EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

あなたのブログに必要なのは[B!]ではなく[↑B]

2006-02-01 | WEBにまつわる話
 題名には画像が使えないからなぁ…
 本当はこんな風に表示したかったのです。
 
 あなたのブログに必要なのはではなく
 
 はてなブックマークがかなりメジャーになってきて、はてブユーザーの中には、自分のブログにはてブと関連を持たせようとする人が増えてきました。
 HTMLをカスタマイズできるブログサービスを利用している人が、エントリの中にをつけている事が、決して珍しくないようになりました。
 そういう人たちの中で、ちょっと気になるのが、はつけているのに、をつけてない人なのです。
 以前はあまり気にならなかったけど、最近多いような気がします。
 
 はてなブックマークを使っていない人には何のことか分からないでしょうが、は「このエントリをはてなブックマークに追加」で、は「このエントリを含むはてなブックマーク」なんですね。
 ご覧のように、僕は二つともつけているのですが、正直なところ「このエントリをはてなブックマークに追加」に意味があるのか、自分でも疑問なのです。
 というのも、このアイコンをクリックして、その意味を見出せるのは、はてなブックマークユーザーだけです。はてなのアカウントを取得していない人にとって、このアイコンは何の意味もありません。
 それどころかこのアイコンがあることによって「クリックしてね」のような、評価クレクレ君と思われる危険性すらあります。
 つか、どうなの?
 気になったエントリを、せっせこはてなブックマークに登録するような人って、はてなツールバーとかはてなブックマークレットを使っているんじゃないの?
 自分のエントリ内に「このエントリをはてブに追加」なんてのをつけなくとも、ブラウザのツールバーやリンクバーからブクマしているんじゃないかしら?
 
 その一方「このエントリを含むはてなブックマーク」は、自分にとって便利なだけでなく、閲覧者に明示されない、その記事に対するはてなブックマークでのコメントを読ませる事が出来るメリットがあります。
 
 もっとも、はてブのヘヴィユーザーは、モヒカンな人が多い事から、どちらかと言うとネガティブなコメントがつけられることも多く、そこへのリンクを自ら用意するのは、コレ諸刃の剣。
 はてなブックマークへの入り口を用意する際は、十分に注意されたし。

Yahoo! ブログへ、サービス名の変更をご提案

2006-01-18 | WEBにまつわる話
 以前からYahoo! ブログにはいろいろな問題点があり、遅かれ早かれ絶対にブロガー間での揉め事の種になるとは思っていたけど…… 以前 Yahoo! ブログについて書いた記事:
Yahooブログの転載機能の問題
転載機能がイクナイ(・A・)

今回参照すべき記事:
What's new: Yahooブロガー様へ
むぎむぎ - Yahoo! BLOGS の転載機能
楽しむYahoo!ブログの作り方♪:転載機能の危険性について
 簡単に説明すると、Yahoo! ブログの「転載機能が良くない」とする人達と、「せっかくある機能だから有意義に使おう」とする人達との文化衝突です。
 で、冒頭に上げた「関連記事」の流れからすると意外に思われるかもしれませんが、実は僕は、ある条件さえ守られれば、Yahoo! ブログのような転載文化が、ウェブの世界に少しくらいあっても良いんじゃない? と思う人です。
 「ある条件」というのは、これ。
  • 転載が行えるのは Yahoo! ブログ内のオリジナル文章のみ
  • 引用を含んだ文章の転載は行えない
  • 外部サーバーのイメージ等を含んだ文章は転載できない
  • 転載機能を使った場合、必ず相手に「転載されたこと」が通知される
  • 転載の転載の場合、オリジナルの出典が表示され、かつ、オリジナル執筆者に通知される
  • こうした「転載文化」が、Yahoo! ブログ独自の物である事を認識する
 こういう条件が、サービスの方で機能に盛り込まれるか、ユーザーの中で常識化されれば、面白いWEBサービスではないかと思いますね。

 ただし、現状では、諸手を上げて喜べないのが正直な所。
 ちょっと信じがたい事なのですが、この転載機能、Yahoo! ブログではデフォルトでオンになっており、このことを知らないブロガーが、無断で転載されたことに腹を立て、揉め事になる例が少なくないようなんですね。
 僕も無断で転載された人の立場になれば、たぶん怒り出しちゃうと思うのですが、実はこうした他人の書いた面白いものをパクって別の人に紹介して広めようというのが、Yahoo! ブログの考えたコミュニケーションなのですよ。
 Yahoo! ブログの使い方をよく読んで、その仕組みを考えると「パクって転載して繋がる喜び」を楽しんだ方が得策なんじゃないかと思いました。
 そのやり方に納得できない人は、転載機能をオフにするか、Yahoo! ブログを出て行けば良いのではないかと。
 だって、転載機能を始めとするYahoo! ブログの機能って、案外便利なんですよ。
  • 面白い物を書く能力が無くとも、他人のものを丸写しするだけでサイトが構築できる
  • 転載の転載を繰り返せば、オリジナル作者にバレることなく、猿真似でサイトを構築できる
  • もしバレても「サービスがそれを認めているんだ! 文句あるか?」と逆ギレできる
  • 面白い物を書く能力が無くとも、ひたすら「足跡」をつけていくだけで、アクセスが増える
 うわぁ、なんてスバラ式世界ッ!!
 俺もYahoo! ブログに移動しようかなぁ?
スバラ式世界 スバラ式世界
原田 宗典

