったので、お世話になったユーザーも多かったことと思います。昨年の4月9日を持って、「THE END」のエントリーとともに、きっぱり休止されたのですが、その当時は「退会」ボタンが無く、記事を消去できてもブログそのものを消せなかったので、「gooBLOG体験日記」は、全く更新されないまま、長いこと閲覧可能な状態にありました(途中、記事の更新はないものの、テンプレートが大幅に増えた時に、それまでの「ブルー」から「プレーンブルー」に模様替えをされていました)。
 gooブログの機能向上に伴い、「gooBLOG体験日記」の内容が必ずしも正しいものではなくなっていたものの、「gooブログの初期はこういうものだった」という資料的価値は十分にあったと思います。
 ところが、先ほどちょっと気になることがあって、gooBLOG体験日記のURLを調べて訪問してみたのですが、アドレスに飛んでもgooブログトップページに行ってしまいました。
 昨年末か今年の初めに見たときは、確かに存在していたのですが。
 ずっと放置されてきたものが、今になって「退会」したものとは思えなかったのですが、これはどういうことなのでしょう?
第16条(会員による本サービスの終了)

(略)

3.会員が本サービスの利用を終了した後(終了原因の如何を問いません)において、当社は、当社の設備に保管される保存中の会員情報、記事、コメントもしくは利用データを抹消することができるものとします。

gooブログ利用規約 - goo ブログ

 この規約からすると、放置されたブログは、gooブログサイドで勝手に消去する可能性があることを伺えます。
 放置されたまま1年が過ぎたブログはサーバーから削除されるということなのでしょうか?
 とりあえず、このことを確認するには、どこの誰とも分からず、「THE END」の記事にて当ブログを「面白かったブログ」の一つとして挙げてくれたgoo-blogger氏が、この記事を読んで証言してくれれば分かるのですが、多分そんなことはないでしょう。
 gooブログ初期の人気ブログで、もうじき放置後1年が経つブログに、宇宙刑事ギャバソ日記@gooがあるのですが、このブログが4月28日以降に消えるようなことがあれば、gooブログは放置後1年で削除されるらしい、ということになりますね。

引越しするぞ、ゴルァ! ……とかいう人

2005-04-18 | goo BLOG
 gooブログはクソ、ユーザーに対する誠意も見られないから、他所のサービスに引っ越す!
 
 ……と、自分がどんなブログを書いているかも明かさないで、スタッフブログに書き込んでいる人も大勢いるようですが、その手の書き込みをしていることから考えると、そんなことを書き込む人のブログが「面白そう」とも思えず、いくつかが無くなったからといっても、集客能力に変化があるとは思えないし、いわゆる「重杉」状態は、どのブログサービスに行っても、不定期につきまとう問題だから、あまり賢い判断とは思えないのですが。
 だいたい、スタッフブログへのクレーマーは、他人の価値観に対して排他的に過ぎるように思えます。2ちゃんねるにおいてもそうなのですが、ある特定人物・団体が絡んだ事柄・Aについて、その批判が盛り上がった時に、Aを擁護する書き込みが行われると、決まって現れるのが「自演乙」なのであります。gooブログスタッフブログにおいては「スタッフが紛れ込んでいる」という類の書き込みですね。
 自分と異なる考えの持ち主を、全て自分と敵対する本人として決め付けてしまうのは、思考があまりに短絡的に過ぎませんか。
 このへん、以前書いた以下の引用文にも通じるのですが。
 ところがどういうわけか、「自分の思っていること」=「みんなが思っていること」と勘違いする人が多いようでして。「みんなが思っていること」=「正しいこと」と勝手に解釈しがちです。

むだづかいにっき♂:話がかみ合わない

 サービスの向上において、不満点を書き連ねることは大切です。そのことを伝えるための表現手段に留意する必要はあると思いますが、文句を言うことによって、自分の理想にいくらかでも近づく可能性もあるでしょう。
 しかしそれが受け入れられなかったからといって、そのことが他のユーザーにとっても不満なのか、というと実はそんなことはないものです。遅延問題に限った話ではないのですが、自分の理想とする機能が実現されないのは、それが「不要な機能」だからであって、それをサービス提供サイドに強要するのはおかしな話で、悪いのはむしろ、サービスを受ける時によく調べなかった自分の責任でしょう。
 そのことを差し引いても、サービスに対する不満は残るのでしょうが、それがあまりに耐えがたいことであれば、「引越しするぞ」の言葉通り、早急に快適な環境を求めてブログの引越しをすることをオススメします。苦痛を感じてまでそのサービスに居座る必要は全くありません。

