EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

そのトラックバックはどうだろう?

2004-12-30 | Trackback
 久しぶりに面白い「トラックバックについての記事」を読んだ。
 徒然キャッチー:「正しい」トラックバックとは? …絶対的な「正しさ」など無い!(nmpfさん)
 題名がイイ。
 仰る通り「正しいトラックバック」なんて存在しないと思う。
 意見主張型のブログと、映画・本の感想系ブログ、日記が中心の馴れ合い系ブログでは、トラックバックの使い方が異なっていますよね。
 しかしそれでもある種のルールというか、「こんなトラックバックは嫌われる」というのは存在します。
さて、かいつまんで言うと、トラックバックは「相手ブログへリンクを知らせるため」に行うらしいが、僕の個人的な意見としては「そんなの無駄でバカバカしい」と思う。
二度手間なことをやってると思う。
リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。

 この引用文で述べている「かいつまんで」言われた所は、ブログとは?:トラックバックとは?という記事です。実は僕もブログとは?:トラックバックとは?の説明は、誰もが不快に思わないトラックバックの使い方ではあると思うけれども、
「自分がリンクしていないのに、先方にだけリンクさせる」というのは、マナー違反として嫌わます。こうした行為は「トラックバック・スパム」と呼ばれて、最近非難されますので、気をつけて下さいね。(^^)

 この説明はちょっと違うんじゃないかと、という点まではnmpfさんに同意なんです。
 ブログとは?の吉本さんは トラックバックとは、「あなたのブログを、私のページで紹介しました(リンクしました)よ」の自動通知機能と仰ってますが、トラックバックの際にリンクするのは、スパムと受け取られない為のことであって、必ずしもリンクを貼る必要はないでしょう。僕は自分が「リンクは必要」と感じればリンクするし、読者の立場に立ったときに、必要性を感じなければ貼らないこともあります(大体貼っているけど)
 実際、映画などの感想を述べるブログは、どこにもリンクを貼らずとも、同じ映画のことを取り上げたブログへトラックバックを送りまくっているし、特にトラブルが頻出したという話も聞いたことがないです。
 そういう意味では、
たとえばあるブログ作者が、自分のブログの記事と同じテーマの記事を別のブログで見つけたら、そこにトラバを送る。(出来れば相手からもトラバを返してもらう)
そうすれば、あるブログのある記事を読んだ訪問者が、その記事の内容に関連する
別のブログの記事をどんどんサーフィンしていけるようになる。

は、特に新しいトラックバックの考え方でもなく、感想系ブログではかなり前から行われていたことなんですが、このやり方が「普通のトラックバック」となることを訴えようとしているのであれば、僕は反対します。
 なぜなら、言及はしていないが、関連した別の記事なんてものは、わざわざトラックバックを送ってもらうまでもなく、ブログの検索で簡単に知りえることだから。「関連した記事」というのがどの程度「関連している」事を指しているのかが、nmpfさんの記事からは不明なのですが、彼が件の記事からトラックバックを送ったあるところは、たまたまトラックバックに関する話をしていたということだけが関連し、トラックバック先の記事を読んだとは思えず(推測でものを言うのはなんですけど)、「トラックバック」という単語で検索をかけて該当した記事に対して送りつけたものでしょう。
 それであれば、単なるスパムと解釈されても仕方がないでしょう。
 nmpfさんの意見って、ちょっと独善的なんですよ。
リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。

 これには同意しかねます。
 アクセス解析をつけておけば、確かにその通りなのですが、goo ブログ無料版のように、そもそもその機能もなければ、自分で設置すらできないものもあります。GoogleAlltheWeb.comでリンク元検索を使えば、ある程度分かるものの、リンクしてくれたブログが、検索ロボットの巡回率が低いところだとなかなか割り出してはくれないでしょう。
 チラッと名前を出しただけというのなら、わざわざトラックバックをくれなくても良い、という人は多い(※)ので「リンクの通知の為」のトラックバックは不要だと思いますが、その記事について言及するためにリンクした場合は、「どうせアクセス解析で拾ってくれるから」と何もしないよりかは、相手に通知する方が親切ではないでしょうか。特に相手の意見に対して批判めいたことを行う際、リンクはするがトラバはしないという行為は、陰湿な感じさえします。
 ※ ARTIFACT ―人工事実―:| TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?の記事を書いている加野瀬さんのトラックバックスタンスが有名だと思います。
 「リンクしたということは、トラックバックまでしなくとも、アクセス解析で分かること」と言うnmpfさんは、その記事のコメント欄にて、Leftyさんが残したコメント
>リンクされたかどうかなんてアクセス解析で分かるんだし、
> いちいちリンクしたこと自体を通知する意味は無いと思う。
それを言うなら、「同じテーマの記事」は、検索をかければ分かるんだし、いちいちTB飛ばす意味はないんじゃないかと思います。
に対して、
いちいち検索かけるのは面倒でしょう。
また、PCに詳しくない人は、上手い検索の仕方を知りません。
と仰っていますが、これ、すごくおかしな話だと思いませんか?
 検索の仕方を知らないようなPC初心者は、ブログにアクセス解析を設置する方法を知らないかもしれない、ということをなぜ考えなかったのでしょうか。

 既存のルールに縛られない、新たなトラックバックの使い方(実は全然新しい使い方ではないのですけど)を訴えようとする気持ちは買いますが、nmpfさんのその方法、やはりスパムと解釈されてしまって、広まることはまずありえないでしょう。

 ちなみに昨年の12月の時点で絵文録ことのはの松永さんが、次のように書いています。
リンクしないでトラックバックする行為が、【A】【B】といった「知名度アップ用のトラックバック」と誤解されかねない、という問題が出てきます。つまり、自分からはリンクしていないのに、相手のブログ記事には自分の記事へのリンクを張っている場合、「ページランク泥棒」とか「目立ちたがり」と思われる可能性がなきにしもあらず、ということ。

 関連する記事へのトラックバックは、決して否定されるべきものではないでしょうが、宣伝と誤解されるケースは非常に多い、無用なトラブルを避けるためにも、リンクは貼っておいた方が良いという考え方は、別に狭量でもなんでもなく、極めて常識的な考え方だと思いますけど。
 そもそも、せっかく「関連しているからトラックバックする」と思っても、相手の方がそう解釈してくれなければ、何の意味も無いわけで、そんなトラックバックを貰って喜んでいるのは、ふだん滅多にトラックバックを貰ったことの無い、辺鄙なブログなんじゃないの、と思うわけです。
 まぁ、中にはあからさまなスパムトラックバックを貰っても、わざわざ相手のブログに「TBありがとうございます」とコメントを残しに行く人もいるからなぁ・・・・・・
 
