EKKEN♂

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NGワード:トラックバックありがとう

2005-04-22 | Trackback
 たぶん純粋な気持ちで言っている人の方が多いのでしょうけれど、やっぱりやめておいた方が良いです、「トラックバックありがとうございます!」
 ある記事のコメント欄に書かれた「トラックバックありがとうございます!」、これが一つ二つならそんなに問題はないのでしょうが、たくさん寄せられて賑わっているコメント欄の大部分に「トラックバックありがとうございます!」「TBありがとう」等と書かれているブログの主は、広い意味でのスパマーである可能性もあります。
 仮に何の悪意もなく、送信先のブログ主・及びその読者のことを思って送られたトラックバックでさえも、「トラックバックありがとうございます!」のコメントがあるために、第三者がそのブログに対し「こいつはスパマーだ」と認識してしまうかもしれません。
 そんなことはない、という方もいるかもしれませんが、少なくとも僕は「トラックバックありがとうございます!」がいくつも並んだコメント欄を読むと、そう判断することの方が多いです。
 その記事本文中に、送信先へのリンクが一つもなかったら、ほぼ断定。

 同じ話題を書いているのだから良いだろ、という理屈で送られてくるトラックバックの主には、「ほれ、俺はその記事に関連するこんな良い情報を書いているんだぞ」「おまえは関連する情報をブログ検索で調べたりしないだろうから、こっちからリンクしてやる」というゴーマンささえ感じることがあります。(ちょっと被害者意識が強すぎますが)
 それでも「受信側の記事をちゃんと読んでいる」と感じさせる記事であれば、たとえ受信側へのリンクがなくても、それほど不快ではないのですが、多くの大量発射トラックバックには、相手の記事を読んだと感じさせることがありません。

油小路ニュー中猫屋:トラックバックありがとうございます、ありがとうございます、ありがとうございます・・・

あんなのは単にキーワードでヒットしたところに機械的に大量のTBを送っているだけだから、「ありがとう」もあったものではないでしょう。TBを送った先の記事なんか読んでくれているわけがないのですから。
 このように「読んでくれているわけがない」と断定する方もいますし、僕自身も、そう思うようなトラックバックは少なくないと感じます。
 大量トラックバックを送る人が、実際に送信先の記事を読んでいるかいないかにかかわらず、相手に「読んでくれた」と思わせないのなら、その人にとっては「単なる宣伝トラックバック」と何ら変わりありません。
 中にはトラックバック一覧に表示される、「概要」を読むだけで済ませる方もいるかもしれませんが、多くのブログ主は、トラックバックを貰ったら、あからさまに業者ブログからのものとわかるものを別にして、相手のブログを読みに行くと思います。
 トラックバックを許容しているにもかかわらず、送られてきたトラックバックに全く目を通さないのなら、ブログでサイト運営する必要性を感じません。トラックバックというのは、送った相手に、「こちらのブログを読みに来て」と、アクセスを半ば強制する機能でもあるのです。
 それを拡大解釈して「トラックバックはアクセスアップのための機能」と信じている人がいるようですが、指摘する人の有無にかかわらず、そんな人からのトラックバックは、恐らくかなりの高確率で嫌われています。
 相手に読むことを半強制しているわけですから、読んでも関連性の感じないもの(同一キーワードを使っているだけ、というものは「関連性がある」とはみなしません)が嫌がられるのは当然のことでしょう。
 
 とはいえ、実際は、たまに意味不明なトラックバックがやってくる程度でして、トラックバックの多くは、善意で送られたものだと思います。
 だからこそ、送られてきたトラックバックに対して、何かしらの反応をした方が良いでしょうし、送った側もそれを期待しているのかもしれませんが、たいして書くことがないにもかかわらず、無理に「トラックバックありがとう」ということのみを書くのはいかがなものかと。
 そこから話題を膨らませてさらに突っ込んだことを書くのは、相手が長文コメントを嫌がる人でなければ喜ばれるかもしれませんが、そういうときこそ、トラックバックの有用性を生かして、新たな記事を書いて相手にトラックバックを送信すればよいのです。
 S嬢のPC日記:わたしにとっての閲覧したくなるブログの条件では、「TBありがとう」コメントが多数並び、そのコメントに対してのレスに「挨拶」以上の発展が無いブログのコメント欄に対し「マイナスの評価をする」としていますし、僕もそのことに同意します。
 コメント欄もブログのコンテンツの一つと、僕は思っています。つまらないコメントしか書かれていないコメント欄は、わざわざ時間をかけて読んだりはしませんし、コメント主の名前にURLが貼り付けてあっても、つまらないコメントしか書かない人のブログは読みに行きません。
 「トラックバックありがとう」というコメントは、場合によっては、発言主のブログそのものの評価を下げてしまうことになりかねない、ということに気付くべきです。 参考になりそうなサイト
小林Scrap Book:【ブログ初心者講座】トラックバックがありがたいとは限らない
Gotany: トラックバックネタにトラックバック(笑)

ついでにここも。
goo検索:TBありがとうございます
goo検索:トラックバックありがとう
似たような言葉を、バリエーションを変えて検索すると面白いものです。