元祖 スバラ式世界 大サービス 東京困惑日記 はたらく青年 本家 スバラ式世界

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 正直なところ、僕はYahoo! ブログを「ブログサービス」だとは思っていません。
 「継続して更新され続けるWebページ」というgooブログでの「ブログの定義」からすると、Yahoo! ブログも「ブログ」ではあるのですが、僕の考える「ブログ」とは、ちょっと世界が違う感じがします。
 幸か不幸か、今現在、僕の巡回先には Yahoo! ブログは一つも入っていません。
 たまにブログ検索でかかった時や、はてブを含む巡回先にリンクがあった時くらいしか、触れる事はないのですが、どうもPCビギナーの中には、ブラウザを立ち上げるとYahoo! JAPANが自動的に表示されると信じている人も多いくらいに、インターネット=Yahoo! だと思っている人も少なくありません。
 恐らくポータルサービスでのアカウント取得ユーザー数ナンバーワンサービス、それがYahoo! だと思うし、ブログのことを何も知らなくても「とりあえず流行っているし、今もっているアカウントで始められるから」という理由でYahoo! ブロガーとなる人も多いでしょう。
 それが悪い事だとは思わないのですが、Yahoo! ブログユーザーは、Yahoo! ブログの常識が、他のブログには必ずしも受け入れられない物であることを認識した方が良いと思います。
 Yahoo! ブログで「ブログとはこういう物」と思ったりすると、他所のサービスユーザーと接触を持った時に、エライ目に合うかもしれません。
 そうならないためにも、Yahoo! ブログには、是非ともサービスの名称を変更していただきたいッ!
 Yahoo! ブログは、「ブログ」とついてはいるけれども、似て非なるもの。
 SNSでもないし、従来の日記サービスとも全く異なる、「Yahoo! ブログ」という名の全く新しいWEBサービスじゃないかと思います。
 しかし「ブログ」の名前がついているために、ユーザーにヘンな勘違いをする人が増えて、トラブルが発生しやすい原因になっているかと思われます。
 改称しましょう、そうしましょう!!
 
 今、テキトーに考えたYahoo! ブログの改称プランです。
  • Yahoo! ハナモゲラ
  • Yahoo! スビババンバ!
  • Yahoo! うすらのばぼーん!
 いかがでしょうか、Yahoo! ブログスタッフの皆さんッ!!
 これで外部ブログサービスユーザーとの文化衝突も、いくらか解消できそうです。
 合言葉は、
 「うちはブログじゃないですからッ!」

NGワード:相手が嫌がることをしてはいけません

2006-01-16 | WEBにまつわる話
 無断リンク問題でよく見かけます。
 自分自身が無断リンク禁止派だったり、あるいは、自分は無断リンク容認だけど「無断リンクを嫌がる人の所に、わざわざリンクするのは、どうなのよ?」という人が持ち出すものです。
 「相手は勝手にリンクされることを嫌がってんだぞ、オマエだって自分の嫌な事をされるのは不快だろう」

 えーと、これは無断でリンクされることに対して、それを拒否する正当な理由にはなり得ません。
 何故なら「相手が嫌がることをしてはいけない」のなら、無断リンク禁止は「リンクする自由を奪われることを嫌がる」ことを全く考えていないから。

 「自分がされて嫌な事はしたくないから、私は無断リンクしない」くらいに留めて置きましょう。


 ……と、こういうことを書くと、予想されるツッコミ。
 「検索トラックバックヤメロ、というのは、検索トラックバックを送る自由を阻害している! いやならお前が検索トラックバックを送らなければ済む問題だろ」



 これについては、改めて記事にする事にします。


 NG word NG word

感想系ブロガーはコレを使え!

2006-01-15 | WEBにまつわる話
以下の記事からの流れです
関連記事:
感想系ブロガーは、トラックバックセンターを使え  
続・感想系ブロガーは、トラックバックセンターを使え  
感想系ブロガーは「はてな」を使え!  
 要約すると、こんな感じ。
 アニメや映画の感想をブログのメインにする人達(=感想系ブロガー)の一部には、同じ作品や作者の事を扱ったブログエントリを検索で探し出し、リンク無しトラックバックを送りあう事が慣習化していて、言及リンク文化圏ブロガーと文化衝突を起こす。
 これを避けるために、同じ話題のブログエントリを集める事を目的とした「トラックバックセンター」を利用したり、いちいちトラックバック先を探す手間がなく、同じキーワードを使っている日記を繋げる機能を持ったはてなダイアリーを利用してはどうか?

 ところが、トラックバックセンターも、はてなダイアリーもいくつかの問題がありまして(お寄せいただいたトラックバックのほか、上記「関連記事」の横につけたはてなブックマークテクノラティへのリンクをご覧下さい)、感想系ブロガーの、アクセスアップに対する欲求を満たす事は難しいようです。
 そこまで確認するくらいなら、最初からリンクくらい入れておくほうが楽です。
 
  それでも相手のトラックバック観を確認するのも面倒、言及リンクするのも面倒、こういうズボラな人にむけてトラックバックセンターとはてなダイアリーを勧めたのですが、さらにいくつかあったので、紹介します。

blogmap
 いしなおさんが提供する1470.net のサービスの一つ、blogmap。
 RSS配信サイトを巡回し、そこで取り上げられた書籍や音楽CDなどをランキング集計しているのですが、このランキング入りしている作品のリストにつけられた虫眼鏡アイコンや「more..」のアイコンをクリックすると、その作品を扱ったサイトのリストと共に、Trackback Ping URLが表示されています。ここにTB送信することが出来ます。
 ここで作成できるAmazonアソシエイトのID入りリンク(個別ページの「HTMLテンプレート」から作成可能)は、blogmapの個別ページへのリンクがあるので、関連している他のブロガーへの誘導ができるのも良いと思います。

ブクログ -WEB本棚サービス-
 イエイリカズマさんが提供するサービスで、ここで「書籍検索」をかけて、目的の作品を見つけ出すと、そこにTrackback Ping URLが表示されています。
 TB送信するとサイドバーの「トラックバック」に表示されます。
 あらかじめユーザー登録をしておけば、AmazonアソシエイトのIDが入ったリンクも作成できるのが便利。

テクノラティ
 ブログ検索サービスのテクノラティにユーザー登録して、更新Pingを送っておくと、Amazonへのリンクを入れて感想を書いた記事が、「今ブログで話題の○○」のページに表示される……のかなぁ?