 
 参考になる記事として、文中でも触れたARTIFACT ―人工事実―:TrackBackによってあなたの評価は上がってますか?
 絵文録ことのは:トラックバックの有効な使い方を考えるの他、 
小林Scrap Book:【ブログ初心者講座】トラックバックの使い方をオススメします。


 追記:2005/01/04 
 巡回先の
日の幸せ
において、トラックバックに関する話題がありました。
 noharmのおうち:ブログをはじめて良かったなあと感じたことは?のコメント欄において、トラックバックに関する、ちょっとした考え方の違いから、何度かやり取りがあった模様です。
 noharmさんはトラックバックを有効に使いたいからと、かなりのトラックバックを送っていて、コメント欄において好評を得ているようですが、記事を読む限り、相手へのリンクがありません。
 リンクがないトラックバックをしちゃいけないわけではないですが、今のところたいした問題になっていないようなものの、送っている(と推測される)量を考えると、アクセス稼ぎの宣伝トラバと受け取られても仕方がないことでしょう。
 ちなみに「今のところ」問題となっていないのは、noharmさんがトラックバックを送った先には、他人からトラックバックを貰った経験が少ないところばかり、ということが多大に考えられ、もしそれが意図的なものであれば、やはり宣伝目的のトラックバックと(第三者が)考えても無理はないでしょう。
 理由は追記前の本文で書いてある通りなので、省略。
 

あけましておめでとうございます

2004-12-30 | goo BLOG
 本年もよろしくお願いします。
 
 
 
 
 ……
 
 
 
 早いってか。
 
 
 だってさ、2005年1月1日00:00っていったら、きっと下の画像のような状態になっているに違いないのよ。あ、クリックしたら大きくなるかんね。




 一人か二人くらい、送信のタイミングを誤って、2004年中に投稿していたりするのよ。
 でね、「明けましておめでとう」という、えっけん的には「これ以上くだらない記事はねぇ!」と言うようなどうでも良い記事で埋め尽くされて、サーバーに負荷がかかりすぎて、数分後に「表示できません」てなことになるのよ。
 そんでもって、スタッフブログに、またくだらない怒りのコメントがずらーっと並ぶのよ。
 
 
 
 予想が的中しそうで、今からキヒヒと笑っております。



 この記事の結果が書かれたものがこれです。
 あけおめ記事を考える。

そんなものかい トラックバック

2004-12-29 | Trackback
 1行の記事なので、全文引用になってしまいますが…
こんな記事にトラックバックが200件以上。脱力。

 「こんな記事」というのは、眞鍋かをりのここだけの話の忘年会中のモブログなんですが…
 確かに脱力です。
 しかもトラックバックを送っている記事を読みに行くと、大部分が「忘年会」という単語のみ関連しているだけとか、「真鍋かをりかわいい」というようなヒトコトのみとか…
 中には全く関係ないけど「真鍋さんのブログが更新していたのでTB」…
 いや、関係ない記事でもリンクしているだけまだマシで、ただのスパムトラックバックも多いようです。芸能人と関わりたいと言う欲求なんでしょうか?
 宣伝目的のトラックバックというには、トラックバックを送っている彼らには、訪問しあっている形跡も見当たらず、あそこにトラックバックしたことによってPV増加の効果はないように思えるんですが……

 関連記事:
ボンバー犬の「全力で後ろ向き」:パーティの写真で?
むだづかいにっき♂:トラックバックの目的を見失ってませんか?

ブログ診断始まってます

2004-12-29 | WEBにまつわる話
人気のあるあのブログと、内容的にそんなに差があるとは思えないのに、どうして自分のブログにはお客さんが少ないのか、より面白がられるブログを作るにはどうしたらよいか……ということを悩んでいる方も多いと思います。
もっと面白くするにはどうすればいいのか?
といったブログの中身に関する相談がありましたら
編集部まで、気軽にメールくださるか
このエントリーにトラバをかけてください。

 ときたもんだ。
 なるほど、確かに需要はありそうだ。
ブログを作っていると、「自分のブログってどうなの?」って
思ったり、客観的な意見を聞いてみたいという人は多いと
思います。そう思った人は、ご気軽にご連絡くださいませ。

 客観的な意見を聞いてみたいという人は確かに多いでしょうけど、はたしてこのブログがすごい!BLOGが下す意見が、客観的な意見と言えるのでしょうか?
ブログのベスト20というのも選んであって、ざっと見たけど、読みたいものはひとつもなかった。おすすめ本とかおすすめCDなんかもそうだけど、個人の好みはいろいろなので、選者と嗜好が合わないとどうしてもピンと来ない。

 「このブログがすごい」は、僕も軽く眼を通しました。立ち読みで。
 Cozy's 東京スナップのCozyさんが言うように「読みたいものが一つもなかった」ほどではないけれども、あそこに掲載されているから面白いか、と言うとそんなこともなく、編集部の嗜好が必ずしも日本人ブロガーの平均的嗜好ということではないので、自分に合ったブログを探す手助け程度と考えておいた方が良いかもしれない、というのが僕の感想。
 で、僕が考える「ブログを面白くする方法」ですが。
 最低限自分が面白いと思うものを書く
 これに尽きると思います。
 自分が面白いと思わないものを、他人が面白がってくれるケースも、全くないわけではありませんが、自分が楽しくないものを続けていくのは、そう遠くない将来、苦痛に感じてくることと思います。別に読者からお金を貰っているわけでもないし、つまらないと文句を言われる筋合いもありません。
 ただ「あんたのブログはつまらないよ」と言われて、自分も納得するようであれば、やはり読者が増えることはないと思います。

2004 このgooブログが凄かった…と思う。

2004-12-29 | オススメのblog
マンガウルフの野球と漫画☆夢日記
 月並みすぎてこのブログを選ぶのは面白くないのですけど、少なくともgooブログにおいては、ブログというツールを最もうまく利用しているブログだと思う。野球にさほど興味のない僕でも、存分に楽しむことができて、アップされる記事はボリューム感満点。
 
コンビニ・フリーク
 やっぱり当たり前すぎて、このブログを選ぶのも面白くはないのですが、僕がgooブログで始めた当初、「こういうブログがやりたい」と考えていた理想のスタイルなので。
 僕のブログが「むだづかいにっき」という内容と全然関係のない題名なのは、もともと日々の買い物(主にコンビニ)の記録を書いていくつもりだったからなのですが、僕が始めてから2週間くらい後でしょうか、偶然見つけたこのブログの内容の濃さに驚愕したものです。よく考えたら僕がコンビニで買うものと言ったら、缶コーヒーとペットボトルのお茶、缶ビールに眠気覚まし用のガムくらいな物で、毎日の記録と呼ぶにはあまりにお粗末だし、コンビニフリークと同じ舞台にいることが恥ずかしかったので、早々に文字通りの「むだづかいにっき」は止めてしまいました。関連のログもほとんど消してしまいました。
 僕は甘いものは苦手なのですが、既存のテンプレを使いながらもHTMLの小技を使って、独特の雰囲気を出している点も好感度が高いです。
 
