新たなテーマが出てくるたびに、つい確認しちゃうのが、gooブログのトラックバック練習板なのですが、やっぱり寄せられているトラックバックに、あんまり魅力ある記事がないんですねぇ。
例えば、今現在最新の
トラックバック練習板:芸能人でいうと誰に似てますか?(4月8日)を見てください。
練習板を訪問する、どれくらいの人が、寄せられたトラックバック記事から面白い所を探そうとしているのかは知りませんが、ぱっと見た時に、訪問してみたいという意欲に駆られるものが、いくつありますか?
「練習板」とは言え、「送る方法」について練習しているのは意味が無く、「読まれるため」「読みにいくため」の練習をしてこそ、「練習板」の意味があると思うのです。
しかし「トラックバックの練習」というのは、文字通りの「送り方」のみを練習する物ではない、と僕は考えます。どんな内容で書いてトラックバックを送れば良いか、というのもトラックバックの練習ですよね。それをユーザーみんなに強要するわけではないのですが、練習板のお題をいくつか見ても、毎回似たような人が、いつまでも進歩のない記事でトラックバックをしているのが、ちょっと気になるのです。
読まれることのないトラックバックを送っていても、「トラックバックの送り方の練習」にはなる物の、トラックバックの面白さを学ぶことは出来ません。
むだづかいにっき♂:スタッフブログとトラックバック
今回は、上記引用文の記事の末尾に「あとで追記する予定」と書いていたのを見つけたので、その続きの意味も含めて書くことにします。実は
小林Scrap Book:小学生の指導法に見る、ブログのタイトル改善法を読んで、思い出したのですけど。
トラックバック練習板:芸能人でいうと誰に似てますか?(4月8日)のトラックバック、500近く並んだトラックバックで、最初に目に入るのは、おそらくはその記事の題名でしょう。
ところが、大部分のトラックバックの題名は、次の3つのパターンに集約されるような気がします。
- 目的型
- お題オウム返し型
- 回答表示型
1は、一番良くない題名の典型で、「トラックバックの練習です」「テストです」など、送る相手がトラックバック練習板でなければ、もっとも嫌がられるタイプ。記事の内容が良くても、読まれる可能性は最も低いでしょう。トラックバック一覧には、その記事の概要も表示されているのですが、僕としてはその概要すら読む気にはならないです。
トラックバックを送ることそのものが目的になっている人は、送りやすいネタを見つけては、質の低い記事を量産したり、記事を書いてから検索をかけて、似た話題を扱う物に対して、満足に読みもしないでトラックバックを送る傾向がありますが、それによって自分のブログの価値を下げていることに気付くべきです。
2は、1よりはマシなものの、個性に欠ける点でマイナスです。
具体的な例としては、「芸能人でいうと誰に似てますか?」という、文字通りオウム返しが多いのですが、ちょっとだけ改変した「芸能人で似ている人」「私が似ている芸能人」「似ている芸能人かぁ~」と言ったものも、同じパターンですね。トラックバック企画参加の記事でなければ、普段からの読者には、記事の内容を簡潔に説明する題名として良いと思うのですが、トラックバックセンターのような物に参加する場合は、みんなと同じような題名になりやすく、集まったトラックバックの数が多いほど、目立たなくなってしまいます。
概要で表示される部分(記事の書き出し)を工夫することで、読まれやすい物にはなるかもしれません。
3は、結果のみを知りたがるアンケート記事へのトラックバックなら、集計をする上では親切な書き方とは思うのですが、その題名では、記事が「読み物」として面白いものとは思えないですし、そういう回答の仕方を、アンケート記事を書いた人が求めたのなら、その人のブログ主としての資質を疑わざるを得ません。結局は自分の所へ多くのトラックバックを集め、それをまとめて記事にすることでネタにする、という自分本位なものだからです。ま、そんなものに参加する人の資質も低いってことなのでしょうけど。
とは言っても、じゃあ実際にどんな題名なら良いんだよ、という話になると思うのですが、これがなかなか難しい話でして……
小林Scrap Bookでは、以下のような事を書いているわけですが。
このような題名の付けかたを実践するための簡単な方法は、本文を先に書いて、その要約として題名をつけることだ。
小林Scrap Book:小学生の指導法に見る、ブログのタイトル改善法
一理あるとは思うものの、練習板に寄せられるトラックバックの多くは、内容が簡潔に過ぎて、記事本文が既に要約になっているケースが多いからなぁ。無駄に長文な僕が言うことでもないですが。
トラックバック練習板では、主催者が寄せられたトラックバックを読むとは考えられません。
読んでいたとしても、そのことを送信者が実感することは、まず無いでしょう。
だとすれば、練習板を利用するメリットは、記事のネタ集めか、自分と同じ利用者からのフィードバックです。練習板に参加する人の多くは、あそこからの訪問者を、いくらかは期待するものではないでしょうか。
だとすればなおのこと、「読ませるための工夫」は大事じゃないかと思います。
僕は練習板を利用していないのですが、もし練習板のトラックバック一覧からの訪問者を期待するのであれば、まずはあの一覧を眺めて、読みたいと思うものを探し、どんな題名・概要であれば自分は読みに行くのか、を考えてみるのも良いと思います。
もし、自分はフィードバックを期待しながら、あの一覧から「他人の書いた記事」を読みに行くことはしていないのなら、他の利用者も恐らくは同じようにしていると思ったほうが良いでしょう。
その場合、練習板の役割は「ネタ提供」と「トラックバックを送る行為の満足感を得る」ということだけになり、練習板では「トラックバックの練習」にはなっていないことになります。
もっとも、gooブログのトラックバック練習板、開催方法がオーソドックスすぎて面白みに欠けていると思います。交流先が見つけられない人に、トラックバックを送りやすい環境を整えている役割があるとは思うものの、そのトラックバックを読みたいと思うような記事が集まりにくいです。
その点
ブログ人のトラ場は、リンク先をご覧いただければ分かると思うのですけど、ちょっとした工夫がされていて、興味深いです。
同じ事をやっても芸がないと思うのですが、なにかこう、斬新なアイディアを盛り込むことはできないものですかねぇ。
いや、僕にそのアイディアがあるわけではないのですが。
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