 これらの方法では、特定人物や「その話題について書かれたブログを読みたい」という人以外のアクセスを誘導する事が出来ません。
 よって、アクセス誘導目的の検索トラックバックの代替手段とはなりえませんが、スパム呼ばわりされる事もありません。
 上で挙げた3つは、それぞれのサービスへのリンクはしなくとも良いのですが、どうせなら自分の記事内で「ここを見れば、同じ作品について書かれた感想がたくさん読めるよ」みたいなことを書いてリンクを入れれば、自分の感想文に興味を持った閲覧者にとっても便利ですし、リンクのないトラックバックを送りあった為に質の低いトラックバックを削除しにくくなってしまう、ということにもならないのが良い所です。


 [ブログツール] [Trackback]

はてブは「トラバ殺し」かもしれないが、「言及生かし」だ

2006-01-06 | WEBにまつわる話
 umetenさんのエントリの、たぶん本旨とは無関係な部分を切り取って引用します。
 umetenさんのエントリへの言及というより、その部分を読んで考えたということで、ご了承ください。

こころ世代のテンノーゲーム - はてブって明らかにトラバ殺しだよね

はてなが増えすぎたユーザーをはてブに誘導させるようになって数ヶ月経った時点で、
明らかにトラバは減った。
やっぱユーザー間で並列的にコメントできるってところと、最近では50文字が100文字になったってトコで、さらにまたトラバは減った。
 はてなブックマーク(=はてブ)が流行った為に、トラックバックやコメントが減ったと感じる人は、少なくないと思います。僕もその一人です。
 はてブの中でコメントをすることにより、満足感を得てしまい、気に入ったエントリでも、その人のブログのコメント欄に書くよりも気楽な部分があるので、わざわざコメント欄を使わなくても良い、と思ってしまうのかもしれません。
 この事から、自分のブログへの、トラックバックやコメントの数を集めたい人にとって、はてブは大きな障害となる物と思われます。
 はてブを嫌う人にとっては、面白くない要因の一つかもしれません。

 しかし僕はこう考えます。
 はてブの流行によって、もらえるコメント/トラックバックの数は減った(気がする)けど、言及される機会は増えた。
 もともとトラックバックに対する敷居は高かったのです。アクセスアップの為だけに、闇雲に検索をかけて、使っている語句が一致したという理由のみでトラックバックを送信する人が存在する一方で、相手に読まれて不都合な事を書いているわけでもないのに、言及していてもトラックバックを使わない人は、結構いるものです。単純に「使い方がわからない」という人もいれば、宣伝厨と思われるのがイヤで使わない人、特に相手との交流を求めているわけではない事から使わない人もいるでしょう。
 こうした人は、はてブの流行以前から存在していたはずで、言及があるけれどトラックバックが無い事を、全てはてブの責任に押し付ける物でもないでしょう。
 それどころか、その言及は、もしかしたらはてブでブクマされていたからこそ、行われた物かもしれません。
 無論「あらゆる言及をされたくない人」にとっては、ありがた迷惑な話かもしれませんが、ネット上で公開している物が、技術的制限をナシに言及を禁ずる事はできないのですし(マナーに訴える人もいますが、価値観の問題であり、各々自分が信じるマナーが異なることから、無意味です)、「独り言だから」を理由に言及されない事の免罪符にするのは、あまりにナンセンスでしょう。それに「はてブのせいでトラックバックが減った」事を快く思わない人が、言及される事自体を厭うのは矛盾しているので、ここでは「あらゆる言及をされたくない人」は考えない事にします。
 
 トラックバックが減ったのが、はてブのせいだったとしても、それは「言及されている事が分かりにくくなった」というだけです。「このURLを含むはてなブックマーク」をブラウザのお気に入りに入れておけば解決する問題。トラックバックのように自分のブログ内で「言及されているよ」事を誇示したければ、僕がそうしているように の画像(と、個別記事を含むはてなブックマークへのリンク)を貼ればいいのです。言及している人がはてなダイアリーユーザーであれば、自分のエントリにリンクしている人が分かるのも、便利な所です。
 自分の書いたエントリが面白くて(必ずしも笑えるという意味ではなく、共感を与えたり、あるいは嫌悪感を持たれることも、「興味を持たれた」という意味で「面白い」とします)ブクマされ、それが複数のはてブユーザーの目にとまればホットエントリとなり、全く知らない誰かにも「読まれる機会」を増やす事になります。このブログのアクセス解析のリンク元は上位20件しか表示されないのですが、そのうちの4分の1くらいは、はてブ関係で埋まる事も珍しくありません。
 そのホットエントリを見た人が、先述した「もともとトラックバックを送りたがらない人」だったとしたら、言及数は増えてもトラックバックは増えない事になります。
 
 要するに、はてブは、これまで普通にコメント/トラックバックをしてきた人が、はてブ内に引き篭もったことによって、その人から貰えるコメント/トラックバックは減ったけれど、彼等がはてブにブクマすることで、トータルでなされる言及は増やしていると言えるでしょう。
 これまで全く知らなかったブログが、はてブでブクマされている事をきっかけに巡回先となったケースもあります。コメント欄も、トラックバック一覧も閑散としたものだったブログが、はてブで注目を浴びた事により、コメントもトラックバックも増えてきた例も多いことでしょう。
 もともと人気ブログだった所のエントリが、特別面白い記事でなくともブクマされる傾向もあるのですが、僕はむしろ全く無名であったブログが、その内容に応じて、脚光を浴びるチャンスをもたらしている事、それがはてなブックマークの良い所だと思います。

『はてなブックマークがどっかおかしい件』がどっかおかしい件とその他

2005-12-29 | WEBにまつわる話
 caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件
 

caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件

ネガティブなコメントをされたくないというのではなくむしろ意見や批判は望むところです。
ただ自分の窺い知れないところでそんなコメントが公開されるのは勘弁願いたいのです。
 ……と仰るlomoさんが、このエントリの中で、このブログの名前を出して、トラックバックを送らず、またこちらでコメントを残したり、メールを送って来なかったのは何故なのでしょうか?

caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件

わざわざブクマして公の目に触れるコメント欄に人を馬鹿にしたようなそんなコメント残す意味がわからない。
 これ、全く根拠に乏しい印象論でしょう。
 公の目に触れるはてブのコメント欄と、公の目に触れる個人のブログのエントリ/コメント欄でネガティブな意見を書くことに、どういう違いがありますか?
 lomoさんのブログには、エントリ毎に「このエントリを含むはてなブックマーク」へのリンクがあり、恐らくはご自身で「はてブでどのように言及されたか」を確認しているものだと思います。
 その時点で自分の窺い知れないところでは無いはずです。
 lomoさんのブログには、アクセス解析も付属しているようですし、リファラが残っているのであれば、「知らないところ」ではないですよね。

caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件

はてブに対して疑問に思うのはその独特なタグです。
[豆腐五丁]とか[ヽ(`Д´)ノ]とか[|ω・)]…なんか頭悪いっぽいです。
 [豆腐五丁]というタグは、僕自身は使用しておりませんが、はてブに[豆腐五丁]という奇天烈な単語を持ち込んだのは、この僕です。その単語に「頭悪いっぽい」というネガティブな感想を付記して、僕に知らせないのは、はてブでネガティブコメントが出されることと、あまり変わらないような気がします。
 
 ……と、このくらいでは引用元のコメント欄でotsuneさんが仰っている、

caramel*vanilla: はてなブックマークがどっかおかしい件:コメント欄

blogで「自分が思った事」をコメントで書く事と、ソーシャルブックマークで「自分が思った事」をコメントで書く事の違いは無いと思います。
と全く差異がないですね。
 僕はotsuneさんのエントリ、import otsune from Hatena - 「はてなブックマークのコメント欄が酷いのは許せない」と批判する人がいるのは日本教という宗教に反しているからだ。と解釈できそうに、ほぼ同意なのですが、ここで、敢えて「ブログのコメント欄」と「はてブのコメント」の違いについて考えてみました。
ブログのコメント欄 はてブのコメント
  • コメントされた事を、簡単に知る事が出来る
  • ブログ主がコメントを削除できる
  • 利用しているサービスによっては、書き込み制限を行える
  • ネガティブコメントばかりを書き込むと、荒し扱いされる可能性がある
  • コメントがされた事に気付かない事もある
  • ブログ主がコメントを削除できない
  • ブログ主の意図によって書き込みを制限されない
  • コメント主の意図とは無関係に「突撃厨」が発生することもある
 まだだま挙げる事は出来ると思いますが、基本的には「ネガティブなコメントに対して、ブログ主が取れる対応」に違いがあるだけじゃないかしら。
 ブログのコメント欄の場合、匿名コメンテーターがネガティブコメントをした場合でも相手を特定することが出来ないですが、はてブの場合だと、嫌がらせ目的でアカウントを取得したのでもなければ、黒木ルールの匿名では無いことになり、自ずと「コメントに対する責任感」が生じてくるものだと思います。
 僕ははてブで書いたコメントを読まれて「こいつはどんなヤツだ?」と思われた時のために、このブログへのリンクを用意しています(家の形のアイコン)。
 それは「匿名」による批判の禁止ルールについてDon’t lose your temper - 酷評するヤツに守ってもらいたいルールで書かれた「批判をする際には、自分がどのような趣向を持った人間かを明らかにする」という意見に賛同し、それをはてブ上で具現化するには、自分がメインで使っているブログへのリンクが一番てっとり早いと思ったからです。
 はてブユーザーの中には、この家アイコンのリンクのない人もいますが、その場合でも、コトバノツドイ - はてなダイアリーに飛ぶブックマークレットで配布されているブックマークレットで、そのはてブユーザーが利用しているはてなダイアリーへジャンプすることが出来ます。
 全てのはてブユーザーが、必ずしもはてなダイアリーを利用しているわけではないのですが、僕としては、特にネガティブコメントを書くこことが多いはてブユーザーは、自分のブログの所在を明らかにして欲しい、と思います。


「ひっそりとブログをしたい」のなら、他者のブログへリンクするのは危険です

2005-12-25 | WEBにまつわる話
 アクセス制限もかけずに、自分は他者のブログへリンクして言及を行いながら、言及先からの反応に戸惑うのは極めて珍妙なことです。

俺様至上主義:とりあえず先日の続きの話なんですが

いやね、俺は平穏に自分の周りだけの人に対してブログ書いておきたいんですよ
引用する権利どうのこうのは知ってるが。そんなもんこの際どうでもいい
ただ、URL貼っただけで食いついてこられても困るってのは俺個人の考えだから
そんなもんに自由だ。

 引用元のブログ主・kawa氏は、あるブログの記事への言及を行った結果、その相手からさらに話題を掘り下げてトラックバックを受けました。
 kawa氏が書いた記事は、相手へのリンクがあるものの、特にトラックバックはしていなかった模様。
 トラックバックを送信するかしないかは、その記事を書いた人の自由だと思うけど、誰にでも見られる場所に、他人の記事に関する話題を書いておいて、当人から反応があったことに困惑するというのが、どうも理解しがたいなぁ。
 「平穏に自分の周りだけの人に対してブログ書いておきたい」から放っておいてくれ、というのも、自分とは無関係な人物のブログを取り上げたことに対して、ずいぶんと無責任な言い訳だと思う。
 kawa氏が最初に書いた「ある人物への言及エントリ」は、特に相手を馬鹿にするでもなく、普通の感想文的なものではあったものの、「平穏に自分の周りだけの人に対してブログ書いておきたい」から「スルーしろ」が通用してしまえば、見ず知らずの特定人物への罵詈雑言を書き連ねて、相手から文句を言われても「俺はひっそりとブログやっているんだから、いちいち文句言うなよ。わざわざリファラ辿って、あんた、キモイよ」も通さなければならないでしょう。
 
 「自分の周りの人だけ」に向けて何か文章を書いていたいのなら、無関係な第三者のサイトへリンクをするのは、極めて危険な行為です。
 URL貼っただけで食いついてこられても困るという言い分はあまりにナンセンスだなぁ。
 その前に「記事を書いただけで食いついているkawa氏」がいるんだし。
 
 もうね、「知らない他人」にコメントされたり、トラックバックされるのが嫌なら、会員制のサイトにしちゃいましょうよ。アクセス制限かけましょうよ。
 「自分はネット上の気になる物について触れるけれど、自分の書いたものに触れるのはヤメテ」なんてのは、あまりにご都合主義ですよ。
 それでも俺はそういうのをやりたい、というのなら、言及相手には辿れない場所からやりゃあ良いのです。ハッキリ言って物凄くカッコワルイことですけど、少なくとも身内以外から「自分の事について触れられる」ことは無くなりますよ。