ブログはじめますた
 プログラムの知識をもっているってのは本当に素晴らしいですね。
 冗談半分で「こんなのあったらいいなー」といったことが、彼の手によって大体実現しています。勝手にランキングについては、残念ながら開始当初ほどの意味(面白いブログの発掘という点)はなくなってしまったと思いますが、それでも毎月楽しみにしているエントリーの一つです。
 最近はCSSデザインに凝ってらっしゃるようですが、カスタムブルーの、主にフォント色を変えることに絞って作られた「テンカスエディタ」は、誠に素晴らしいツールと言えるでしょう。生成されたCSSのコメントにより説明もわかりやすいので、テンカスエディタだけでは制御できない部分をいじるのも簡単で、非常にユーザーフレンドリーなツールとなっております。
 
うさこ日記
 良質なエンターテイメントだと思います。面白いブログの条件の一つに、その人ならではの世界観が感じられるか、というものがあると思いますが、この人ほどその世界観を作り上げている人はいないんじゃないかな。
 特に面白いサイトの紹介の仕方が秀逸。 
 
いぬBlog by mikipoo
アラビア語に興味があります。
 この二つのブログの拘りが好きです。
 僕は犬好きでもないし、アラビア語にも興味はないのですけど、共に公共の空間に情報を発信する意識が強く感じられ、つい読み入ってしまいます。
 ペットブログは人気ジャンルで、運営している方も多いと思いますが、いかにウチのペットがかわいいかという記事になりがちなものです。mikipooさんのブログは決して独り善がりになることなく、犬を愛するすべての人に向けて、お役立ち情報が満載です。
 外国の文化をテーマにしたブログは、たまに見かけますが(最近だと韓国関連のブログは多いですね)、アラビア文化を扱ったブログというのは、恐らくアラビア語に興味があります。だけではないでしょうか。運営者のharukoさんの書く文章は、大変丁寧で読みやすいです。harukoさんが何故に僕のブログに来ていただけるのかは謎です。
 
BLOG界の出来事
 ブログ関連情報に限定した、リンク貼り付け型ニュースブログです。「ブログ」そのものに興味があるので、ここから得る情報は大変役に立ちますし、毎日のチェックが欠かせません。ブログの性質上、コメントやトラックバックがほとんど期待できないにもかかわらず、毎日続けているのは脱帽モノです。gooブログ以外からの支持率もかなり高いのではないでしょうか。
 毎日たくさんの情報へのリンクがあるので、更新するのは大変なことかと思いますが、頑張ってもらいたい所です。
 
タクヤ、ヨシヤ、うるさいぞ。
 先日コメントを頂くまで知らなかったのですが、近所のうるさいガキへの文句を綴ったブログで、共感を覚える記事が多く、笑えます。

ブログを書くことのステータスは上がったか

2004-12-27 | WEBにまつわる話
 gooブログ以外で、「この人のブログって、いいなぁ」と思っている物の一つに、小林Scrap Bookがあります。失礼ながら僕はこの方のブログを、数ヶ月前まで知らなかったのですが、他のブログをいろいろ巡っているうちに、WEBサイトに関するエキスパートであることを知り、こうして半分いちゃもんめいた事を書くのは、ちょっと気が引けちゃうのですが……
 
 でも書くっ! ←死
 
 以降、BLOCKQUOTEタグ(点線で囲まれています)あるいはQタグ(この色の文字です)で括られた部分は、断り書きのある場合を除いて、小林Scrap Book:2005年のブログに関するメモよりの引用です。
 
この1年で、ブログがもたらした最も大きな効果は「Web上に自分の主張などを書き、発表する」という行為のステータスを大いに上げたこと、だと言えるでしょう。

 僕はまさにそういうことが目的でブログをやっているのですが、「ステータスを大いに上げた」かというと、ちょっと疑問がありますね。
 確かにブログの流行以前よりは、そうした面が活発になったかもしれませんが、小林さん自身が別の記事のコメント欄で仰っているように、
何といいますか、たぶん、BBSもブログもやってる人はほぼ同じ層のインターネットユーザーだと思われるのでなので、そういう意味では同じようなものになっていくのは自然の成行きではないかと思います。
 
 という事ですから、個人サイトのユーザーがブログに流れているわけで、使い方が変わらないのは当然でして、「Web上に自分の主張などを書き、発表する」人の絶対数は増えたとは思うけど、ブログユーザー全体の人数と比べた場合、ブログの流行以前のそうした人の割合と、そう大きな違いが無いような気がします。
 ブログによってそうした行為が活発になったように感じるのは、そうしたブログの割合が多いからではなく、意見の食い違いなどから時として「おまつり」状態に近いことが起きるから、ネットユーザーの注目を浴びやすいからではないでしょうか。
 えぇ、いつものとおり、数値的な根拠はまったくありませんが。
 Blog に関する調査でも書かれているように、トラックバックの使用者の数を見ても、ブログを有効利用している人の数は決して多くなく、ステータスを大いに上げたとは、言い難いような気がします。

・使いやすく簡単なツールによって多くの人がメッセージを発表できる
 これはブログがもたらした効果の中でも、一番大きなものでしょう。
HTMLを知らなくても、そこそこ立派なサイト形態を作ることができるし、FTPソフトを使う必要が無いので、誰でも簡単にサイト主になることができます。
 もっとも、簡単に始められる分、簡単にやめる人の数も多く、今日現在9万件程度あるgooブログのうち、実際に稼動しているものの数は、恐らく半分にも満たないでしょう。

・みんなが参加できるから情報の絶対数が増え、良質な情報も増える
 ユーザーの絶対数が増えるから、良質な情報も増えますけど、クソ情報も同様に増えるので、読み手としては「ゴミの中から宝を探す能力」を問われることになります。
 
・トラックバックやコメントで交流が増え、議論の中でメッセージが洗練される
 小林さんの別記事「BBSは荒れるけどブログは荒れない」の時にも、思ったのですが、僕はそんなことはないと思ってます。もちろん、小林さんの仰るような方向で進むことが望ましいのですが、「ニュースに言及したブログが読みたい 」でも書いたように、「共感を持てない記事は読みたくない」人はかなり多いです。反対意見を書いたトラックバックをしようものなら、即「荒らし認定」する人もいるようで、そうした人の一部からは、名無し・捨てハンドルで嫌がらせ的なコメントが多く寄せられるのも事実。
 「議論」の方向に進むのは、確かに理想ではありますが、そうしたケースは非常に少ないものではないでしょうか。もっともこれは、ブログ主の采配による部分が大きいのかもしれません。僕も含めて、そうした采配能力に長けていない人が多いだけなのかも。
 