 しかし、実はブログの引越しって、そんなに良いことばかりではないのです。
 以下「ブログの引越し」について考えた事など。
 
アーカイブをどうするか?
 「このサービス使えねぇ」と思うと、転々と引越しを繰り返す人がいます。多くの人は、その度に過去ログを短時間でコピペして移動しているようですが、公共性が高いとはいえない「個人の日記」の過去ログを一生懸命読む人など、ほとんど存在しません。(再考・過去記事は読まれない参照)
 いっぺんに移動することによって、充実したコンテンツに見せかけることはできても、労力のわりに「他人にとってはどうでもいい」ことなのです。
 MT形式のサービスなどには、エクスポートとインポートを簡単にできる機能を持ったところもあるようですが、そうした機能のないサービスにおいては、骨折り損のくたびれもうけです。
 しかも、記事のログを移動した所で、コメントやトラックバックを同期させることはできないのだから(コメントのコピーはできても、トラックバックを送ってくれた人の記事の中の、受信者側へのリンクまで書き換えることはできない)、ますます無意味な行為といえるでしょう。
 もし、愛着がある記事で、どうしても新たなブログにおいても過去ログとして見せたいのであれば、内容の関連する記事を書いて、「以前のログではこんなことを書いていました」というような、「過去ログを読ませる工夫」をすることをお勧めします。これは引越しに限らず、アーカイブが増えてきたブログにおいても「過去記事を埋もれさせない」ために有効だと思います。
 
常連とのつながり
 サービスの垣根と無関係に読者を獲得している人なら、それほど問題はないのですが、良くも悪くもブログのコミュニティ=村社会の形成には、そのブログサービスが持つ「ポータル的な側面」が強く影響している場合が多いです。同じサービスの属しているから訪問しあっている、という人は少なくないでしょう。
 利用しているサービスを移ったために、もらえるコメントが少なくなると、新たな読者を獲得するのは結構面倒なものです。
 特に知識を得たり、考えるために読むわけではない、日記系ブログの場合、僕はgooブログ以外のもので日参するものは、ほとんど無いです。
 
結局つきまとう不満
 現状だけを見ると、アクセス過多によるエラーが多いgooブログは、一見「特別ダメなサービス」と思われているかもしれませんが、長い目で見ると(gooブログが優れている、とは言いませんが)、サーバーの負荷過剰などによる「重杉」に関しては、どこも似たり寄ったり。
 livedoorが良いだの、Exciteがいいだの、Yahooがいいだの、というのは、長期的に見ればあまり意味が無いです。。FC2ブログは、(見ることが少ないせいもあるかもしれないけれど)比較的安定していると思うけれど、新しいサービスということもあって、今後どうなるかわからないし、結局は自分にあった機能があるかどうか、の方を重要視した方が良いと思うのです。「重くて更新できない」と言って現状では軽いサービスに引越しをしても、たぶんそんなに遠くない将来、同じような状態になったりするものです。
 
 ちなみに僕がブログサービスに求める点は、「テキストの容量制限なし」「記述方式がHTML(はてなのようなWiki方式はダメ)」「CSSのカスタマイズ可能」の3点です。
 gooブログの気に入っている点は、上記3点を満たしていることの他に、「トラックバックPING URLがトリプルクリックで選択可能」「カスタマイズが簡単」ことと、「アクセス解析においてIPが知られない」「javascriptが使えない」ことです。欠点と思われることの多い「IP見れない」&「javascript不可」ですが、閲覧者の立場になったときには、むしろ優れた点ではないかと思います。

 こんなことを書いていると、僕にはgooブログに対する不満がないかのようですが、実は「物足りないなぁ」と思うものも結構ありまして、例えば……
 長くなるし、これまで書いてきたことと多分に重複するので、やめておこう。