俺様至上主義:とりあえず先日の続きの話なんですが

よって問題を面倒にしたくないので、コメントとTBは削除しておきますので
 自分のブログにあるコメントは消せるけれど、トラックバックを送ってきた相手の記事は、特に法的問題がない場合削除できませんので、念のため。

ターミネーター 3 プレミアム・エディション ターミネーター 3 プレミアム・エディション
アーノルド・シュワルツェネッガー ジョナサン・モストウ

ターミネーター2 特別編 ターミネーター2 ターミネーター ターミネーター2 劇場公開版〈DTS〉[『T3』劇場公開記念バージョン] ターミネーター

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追記:関連記事です
「平穏にブログやりたい」とかいう人は他人の記事にリンクしたり言及したりすんな!-日々是自己主張
 僕のこの記事と、どちらが先に書かれたのかは不明ですが、同じような感想として。

Lounge Programmers Killer - 開いたブログで他人に言及することが、そんなに許されないことなのか?
 僕はトラックバックせずに言及するのが許せないのではなくて、言及しておいて言及され返されたら「平穏にやりたいから構わないで」があまりにご都合主義だと言っておるのですが。だいたい多少ネガティブな意見を、他人が「攻撃」と受け取るのが理解不能です。
無題ドキュメント - 白ヤギさんたら読まずに食べちゃったの  まとめている人がいた!

新聞社サイトのURL表記

2005-12-19 | WEBにまつわる話

ARTIFACT ―人工事実― | 新聞社サイトの記事でせめてURLは半角にして欲しい


 新聞社サイトに表記されているURLが、どういうわけか全角文字で、しかもリンクもされていない、という話なのですが、コレ、新聞社サイトそのものが「リンクの際には許可が必要です」というリンクポリシーだからではないでしょうか?
 
 主な新聞社サイトのリンク規定を調べてみました。
 引用するに十分なことを書くつもりはないので、その内容については、各自ご確認ください。

 全て「リンクの際はトップページへ」という指定があります。個別のページへのリンクには許可が必要だそうです。しかし、特に想定外のリンク元からの、アクセス弾きなどの手段はとってはいないようです。
 新聞社サイトの多くには、広告以外の外部リンクが、ほとんどありません。グループ企業のサイトへのリンクとか、業務提携していると思われる他社サイトへのリンクはありますが、基本的には紙でできる事をそのままネット上でやっているような感じです。
 自社のサイトが「勝手にリンクするな」というポリシーだから、自分からも外部へのリンクは行わない、という考え方だと思います。
 ネットの利便性を殺してしまっているんですね。
 半角で書けばいいものを、全角文字を使用するという件ですが、ツールによる安易なジャンプを妨げようという魂胆ですかね?
 テキストエディタにコピペして、「全角→半角」への変換機能を利用し、クリッカブルURLをオンにしておけば良いのですが、ココまで手の込んだ事を閲覧者に強いるのは、よくわからんなぁ。
 そもそも無断リンク禁止の人が、「リンクはされなくてもURLを記載される事」をどう思っているのかも、興味深い疑問です。

 余談ですが、毎日新聞社には、そうした「リンクポリシー」が見受けられませんでした。いいぞ、毎日!

コメントの受付拒否とか、削除とか

2005-12-16 | WEBにまつわる話
 一つのテーマに沿って書かれたエントリ(コンテンツ)に対し、個別のコメント欄(BBS)が付属しているのは、ブログの特徴の一つだと思うし、コメント欄を利用して意見交換や雑談を行う事を「ブログのキモ」とするのも理解できるのですが、だからと言って、コメント受付拒否設定や削除する事が「言論封鎖・弾圧」ではないですよ、というハナシ。

でも、私には今がある: コメント抹殺は言論弾圧ではない

ネット右翼の中に、炎上したコメント欄を閉じたり、コメントを削除したりするブログ主に対して「言論弾圧だ」「ファシズムだ」と批判する人を時々見掛けます。
一方、私の意見は次の通り。
  • 個人ブログではブログ主が神、と考えるのが最も無難
  • コメント欄閉鎖やコメント削除は言論弾圧でもファシズムでもなく、ブログ主の当然の権利
たまに、コメントを削除されたことに更に文句をつけるコメンターを見かけますが、非常に見苦しく感じます。むしろ、煽りや荒らしコメントでブログ主を煩わせ、結果的に新規エントリ執筆を妨げているコメンターの方が「言論弾圧」に近いと私には感じられます。
 常々書いていることですが、僕は「何か意見を論じれば、その事に対しの異論・反論はあって当然だと思うし、「自分は誰かを批判するけど、自分を批判しないで」というご都合主義はまかり通らないと考えています。
 たとえ「自分は誰かを批判しているつもりはない」のだとしても、その意見に納得できない人が、何らかの形で異論を唱える事を妨げる事は出来ないのです。
 ……と、こんなふうに書くと、引用した記事に対する異論と思われるかもしれませんが、僕は概ね D Slenderさん(でも、私には今があるの筆者)の主張に同意しています。(ブログ主が神、という件は納得しかねますが)

 特に政治的批判(特に嫌韓・親韓ネタ)とか、宗教批判を扱ったブログに多いのですが、いわゆる「炎上」させる事を目的に、ハナから歩みよりを考えていない意見(とは思えないコメント)が大量になされる事があります。
 明らかな誤報に対する抗議であれば、その訂正を求めるコメントは構わないと思いますが、この手の思想って、他人から意見されたところで簡単に変わるものではないし、相手の主張が気に入らないからといって罵声を浴びせるのもオトナゲないなぁ、と思うわけでして(というか、必要以上に罵声を浴びせている人を見ると、この人頭悪いんじゃないか、と)。
 そうしたコメントに嫌気をさして、コメント欄を閉じてしまうブログ主に対して、「言論封鎖だ」「なされて当然の批判は受け入れるべきだ」と主張する人もいるようですが、コメント欄を閉じたからといって、それが何故「言論封鎖」になるのかが、大きな疑問。
 単に対応が面倒だからでしょ。有意義な批判であれば、相応の対応をする事が望ましいと思うものの、炎上目的のコメントなんて、半ば嫌がらせみたいな物なんだから、相手にしてられないのですよ。
 だいたい、コメント欄を閉じたからと言ったって、批判の窓口を閉めているわけではないのです。
 批判したい人は、自分でブログを立ち上げ、そこに記事を書いてトラックバックを送れば良いハナシ。匿名(例によって黒木ルールによる物)コメントで批判するよりも、悪戯に暴力的にならない分、有意義な意見交換になりやすいはずです。