 ……と、ここまで書いてきて、僕は小林さんの記事を誤読していたことに今気付きました。
情報の質が上がることで閲覧者も増え、情報を流す行為のステータスはますます上がる
という良いスパイラルが生まれていき、ブログを書くことのステータスは、それまでの「ホームページを作る」に比べて、かなり高いものになりました。

 「Web上に自分の主張などを書き、発表する」という行為のステータスというのは、意見を述べることに対するステータスではなく、どんなことでも良いから何かしら記事を書くステータスと言う意味だったのですね。よく考えたら「ネット上に流される情報」は、必ずしも何かに対する意見・批評である必要性はないですもんね。日常生活で見つけたちょっとした出来事を綴るのも、もちろん「情報の発信」です。
 が、やはり僕は「記事を書くこと」のステータスが上がったとは思えません。ブログを書いていることを、知人に公にしている人は、一体どのくらいいるのでしょう。有名人であれば、ブログをやっていることで、よりインテリジェンスの高いイメージや、ファンとの距離の近いフレンドリーなイメージを植え付けることができるかもしれませんが、我々一般ピーポーは、むしろブログをやっていることを、他人に知られたくない人が多いような気がします(僕だけ?)
 
 ……と、小林Scrap Bookに対するいちゃもんは、これまで。
 2005年のブログに関するメモの記事内の「2005年のブログはどうなっていくか」、という部分は特に興味深い所でありますので、「ブログそのもの」について興味のある方は一読をオススメします。


gooブログに欲しい物・いらない物

2004-12-27 | goo BLOG
欲しい物:

  1. MTでよく見かける「お勧めの記事一覧」
     投稿日時を未来にすることで、それに相当する事はできなくはないのですが、先日一時的に全文表示にしてみたら、このブログは激しく読みにくかったので、そういうモジュールがあったらいいなぁ。アドバンスにすれば、HTMLの手打ちでできるのでしょうが。
  2. >最新のトラックバック一覧の、トラックバックされた記事へのリンク
     コメント・トラックバックのメール通知により、ブログ主には「その記事に届いたトラックバックなのか」が分かりますが、読者の立場では、トラックバックを送信した記事に、相手のリンクがなければ、意味不明なものになることも多々あり、自ブログの記事へのリンク機能はぜひともほしい所。
  3. カテゴリ一覧に、その記事の数を表示する機能
     π氏の雑記(PCのジャンキー)でじたるな部屋のように、記事を上げるたびに「カテゴリ名」の末尾の数字を書き換えている方もいるように、こうした機能の需要はかなり高いと思うのですが。そのブログがどんなことをメインに書いているのかも一目でわかるし、書き手としても読み手としても、便利度は高いと思うのですけど。
  4. トラックバックとは別の参照元リンクモジュール
     アドバンスにすればアクセス解析はありますが、読者に公開されているものではないので、「このブログはどんな所で話題にされているか」が簡単に分かったら便利ですよね。言及元検索などでも分かるのですけど、自分のブログはそれをやっても、人様のブログまではなかなかやらないので。



いらない物:

  1. コメント欄の題名
     僕は自分の所では、レスを入れる人の名前を知れて使ってますけど、他所にコメントするとき、ここに何を書くか悩むことが、意外に多いです。で、結局何も書かないのね。
  2. フラッシュ付テンプレ
     好きな人は多いのでしょうけど、画面でちらちら動くものがあるのは、僕には鬱陶しいです。自作フラッシュならまだしも、サービスサイドで用意されたフラッシュは「個性の演出」にはあまり繋がらないので、なくても良いかな。



ニュースに言及したブログが読みたい

2004-12-26 | WEBにまつわる話

このブログがすごい!BLOG:ニュースからトラックバックしたい

ブログ先進国といわれるアメリカでは
ポータルサイトの
ニュース記事から、みんながトラックバックすることによって
活発な意見交換がされているようなんです。

でも、日本はこの点がまだまだですね。
 僕のブログは時事性の強い社会ニュースはほとんど扱わないし、頻繁に読みに行く正統派ニュースブログ(やみくもにニュースサイトへのリンクを貼り付けた、自称ニュースブログと区別する為に「正統派」と記述します)は、頭がスッキリするコラムば○こう○ちの納得いかないコーナーくらいのような気がします。
 アメリカの事情は良く知りませんが、日本において「活発な意見交換がなされない」のはこのブログがすごい!BLOG:ニュースからトラックバックしたいで書かれているように、トラックバックを受け付けているニュースサイトが少ないのも要因の一つだとは思うのですが、ブログがBBSや日記の延長という使い方をされている人が多い、という現状もあるのではないでしょうか。
 僕がブログを始めて、一年ちょっと。有名人気ブログの中には、意見交換が活発なものが多いですが、大部分が一定のコミュニティを作り、その中で交流を深め、外に飛び出すことが少ない傾向にあると思います。
 第10回:Blog に関する調査を読んでも、過去1か月以内に他人のBlogにコメントを送信した人の数は極めて少なく、他人のBlogにトラックバックをつけたことがある人の数は3割程度。僕が巡回先に入れているブログの皆様は、かなりの数のコメントやトラックバックを受けているところが多いですが、新着記事の一覧から気ままに見知らぬブログへジャンプしてみると、記事数は多くてもコメントやトラックバックはほとんどついていない、ということが多いものです。コメントやトラックバックが付いていたとしても、その送った主のメンツがお決まりのものであることが多く、SNS的なブログが多いですね。(特にgooブログにおいて)
 もちろん、それが悪い、ということではないのですが、そういう使い方の人は、自分の意見と反する記事を読むことを敬遠する方が多いようです。
 ブログというツールのよさは、トラックバックによって、反対意見や相手に対する批判であろうと、単なる罵り合いにはなりにくい所が魅力だと思っているのですが(コメント欄においては、その限りではない)、共感を感じる記事以外は読みたくない、という人もどうやら多いらしく、そういう意味では、政治的・思想的な記事になりやすい「ニュースの感想」ブログが広まり、「活発な意見交換」がなされるようになることは、今後も期待できそうにないなぁ、というのが僕の考えです。
 「意見交換」=「議論」=「勝ち負け」に結びつける人もいますが、ニュースの感想に正しい・正しくないなど存在するはずもなく、自分とは異なる価値観の意見を聞くことは楽しいことだと思うのですが、いかがなものですかねぇ。

