愛読している愛・蔵太さんのブログで見かけたものが、ちょっと気になりました。
ニュース系クリッピングのサイトで、クリックすると別窓が開かない仕様になっているところは鬱陶しすぎるです(あえてどことは言いませんが複数)。
愛・蔵太の気ままな日記
昨年の5月末に、ここで僕が書いた
リンクターゲット調査の時には、僕はリンクターゲットは「新規ウインドウ」派だったのですが、2月の半ばより、Amazonアソシエイトリンクとサイドバーの「Bookmark」を除いて、ターゲット指定をせず、リンクをクリックした時に開かれるウインドウは、同一窓(最近はタブブラウザユーザーが多いと思いますが、ここでは便宜上窓=タブと考えてください)になるようにしています。
リンクターゲット調査の記事内でも書いているのですが、リンクターゲットを新規ウインドウに指定することは、閲覧者の選択権を奪うから良くない、という
Rjuさんの主張があるのですが、昨年5月の当時は、自分の利便性を考えて、リンクターゲットを全て新規ウインドウにしていました。
なるほど、最初に見ていたサイトから、いくつものリンクを開く場合、いつでも元の記事に戻れる新規ウインドウ指定は確かに便利なのですが、リンク列記型ニュースサイトをよく見るようになってから、この「新規ウインドウ指定」が、鬱陶しくなってしまいまして……
そもそも「元記事に留まっていたいようなサイトって、そんなに無い」という事実があります。自分のサイトには少しでも留まってもらって、過去ログも読んでもらいたい、という気持ちはわかるし、実際僕もそう思ってはいるのですが、ブラウザの使い方は人それぞれでして、閲覧者の考えに任せた方がむしろ親切だろうと。
中には
blue_rexさんのように、リンクターゲット名を独自の名前に統一することによって、自分のサイトからのリンクは常に一つの別窓に指定している方法もありますが、この方法はいくつもの窓が立ち上がらないことで、閲覧者に配慮しているのでしょうが、実はこの方法も、その記事からのリンク先を同時に比較したい人にとっては不便極まりない物でして、一記事中に貼り付けるリンクが多数になると、親切心が仇になる事もありえますね。
もっとも、リンク先を比較して読むというユーザーは、少ないのかもしれませんが。
フレームを使ったサイトでは、外部リンク先のフレーム内取り込みを防止するなどの理由から、リンクターゲットの指定は重要だったと思うのですが、ブログにおいては基本的にフレームは使ってないので、リンクターゲットは特に必要ないものと思います。
サイトのデザインって、「自分の考える見た目通りの物」を閲覧者に強制するよりも、ある程度閲覧者の自由に任せた方が良いと思います。
スタッフブログで「テンプレの文字の大きさを小さい物に統一して欲しい」という声をよく目にしますが、小さい文字サイズでの絶対値指定は、僕なんかは「もっともダメなサイトデザイン」と思っているものでして、ブラウザの文字の設定を変えても、大きさが変わらないようなサイトは、閲覧者に対する配慮が足らない物だと思います。
リンクターゲットの指定の場合も似たような物でして、指定しなければ閲覧者が好き勝手に同一窓で開くか、新規窓で開くか決められます。しかし「_blank」で指定されてしまうと、必ず新規窓でしか開きません。
そうは言っても、リンク先を常に新規窓で開いている人にとって、いちいち右クリックメニューからリンク上で「新しいウィンドウで開く」を選択するのは面倒だ、という人はたくさんいるみたいです。タブブラウザを使ってないのだろうか、と気になります。
僕は
unDonutを使っています。オプション→マウスの設定で、「リンク上の中クリック(ホイールボタンクリック)」で新規ウインドウで開くように設定しているので、留まりたいサイトからのリンクは、必ず中クリックするのですが、リンクターゲットが指定されていると、僕の意図とは無関係に新規窓で開いてしまうので、かえって鬱陶しいのです。
ツールバーを使っている関係上、IEを離れられない方は、留まりたいサイトに
擬似ナビゲートロック をかけてみてはどうでしょう?
実のところ、shiftキーを押しながらクリックでリンクを開くことが、そんなに面倒なこととは思えないのですけど。