 じゃあ、そのトラックバックをもウザイと感じ、受付拒否した場合はどうか、というと、これも別に相手を罵る必要はないんじゃないかなぁ。
 トラックバックの受付拒否をしたところで、相手の記事の言及をしちゃいけない、ということはないのだし、相手の書いたエントリに問題を感じるのならば、勝手にリンクして批判すればいいのです。それで相手に文句を言われようが、法的に問題がなければ、無視して構わない。
 個人的には「批判されるのが嫌だから、トラックバック受付拒否」して、何かを批判する記事を書くのは、耳を塞いで他人を罵っているように見えるので、好ましくはないと思いますが、受付拒否をしている事で、自分の関する言及が把握いにくいだけの事なので、「言論封鎖」というわけではないだろうと。一つの記事から関連しているブログを探しにくくなるので、ブログの面白さを半減させてしまいますが、自分が面白いと思う事を相手が妨げているという理由で罵るのは、随分と自分勝手な人ではないでしょうか。

でも、私には今がある: コメント抹殺は言論弾圧ではない

「主張を発信するならば反論を聞き入れるべきだ」という意見があります。部分的に同意できます。傾聴に値する反論ならば、聞き入れる方が望ましいのは当然。しかし、ブログ主が傾聴に値しないと判断した反論を無視 or 抹殺するのはおかしくないと思います。 プロの物書きならまだしも、他に正業を持つアマチュアブロガーに“あらゆる反論の受容”は重荷かと。
 粘着君のガイドライン でも書いたのですが、反論に値しない意見に、ブログ主が返事を書かない事で、回答に窮したと勘違いし「勝利宣言」をする人がいます。「勝った」事によって優越感に浸るのは勝手ですが、コメント欄には現れない「沈黙のオーディエンス」は、必ずしも勝利宣言をした側に高い評価を与えるものではないものです。
 コメンテーターの意見も、それに対するブログ主の回答も、お互いの求めている質問・回答が微妙に論点がずれている場合、それは決して意図的に行われているわけではなくとも、終わりのない泥仕合になりがちな物。
 決して分かり合えない互いの主張を続けることが、無意味だと判断した場合、ブログ主の方で一方的にコメント打ち切りにするのは、むしろ勇断だと思います。

RSSリーダーは部分表示? 全文表示?

2005-12-12 | WEBにまつわる話
 RSSリーダー、とても便利です。更新した事が分かるだけでなく、その概要も読めるので、自分にとって必要な情報が得やすく、普段から巡回しているブログに更新があっても、自分にとって読む必要がないと思われる記事をフィルタリングする事が出来ます。
 そのぶん、多くの人に興味をもって貰うには、記事の題名や、RSSで生成される概要文には気を遣う必要があるので、せっかく面白いエントリを書いても、スルーされてしまう危険性はあります。

 ところで、このRSS、gooブログではエントリの冒頭部分か、自分で「概要文」として記述した1000文字までの物が表示されるのですが、他所のサービスでは全文表示される所も、決して少なくないようです。 この「RSSの部分表示か全文表示か」という事について、otsuneさんが面白い事を書いていました。

import otsune from Hatena
「RSSに要約や全文を入れるとアクセスしてくれなくなるから嫌だ」という感覚はアクセス増には逆効果

HTMLで文章を提供してWebブラウザで数クリックで読んでもらうことと、RSSに全文が入っていてRSSリーダーで0クリックで読んでもらう事に何の違いがあるんだ? お客の印象や記憶に残ると言う意味では同じではないか。(RSSリーダーのほうが余分なコストがないだけ、よりめんどくさがりなお客に読んでもらえる可能性がある)
 otsuneさんは、利便性を読者の図るなら「RSSは全文表示」と主張されています。それはごもっともだと思う反面、RSS全文表示には、結構たくさんのデメリットがあるんじゃないかなぁ?
 以下、テキトーに思いついた「RSSで全文読まれてしまうことのデメリット」を挙げておきます。
  • サービスにとって、望ましくない
    • 特に無料で提供されるサービスにおいて、半強制的に表示される広告バナーが、RSSリーダーでは表示されない。
    • RSSリーダーでは、今読まれているブログが「どこのサービスの物か」という意識が働きにくい。
    • もしアクセスログからマーケティングデータをリサーチしているとしたら、その効果が薄くなる。
  • 内容に対する誤解が広まらないか
    • プレーンテキスト主体のエントリなら、さほど大きな問題はないが、RSSリーダーで読まれることによって、強調色などの効果が消され、書き手の意図した通りに読まれないかもしれない。
    • 同様に、絵文字などが読まれないので、何が書いてあるか分からなくなる例も。
    • 装飾効果で「読者への印象を高める」ことが出来なくなる
    • 生成するRSSの種類にもよるけれど、引用部分が分かりにくくなるケースもあり、正しく読まれないかも。
    • コメントやトラックバックが読まれなくなる可能性が高いので、そのエントリから話題がどのように広まったかが、認識されにくくなる。
    • FC2ブログなど、自鯖以外からの画像参照を禁じているサービスでは、画像が表示されない
 ぱっと思いついただけでもこれだけありました。
 他にもアクセスを把握しにくいので、「読まれている」という実感が湧きにくく、モチベーションの低下が考えられますね。
 それと、RSSリーダー、多くの初心者にとっては、まだ敷居が高いものじゃないでしょうか。
 無料サービスが広告で運営費を補填していると思われる事からも、今後もRSSで全文表示が一般的になる可能性は、低いと思っております。

「こうさぎ」ファイナル!