続続・ゴーログのローカルルールから考えた

2004-12-26 | WEBにまつわる話
 「お祭り」的に叩かれている感が否めない、週刊!木村剛ですが、僕が「いくらなんでも、その転載はやりすぎでしょう」と思った、週刊!木村剛: ドン・キホーテ放火事件で本当に悪いのは誰?においては、
 
なお、ドンキホーテの安田隆夫社長のコメントを全文掲載した際には、同社の広報に仁義を切った上で行っておりますので、誤解なきようお願いいたします(「McDMaster」さん、どうぞドンキホーテの広報もしくは安田隆夫社長にご確認いただきまして、その事実を公表してくださいますようお願い申し上げます)。

 とあるように、どうやらブログ上に掲載する許可を得ていたようです。
 それであれば、この件については何ら問題はないことになるのですが、ちょっと疑問が……
 上の引用文の記述、「引用」は「リンク」に対する冒涜なのか?で書かれている、
 なお、ドン・キホーテの社長が出したコメントを「転載」したことについて、「McDMaster」さんから厳しいお叱りを受けておりますが、おそらくドン・キホーテの安田隆夫社長は「冒涜された」とは考えないと思います。私が行った「転載」という行為については、逆に感謝しているのではないかと推察いたします。
 
 と凄く矛盾するように思えるのですが。
 上の引用文では、あたかも事前に了承を得たような書き方ですけど、その前に書かれている下の引用文では、明らかに許可云々ではなく、あくまで自分の考えでは安田社長はお喜びになる、という推測で書かれているのですが。
 もしこれが、僕の誤読で、同社の広報に仁義を切った上で行っておりますというのが、転載後の話であるとするならば、無断転載は結果論として良かった、というだけの話ですよね。もちろん、それは当事者同士で解決していることであれば、法的には何の問題もないですし、外野が「その無断転載、ちょっと待ったー!!」と文句を言うのは、筋違いかもしれません。
 「外野の口出しは筋違い」かもしれませんが、そういった事後承諾が取れればよい、という考えが、ブログ上で頻繁に起こり始めたら、どんなものでしょう?
 何らかの方法(メールやトラックバック)にて、転載した旨を相手に通知したとしても、その通知を相手が即座に知るとは限らず、転載が不本意なものだとしても、気付くまでに時間がかかった場合には、大勢の眼に晒されることになります。木村氏のように影響力の強い人が、ネット上の慣習とは大きく外れた行為をすることで、ネットの新参者が「こういう方法はアリ」と判断してしまうかもしれません。
 仮にドンキホーテの謝罪文を転載することが、事前に了解を得て行われたものだとしても、ドン・キホーテ放火事件で本当に悪いのは誰?の記事においては、そのことが一切明記されておりません。
 これでは読者は「木村氏は無断転載を行った」と判断するのは当然のことです。


 おとこのおばさん:木村剛氏の「全文」引用問題についてのコメント欄によると、
ドンキホーテの社長の「コメント」は、
ドンキホーテのコンサルタントであるキム氏が
元々自分で書いたものらしいです。

 なんていう記述もあったりして、その真偽は定かではないにしろ、あるいは木村氏には「自分で書いた文章を、自分のブログに載せて何が悪い」と思っている部分もあるのかもしれないです。まぁ、ゴーストライターが、タレント名義で書いたエッセイを「これは俺が書いたものだから俺のもの」という主張は通らないと思うけど。
 
このブログ内の関連記事:
ゴーログのローカルルールから考えた
続・ゴーログのローカルルールから考えた

NGワード:イタイ

2004-12-25 | WEBにまつわる話
 このブログ内に頂いたコメントを取り上げます。本来であれば、どの記事に頂いたコメントか、どなたからのものかを書くべきでしょうが、そのコメントをくれた方は、その記事がいずれ消されることを予告してあることを理由に書き込んだとしているので、名前を出されることは本意ではないと思い、あえて記述いたしませんが、当方、その人を揶揄するつもりで書く記事ではないので、その点はご了承ください。
えと、えっけんさんの記事は読んでいて「痛いなー」と思うこともあるのですが、文章がうまいのでついつい読んでしまいます。

 頂いたコメントのこの部分に、思わす「クスッ」と笑ってしまいました。
 僕の考えでは本人に直接・あるいは名指しで「イタイ」と言うのは禁句である、と思っているのですが、決して蔑むためだけに使われているわけではないので、その方が仰っている「痛いなー」はきっと警告の意味をこめた本心なのでしょう。
 残念ながら僕のどの記事が「イタイ」のかまでは不明ですが、僕はわざとイタイ人物を演出していることもあるので、その部分だったらいいなー。大マジメで書いている記事が痛かったらどうしようかなー。ぐれちゃおうかなぁー。ぐれちゃおぐれちゃお。
 実生活における僕は、非常にネガティブな考え方で、いつもどよーんとしていて、毎日がこの世の最後のような気持ちで、まるで「恨みの手帳」を書かない浦見魔太郎のような生活をしているわけですが、PCの前に座ると怪傑ポジティブマンになるのです。多少嫌味なことを言われてもあまり気にしないタチでして、たいした主張もなく、いたずらに「バカ」だの「キ○ガイ」だの「厨房」だの言われても、「根拠もなくそれを言う方がバカっぽい」と思うのですが、そんな罵声にもちょっとだけカチンと来るものがございまして、それが「イタイ」と「キモイ」なのですね。
 この二つの単語を使われると、たとえ旧知の人物であろうと、「なんなの、コイツ」と思うことが多いです。せめてそう思う理由をしっかり書くか、引用させていただいたコメント主のように、フォローを入れるかしないと、単なるイヤガラセで終わってしまいますね。
 ところで「イタイ」ってなんでしょうね?
 言うまでもなく、ここで言う「痛い」は、怪我や病気などによる肉体的な「痛い」ではなく、goo 辞書「痛い」でいう2番と3番のことですね。
(2)精神的に辛く苦しい。また、弱点・急所などを指摘されたりして困る。《痛》
「借金で頭が―・い」「説教が耳に―・い」「そう言われると耳が―・い」
(3)とりかえしがつかないほどひどい。《痛》
「この時期の出費は―・い」「最終回のエラーが―・かった」

 でもWEBに限定する「イタイ」は、辞書上の「イタイ」では、うまく伝わっていないと思います。
 ではWEB上における『イタイ』基準とはなんでしょうか。
1)様々な要因でサイト上での感情が通常のレベルを逸している。
2)訪問者などに不満、不快感、危機感を与える恐れの発言、表現などがある
3)発言や行動などの責任の所為が明らかではない。

 上記引用元のソルとカイのネットマナー講座では「WEB上のイタイ」をそう定義しています。リンク先には具体例も出ているので、どうぞご覧下さい。
 「1」は、「はしゃぎすぎ」などがその具体例としてあげられていますが、ギャル字や絵文字、顔文字の過剰な使用や、擬音語を連発してハイテンションなサイトが「イタイ」というのは、僕も納得することろであるんだぴょ~~~~~~~ん きゃっほうっ!!
 また「3」については「イタさ」を感じるよりも、僕はスルーします。言いたい放題言っておいて、クレームがつくと他人に責任転嫁するようなサイトは、読んでいてあまり気持ちの良いものではありません。自分を正当化するのは良いのですが、そもそもその根拠が間違いであったり、さほど権威もない他人の言動を持ち出すのは、みっともないです。
 そして僕が最も注目したいのは、「2」の例です。訪問者などに不満、不快感、危機感を与える恐れの発言、表現などがある、という点について考えます。
 多くの人が、安易に「イタイ」と書き込みするとき、これに該当するものに対することが多いのではないでしょうか。
 ホームページレンタルサービスや、ブログサービスの利用規約にもときどき見かけるのですが、「閲覧者に不快感を与える書き込みはしないこと」というものがありまして、利用者の全員がこの規約を文字通り守れば、「2」にあたる「イタイ」は激減するはずですね。しかし実際はそんなことはありえません。
わざわざ他人を不快にさせる意図で書いたものは別として、「みんなが不快に思う事」のガイドラインってなんでしょうね。
 不快に思うことって、人それぞれですよ。


 上記の引用元の記事で書いた通り、人が「不快に思うこと」というのは、人によって大きく異なるものです。もちろん共通認識として「不快に思うこと」というのは存在するでしょうが(犯罪性の強いもの、人種差別など反社会的なもの)、何気ない日常生活を綴っていても、自分とは価値観の違う誰かには、不快感を与えているかもしれないです。
 ちょっと古い話になりますが、連続少女誘拐殺人で有名な宮崎勤の部屋は、膨大な量のビデオやフィギュアで埋め尽くされたと言うことで、「やっぱりあいつは異常だ」というようなことを言われておりました。
 ちょっと待ってくださいよ。
 宮崎が異常だったのは「幼い少女を誘拐し、殺したから」なのであって、それをビデオやフィギュアに転嫁するのはヘンな話ですよね?
 アニメフィギュアを集めていることがキモいという認識なのに、スターウォーズブームの時にはいい歳こいたオッサンがたが、そのフィギュアを集めまくっていたことに対して「キモイ」と発せられなかったのは何故?
 ちょっとした価値観の違いだけで、本質的にはまったく変わらないことなのに、おかしいことだと思いませんか?
 ジーンズ愛好家は、穴があいたボロボロのただ古いだけのジーンズを「稀少モノ」として、大枚はたいて自分のものにします。その上「ジーンズはく時はパンツははかない」としながらも、「型崩れするから洗濯しない」という人もいるようです。冷静に考えると、それは不衛生だし、ジーンズに興味のない人にとっては常軌を逸していることだと思います。
 眼鏡好きの人の中にも、一回にかけられる眼鏡は一つだけのはずなのに、何十個も眼鏡を所有している人も、決して珍しくはありません。しかしながら、ジーンズ好きや眼鏡好きが「コレクター」(=プラスイメージ)と呼ばれることはあっても「おたく」(=マイナスイメージ)と呼ばれることはあまりないでしょう。
 しかしその一方で、ジーンズ一本に何万円も出すことを失笑している人は確実に存在します。表立ってそういう主張が出てこないのは、価値観の違いを卑下することが意味のないことだとわかっているからでしょう。
 実例を見たわけではないので、あくまでたとえの話ですが、そうした「私の眼鏡コレクション」「僕の自慢のジーンズ・レアアイテム」というブログがあったとして、それを「イタイ」と感じる人と感じない人の数ってのは、実はたいした差はないものだと思います。
 ん~と、長くなりました。何が言いたかったのか、わからなくなってきました。
 訪問者などに不満、不快感、危機感を与える恐れの発言、表現などがある、だから「オマエのサイトはイタイ」ということについては、そうそう安易に発するものであってはならない、ということです。
 「イタイ」と思うのは自由ですが、それを相手に伝える際に、単に「イタイ」ではイヤガラセ以外の何も伝わっておりません。「不快感がある、だからイタイ」と言うことを伝えたいのであれば、「イタイ」という単語を使わずに「これこれこういう点で、あなたのサイトは不快感があります」という具合に理路整然と伝達したいものであります。


2005/07/25、「イタイということ」から「NGワード:イタイ」へ改題しました。

続・ゴーログのローカルルールから考えた

2004-12-25 | WEBにまつわる話
ゴーログのローカルルールから考えた に寄せられた、psychic.goo:1008のcopper_the_publicさんのコメントに注目。太字による強調は、僕・えっけんが施したものです。
紙媒体の慣習が抜けない? (copper_the_public)
2004-12-22 14:26:46


彼が長大引用を繰り返すのは、恐らく雑誌記事を書いている感覚でブログを投稿しているからだろうと思われ(自分で雑誌編集もやっているしね)。加えるに、後々ブログを本として出版する際、「まんま転載」だとそのまま原稿に流用できるが、リンクであると編集が面倒くさい、という穿った見方もできる。

著作権関連については、仮に係争事案になった場合、「TB俺ルール」が果たして法的な効力を有するのかどうか疑問(私は専門家ではないので単なるクエスチョン)。コメントはともかく、TBを雑誌への投書と同列にみなすのは無理があるような気もするが...。