2005-12-09 | WEBにまつわる話
 人気ブログパーツ・BlogPetこうさぎに関するエントリです。
 たぶんコレがウチで扱う最後のこうさぎ関連話題。気が向いたら「帰ってきたBlogPet・こうさぎ」とか「さらばBlogPet・こうさぎ」「こうさぎよ、永遠に」とかなんとかテキトーこいて、また書き始めるかもしれませんが。
 なお、このエントリにおいては、「BlogPet」と表記する際は「BlogPet」の事を指し、「ペット系パーツ」と表記する際は、BlogPetを含めた、似たような多機能飼育系ブログ向けアクセサリの事を指す事にします。  上に表記した関連記事をお読みいただければ分かるように、僕はBlogPet系のブログアクセサリーに対して、否定的立場でした。その理由は、簡潔に書くと次の通り。
  • 特にコミュニケーションツールとして機能しているとは思えない
  • フラッシュの表示の為、サイトが重くなる
  • 種類の限られたペット類では、個性が感じられない
 過去の記事でもっと詳細に書いていますが、代表的なものを上げると、そんなところ。
 で、僕は最後に書いたエントリの後、あまりに全否定的に書いた事をちょっと反省し、良い部分を見出せない物かと思って、実際にこうさぎを導入してみることにしました。そしてはてなダイアリーの方に取り付けてから、はや数ヶ月。
 僕としては、はてなに取り付けたこのこうさぎ(正確には子猫)「むう」、鬱陶しいとまではいかないけれど、別に無くてもいいな、というのが正直な所ですが、それが結論では、これまでのエントリと大差ないので、もうちょっと細かく考えました。

思っていたよりも重くはなかった
 取り付けてみて分かったのですが、BlogPetの有無によって、表示される速度は、苦痛を感じるほどは遅くはなかったです。たまに「重いなぁ」と思う事はあっても、そうした時は、BlogPetをつけていない他のはてなダイアリーを表示しようとしても、妙に重かったりしたので、BlogPetを一つつけたくらいでは、ブロードバンド環境で感じる表示速度には大した影響はない、という事でしょうか。
 もっとも地域的理由などから、全ての人が高速ブロードバンド回線を導入できていない事を考えると、BlogPetのせいでイラついている人も存在するのかもしれません。
 BlogPetを好む人の中には、似たようなパーツを複数設置する人もいるようで、3~4つつけている人も決して珍しくはないようです。全てをチェックしたわけではないのですが、機能にさほど大きな違いがあるわけでもないのに、いくつものペット系パーツを設置する事が、僕には疑問を感じます。ペット系パーツを通じて交流するブロガーを求めているのなら、それも正しくない使い方ではないと思いますが、自分のブログを賑やかに着飾るため、あるいはあくまで主体はテキストとしてブログを続けるのであれば、類似したペット系パーツの設置は、閲覧者の立場では、歓迎する物ではありません。
 もっとも、過剰に設置している事で、僕にとっては「ひと目で見る必要のないブログ」という事が分かるので、全く役に立たないわけではありません。

意外としっかりした解析
 僕は詳細なアクセス解析は要らないと思っているのですが(リファラが分かれば良い程度)、BlogPetの解析は、思っていたより充実していました。
 分かるのは、リファラ、リモートホスト、ページ毎アクセス数などで、IPアドレスの取得はないようです。(訂正・IPアドレスは取得されています)
 無料サービスのブログで使えるアクセス解析としては、必要にして十分な機能と言えるでしょう。
 これまでのネット歴の中で、数度IPアドレスの取得を原因とした、くだらないトラブル(アナタ、いつも見ているくせに、どうしてコメントしないのよッ! キーッ!! とか、ネットストーカー、キモッ! という類の物)を見てきているので、むしろ邪魔な解析結果と思っております。
 ただし、gooブログでは現状、scriptタグの使用制限から、導入する事は出来ません。
 BlogPetのほうで、IPアドレスの取得が今後も行われないのなら、はてなダイアリーのようにモジュールでの対応という形で設置可能になる選択肢があっても良いと思います。
 もちろん、アクセス解析を目的にアドバンス(有料版)を導入した人の顰蹙を買わないため、アドバンスユーザー限定である事が前提です。

充実したコミュニティ
 いつの間にかBlogPetにも広告がつくようになり、サービスのサイトコンテンツも充実していました。
 ブログポータルとしての機能をもったようです。
 僕は主にRSSリーダーによるブログの巡回をしているので、ブログポータルはgooブログ以外、ほとんど見ることはないのですが、BlogPetのそれは、他のサービスの物よりも見やすく、利用する人の多くがBlogPetユーザーであると予測される事から、使い方によっては優れたブログポータルになるのではないか、と感じました。
 中身の精査まではしていませんが、簡潔にグループ分けされたそれは、過剰に細かく分類されている他のブログポータルよりも、自分にあったブログを見つけやすそうです。

でもやっぱりいらない「こうさぎ」
 使ってみた結果、それまで抱いていた嫌悪感はかなり薄れました。
 先述の通り、ペット系パーツをいくつもつけたブログは好きではありませんが、適度に設置されたブログパーツであれば、それも個性の一つかな、と思います。
 ただ、実際にBlogPetを設置した僕が、自分のBlogPetをクリックしたことは、ほとんどありません。
 最初は面白がって何度もクリックしましたが、すぐに飽きてしまったのです。僕のペット「むう」には、この「むだづかいにっき♂」が生成するRSSフィードを取り込ませて言葉を覚えさせているのですが、なるほど、よく「ブログ?」「コメントー」などとおしゃべりをする、ブログ語りのペットに成長しました。
 しかし、プログラムで生成される言語は、どんなに頭が良くなろうが、僕にとっては「どうでもいいもの」でして、BlogPetをクリックして遊ぶ事に喜びを見出せなかったのです。リファラ以外のアクセス解析にも興味はなく、デフォルトではてなダイアリーについているもので十分でした。
 この事に気付いた後、すぐに取り外す事も考えましたが、某所で僕のBlogPetで遊んで面白がっている人の存在を知り、「あぁ、そういう人もいるのだなぁ」と、しばらくBlogPetをそのままにする事に。
 僕は自分が好きなブロガーであっても、その人が設置するBlogPetをクリックする事はないのですが、自分の好きなブロガーのBlogPetに興味を持つ人がいる事を、初めて知った次第。
 僕にとって、ペット系パーツ以外の物も含むブログパーツは、「そのブログの管理者が楽しむ為の物」と認識していたものですから、この事実はかなり衝撃的なことでした。
 