 このコメントの大意には激しく頷いたものですが、今回は太字部分の「ブログを本として出版する」ことについて考えてみました。
 はてなダイアリーエキサイトブログは、自分のブログを本として出版できる機能があります。(エキサイトブログの方は現在準備中)
 元祖しゃちょう日記電車男がブログやネットのログを出版物として販売することに、活路を見出したのでしょうか。gooブログにおいてもBLOG FRIENDSなる同人誌がオフィシャルから認められているようなのですが、彼らを貶す意図はないものの、「ブログ運営者としての僕」にはブログで出来ることをわざわざ本にする必要性があるのかなぁ、という疑問があります。
 僕自身、高校から大学にかけて、小説系同人サークルの一員として活動していた時期があります。当時(20年~15年位前にかけて)、ネットというものがなかった(あったかもしれないけど、一般的ではなかった)し、自分の書いたものを知らない誰かに読まれるのはちょっとした喜びだったけど、今現在、こうして他愛のない文章をブログというツールを利用して、同人誌とは桁違いに不特定多数に読まれる事になり、冷静に考えて、営利を考えない場合、自分の書いたものを書籍の形にする意味ってなんだろう、と思うのですね。「読まれる数」という意味では、素人が本の体裁を取って発表するよりも、ブログ上で、嫌われない程度にトラックバックやコメントを通じて宣伝活動を行った方が、遥かに効率が良いのではないでしょうか。
 ……と、そんな話を家人としていたら、彼女は「私はその気持ちは理解できる」とのこと。あぁ、そうですか、どうせ僕の書いたものなど、わざわざお金を出して読む奴などおらんですよ…
 まぁBLOG FRIENDSの場合は、ブログ上で発表したものではないものが読めるのだろうから、書籍として出す意味がない、とは思わないし、こうした同人活動は、僕自身経験者ということもあって、なかなか楽しいものだということは理解できます。
 ただし、最近の関連記事を読むと、同人誌を「商品」として言い切っているところに、活動の危うさを感じずにはいられません。いや、これは成功しない、という意味ではなく(むしろ成功すると思ってます)、gooブログにおいてBLOG FRIENDSがより大きな存在になった時に、商用利用を禁止としているgooブログの利用規約に、著しく反してしまうということを気にかけています。
 gooブログで一度は認めているとは言え、同様のプロジェクトがいくつも立ち上がった場合、公平性を保つ為には、それらの存在も認めざるを得ないことになります。早々簡単に起こりえることではないですが、万が一にも、それらのプロジェクトが「商売として成功」したとしたら、gooブログではそれらをどう扱うつもりでいるのか、という疑問があります。
 ま、起こってもいないことを心配してもきりがないので、そんなところで。
 
 それはそうと、「ブログを本にする」ということですけど、はたしてそんなもの、売れるんでしょうかねぇ? 
 いや、電車男は掲示板のログが売れるということを実証したわけですが、常時接続環境を持っていれば、無料で(正確には月々のネット接続料などがかかるけど)読めるものをわざわざお金を出して読む人たちがいた、という事実に驚きました。
 ここでcopper_the_publicさんのコメントに戻るわけですが、ブログを本として出版する際、「まんま転載」だとそのまま原稿に流用できるが、リンクであると編集が面倒くさいというご意見、これ、もっともなわけですよ。
 頂いたコメントの記事は木村剛氏が、過剰な転載をし続けていることへの疑問を書いたものなのですが、週刊!木村剛: 「引用」は「リンク」に対する冒涜なのか?において、なおも転載の正当性を訴え続けている彼には、copper_the_publicさんが言うように、確かに書籍として出版された際のことを考えている部分があるのかもしれません。
 リンクでいちいちジャンプさせるよりも、転載によってその場で目にすることが出来る方が、読者にとっても利便性が高い、というのが木村氏の主張のようですが、ネット上ではリンクで済ませることが出来ても、紙の上では同じことが出来ないから、
ただし、TB文の著作権等については、以下のように考え、基本的には雑誌等への投書と同様に取り扱いますので、予めご了承ください。万が一、ご了承いただけない場合はトラックバックをお控えくださいますよう、お願い申し上げます。

 などという俺ルールを作って書籍にしたときの転載の言い訳にしているのではないだろうか。
 

アンチこうさぎです

2004-12-23 | WEBにまつわる話
 絵文録ことのはBlog Pet こうさぎによる投稿を中止にしました。読者としては大変ありがたいことです。
 うさぎがやっぱり要らないわけ で書いたように、僕はアンチこうさぎです。
 でもねぇ、問題なのは、コレですよ。
「こうさぎが記事を投稿してくれるかもしれません」
「そんなことでおまえに何か不都合があるか?」と思うでしょ?
あるんです。

 その不都合については、僕も当該記事で書いておりますが、こうさぎ中止します(※タイトル変更しました) [絵文録ことのは]のコメント欄において、似たようなことを指摘した方がいらっしゃる模様。とかく個人のサイトの運営方針について、名指ししたり本人のサイトに乗り込んでいちゃもんをつけることには「オレイズム」の押し付けのようで、感心しないタチなんですが(自サイト内で不特定多数に向けて行うことについては厭わない、っていうか、このブログはそういうやり方をしている)この絵文録ことのはにおける2番目のコメントについては「よくぞ言ってくれた」と感謝感激です。
 gooブログ スタッフブログにおいて、よく見かけるユーザーの要望に「ブログペットつけたい」と言うものがありますが、僕は相変わらず全く不要と考えております。ブログって、自己主張の場だと思うんですね。何か意見を主張するようなブログに限らず、日常の出来事を綴るにしても、何のヘンテツも無い一日の行動を書かれても、読むほうとしては面白くもなんともないわけでして、例えば「映画を見た」という記事にしても、ただ「映画を見た」という事実を書くだけでは読者は獲得できないと思います。その映画を見て、書き手がどんな感想を持ったのか、という「その人ならでは」のことを書いてこそ、初めてブログの記事として成立するのではないでしょうか。
 それとこうさぎに何の関係があるのか、と申しますと、要するにこうさぎは没個性なんです。
 アクセス解析をしてくれたり、関連するブログの記事を教えてくれるという付加価値は、ブログツールとして魅力的と考える人はいるでしょうが、どこにいっても同じデザインで、喋っていることも大差なく、その上更新されたと思ってそのブログを訪問した時に「こうさぎが書きました」などという意味不明の日本語が書かれていたら、そりゃあガッカリですよ。アレならまだ、ブロガーさんのイメージを表現しているlivedoor アバターYahoo!アバターの方が親しみがもてます。
 絵文録ことのはのまつなが氏が当該記事のコメントでこのように仰っています。
メチャクチャでももう少し笑えたりできればまだしも、今のままだとブログ荒らしにしかなりませんね。
 こうさぎを利用している人の中には、こうさぎの投稿をうまく利用して、話のネタに利用する方もいらっしゃいますが、利用者の大部分が単に「可愛いから」「流行っているから」ということだけでつけていて、その上余計な記事を投稿させる設定にすることによって、一部の読者(僕のことだけど)から失笑されているのです。
 この記事を読んでいるこうさぎ設置ブロガーさん、こうさぎを撤去せよ、とは言わないから、とりあえずこうさぎの投稿をしない設定に変えてください。
 

間違いないっ!

2004-12-22 | WEBにまつわる話
 長文を書くのが好きな人が、いくつもの短文で、長井秀和的にブログを語ってみる。
 
 

 コメント欄で何か揉め事を起こし、「もう来ません」と言って立ち去った人の多くは、書きこみこそして行かないものの、毎日そのブログをチェックしている。

間違いないっ!―長井秀和オフィシャル・ブック




 コメント欄にUNKNOWN、通りすがり、名無しという記名がいくつも並んだ場合、大抵は一人か二人で「多人数に見せかける工作」がなされている。

お話しさせていただきます。




 ブログ主に向かって「こいつまた記事書いているよ、ヒマなんだな」というクソみたいなコメントを残す人は、5分おきにその人のブログをチェックしている。
 オマエはもっとヒマなんだな…
 
間違いないっ!―長井秀和オフィシャル・ブック




 スパムトラックバックを大量に送った奴は、批難されると「すいません、初心者なもので」という言い訳をする。

お話しさせていただきます。



 「トラックバックの送り方が良くわからないもので・・・」と言い訳をする、スパムトラックバックを送った自称「初心者」は、抗議のトラックバックを返されると速攻で削除する。
 送り方が良くわかっていなかったのに、削除の仕方は知っていたのね。

間違いないっ!―長井秀和オフィシャル・ブック




 ミラーサイトと称して同じ内容のブログをいくつも運営する人のブログには、コメントやトラックバックがない。

マジネタ




 元祖ブログランキングに参加している人の多くは「御案内」氏の定型文挨拶を本気にしている。

デブはダイエット飲料だと3倍の量を飲む




 トラックバックを貰って、ご丁寧に相手のブログにお礼を述べに行くような人の存在が、クソみたいな宣伝トラックバックを蔓延させる原因になっている。
 
爆笑オンエアバトル 長井秀和




 「トラックバック有難うございました!」というコメントが並んでいる記事は、大量の宣伝トラックバックがなされた記事だ。

monomania《偏執狂》~長井秀和 単独ライブ~



 つまらない個人ニュースブログの大部分が、人気個人ニュースサイトの更新がないと、ネタにつまる。


 もっとつまらない個人ニュースブログの大部分は、わざわざ更新するまでもなく、Yahoo!ニュース pya!のリンクを貼っていれば事足りるものだ。


 記事の投稿の際、サーバー不安定により書いた記事が消失ことがある。スタッフブログには「快心の記事が書けたのに!」と文句が書かれるが、実はその消失した記事は、本人が思っているほどのたいそうな記事ではないものだ。


マジネタ



ゴーログのローカルルールから考えた

2004-12-22 | WEBにまつわる話
 まずは人気ブログ、『週刊!木村剛』の、次の記事をご覧下さい。週刊!木村剛: ドン・キホーテ放火事件で本当に悪いのは誰?

 記事で木村氏が語っていることにはまったく関係ないのですがね。
 この記事って、どうなの?
 この記事に限った話ではないのだけど、木村氏のブログに違和感を感じることは大変多いです。
 それは必要性を感じさせない、多大なる転載(引用ではない)。
 ドン・キホーテがPDFで閲覧可能にしている文章を、全文転載する必要がどこにあるの?
 許可を貰っているのなら、問題はないのでしょうが、それであれば「許可を貰った」旨を記すべきではないの?
 そうしないと、「ブログ上では勝手に人の書いた文章を、全文コピペしても問題ないんだ」という身勝手な解釈をする人が大量に発生するかもしれないじゃないですか(いや、もう既にたくさんいるんですけど)。
 週刊!木村剛は多くの人に愛読されているブログです。言っていることの正しい・正しくないことは別にしても、かなりの影響力はもっているでしょう。そういう人が、不必要に全文転載を繰り返すことに、大いなる疑問を感じます。引用と転載とジャイアンとスネ夫 でも触れましたが、どうも木村氏は「引用」と「無断転載」の区別がついていないようです。
 トラックバックの文章に関する「週刊!木村剛」の基本的考え方という文章もありますが、ローカルルールを作ること自体が悪いことだとは思わないものの、どうも「俺ルール」が強すぎる気がします。
 ただし、TB文の著作権等については、以下のように考え、基本的には雑誌等への投書と同様に取り扱いますので、予めご了承ください。万が一、ご了承いただけない場合はトラックバックをお控えくださいますよう、お願い申し上げます。
 
 要するにこれ、俺のトラックバックスタンスに合わない奴はトラックバックするな、ということでしょ?
 単なる宣伝トラックバックは送るな、という話ならいざ知らず、トラックバックされた記事は俺のもの、などという理屈を通そうとしているのですよ。
 トラックバックというものの、最も基本的な事を理解されていないのではないかなぁ…
 「どういう時にトラックバックを送るか」「こんなトラックバックはやめたほうが良い」というような「マナー論」になると、その解釈は人それぞれだけど、「トラックバックとは何か」という話では、「相手の意図にかかわらず、相手のブログに自分のブログへのリンクを貼る仕組み」(※)でしかないのですよ。「僕、あなたのブログにトラックバックを送るから、その記事は自由に使っていいよ」などという話には決してならない(無論、トラックバックを送った側が、「使っていいよ」というのなら、話は別ですが)。
 ※ IT用語辞典 e-Wordsによると、 トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組み とされています。しかし、僕はトラックバックを使うに当たって、記事内に相手へのリンクを「絶対的に」貼らなければならない、とは考えていないので、あえて「相手の意図にかかわらず、相手のブログに自分のブログへのリンクを貼る仕組み」という書き方をしました。但し、悪意のないトラックバックが、単なるスパムととられないためにも、記事内にトラックバック先へのリンクを貼った方が良いとは思います。この件については、当ブログ内で何度か書いていますが(カテゴリ「トラックバックの話」をご参照ください)、たまたま見かけたブログとは?:トラックバックとは?という記事が面白かったので、改めて記事にするつもりです。
 トラックバックの文章に関する「週刊!木村剛」の基本的考え方を書いているとはいえ、これ、世間の常識を激しく逸脱していませんか?
 物凄く極端な話ですけど、部屋の入り口横に「ミニスカートを着用して入室した女性は、僕と性行為に及ぶことに同意したとみなしますので、ご了承できない場合は入室せぬよう、お願い申し上げます」と小さく書いてあったとして、気付かずに部屋入り、女性の意に反して事に及んだ場合、どちらに非があるのでしょう?
 ローカルルールはほどほどに。

広末涼子?からのメール

2004-12-21 | 雑記いろいろ
 僕の好きな涼子ちゃんからメールが来ましたぁ♥
 涼子だよ。
変な男からメール来なくなった。ょかったァ!まぢで怖かったしね。(汗)
でも一体誰だったんだろう?こえーな。アドやっぱ変えるべき?


 誰? おまい、誰?
 
 
 Google 検索: 涼子だよ。




関連ありそうなで、なさそうな記事:スパム晒しの是非