 しかし、やはりブログのサイドバーは「管理人にとって便利な物」であると考えるので、自分にとって興味のないBlogPetは、そのうち取り外す事にします。

こんなふうにはならないかなぁ
 はてなでのBlogPetは、機能制限バージョンなのか、BlogPetで説明されている機能の全てが生かされてないような気がします。単に僕の設定ミスかもしれませんが、BlogPetが記事を投稿することはないし、「あしあと」を残している様子もありません(僕がログインしていないだけかも)。記事を書かないのだから、他のユーザーのペットからのトラックバックを受信する事もありません。
 僕としては、これらの機能は鬱陶しいだけで必要ないものなのですが、自分のペットが取得しているRSSフィードにある単語・文章を解析して、BlogPetがその「似た話題を扱う傾向が高いブログ」を割り出して教えてくれたら、便利だと思いました。
 検索トラックバック的なペット同士のトラバ送信は、ブログ初心者に決して正しいとは思えないトラックバックを学習させる危険性があるし、言及トラックバックよりも明らかにBlogPetトラックバックが多くなってしまったブログのトラックバック欄は読む気が失せてしまうので、結果的にトラックバックそのものの価値を下げてしまうからです。

粘着君のガイドライン作成中!

2005-12-07 | WEBにまつわる話
 メインブログで、放置気味のサブブログ更新のお知らせです。
 粘着君のガイドライン作成中です。
 
 きっかけはAkkyさん[ネタ]うざい粘着コメンテーター20の特徴
 このエントリが非常に面白かったのですが、残念だったのは、最後の3つ。ネタバラシになって申し訳ないのですが、ここに「うざい」という言葉がたくさん使われているところ。記事の表題が[ネタ]となっているので、オチとしては面白いものの、そこに至るまでの経過が優れた考察であることを考えると、「うざい」で〆る事によって粘着コメンテーターがやってしまいがちな、思考停止とあまり変わらないのではないかと感じたところです。
 そこでAkkyさんのエントリを再構成し、大幅に加筆してみました。
 いずれこちらに転載しようと思って、思いついたままに箇条書きしたのですが、迂闊にもはてな記法を使ってしまったので、そのままあちらで編集を続けます。
 こんなのどう? というような「粘着君の特徴」などありましたら、ここのコメント欄でも利用してお知らせいただけると幸いです。粘着君のガイドラインの方に反映したいと思います。
 なお、粘着君のガイドラインは、公開はされているものの、編集途中の記事です。予告無く改変・削除する項目もありますので、ご容赦下さい。引用を制限するものではありませんが、引用していただいた後で、引用元の文章に変更を加える場合があることをご了承下さい。

情報収集のための11の質問とその回答

2005-12-02 | WEBにまつわる話
 穏やかな日々 - 情報収集のための11の質問に答えるの記事があちこちでされていて、他人のソレを読むのが面白かったので、自分も書いてみました。
 らぶさんがお書きになったもの(ここ)で、11番目の回答が僕になっていたこともあるので、早速回答です。
RSSリーダーを使っていますか?(y/n)
 y
 メインで使っているのは、FEEDBRINGERはてなRSS
 登録してある内容はだいたい同じですが、メンテナンス対策として二つ使用しています。
 登録しているサイトは、厳密に数えた事はないけど、200前後。
 この他にブログ検索の結果のRSSを50くらい。
アンテナを使っていますか?(y/n)
 n
 はてなアンテナを利用していたけれど、現在稼動していません。
 巡回先はRSS生成サイトで十分だからです。
 自分で非RSSサイトをチェックしなくても、自分の巡回先にリンクしてある物を読めば満足できます。
 
ソーシャルブックマーク(SBM)を使っていますか?(y/n)
 y
 メインではてなブックマーク、他MM/Memo Kaiba.JPなど。
 はてなブックマークは、ブログ・ネット・ツール関連を中心にクリップ。
 MM/Memoは、Amazonで見つけた気になる物専用。
 Kaiba.JPは、ネタ・自分にとっての便利サイト用です。
その他情報収集に使っているツールはなんですか?
 goo検索、google検索。
他人にこれはお勧め!と思う方法は?
 面白いブログ、自分の興味にあったブログを見つけるのなら、ブログ検索結果のRSSをリーダーに登録しておくに限ります。
逆にこれはお勧めできないな、と思う方法は?
 常に決まったサイトからの収集。情報が偏るから。
情報収集で良く参照するサイトは?
 駄文にゅうす
 Yahoo! JAPAN:My Yahoo! の新着ピックアップ。
 OnlineSoft VersionUp.info
 タブブラウザ推奨委員会
 Amazon
自分のブログで良く言及・リンクするサイトは?
 最近は決まったサイトに言及する事はありませんが、言及したくなる記事を多く書かれるサイトとして、絵文録ことのはARTIFACT ―人工事実―を挙げておきます。
 最近は、言及したいと思わせる記事を書かれる方が多くて、とりあえずはてなブックマークでブクマしておきますが、どれから手をつけようかと悩んでいるうちに、書こうとしていたことの大部分が、巡回先にて記事にされているので、ブクマで終わりがちですね。
逆にここは参照してはいけない、と思うサイトは?
 ランキングサイトへの誘導が過剰なサイト、トラフィックエクスチェンジの利用を勧めるサイト、自身が持つ別サイトへの誘導がしつこいサイト。
WEB以外で良く情報源にするものは?
 新書本とPC雑誌。
最後にあなたが情報収集方法を知りたい人は?
デンマンさん。あえてリンクしませんし、どこの誰なのかは、知っている人だけが分かれば良いや。