FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

お墓参り。

2005-08-13 23:58:50 | ろぐ
何年ぶりかに、祖母と祖父の眠るお墓へ。
ぼくの記憶の中では、ちょっと寂れた、寂しい場所だった。
でも。
久しぶりのそこは、美しく磨き上げられた御影石が鎮座する、重厚な空間だった。

いつからこんなだっけ。
さりげない問いに、親父が答えた。
お前、見ただろ。

記憶って恐ろしい。都合のいいように事実を変えて記録していく。

お墓に水をかけ、お花を飾り、お供え物を添えて。
お線香を焚き、ロウソクに火をともした。

そばで焚き火をし、おばあちゃんたちを呼んだ。
手を合わせ、お祈りをして。
ルーティンのコースをたどる。

不思議なのだが、我が家のお墓参りは自宅の墓に手を合わせ、そばのお地蔵さん達が祭られている廟にお参りをし、さらに、その向かいにある3体の仏様にお参りをする。いったいそのコースにどんな意味があるのか、考えたこともなかったし、何が祭られているのかも知らない。ただ、昔からのコース。

自宅に帰り、家の前でも目印の焚き火をする。
親父と二人で火をおこし、燃えていく薪を見て。

炎をただ、眺めていた。
会話は無いけれど。
不思議に安心する時間だった。

夕食。
珍しく、親父とぼくはお酒を飲んだ。
薦めたドラフトギネスをおいしそうに飲む親父を見て、ちょっとうれしくなってみたり。
親父には不思議な感情を持っていて。
なかなか恥ずかしくて本音なんて言えないし。
ちょっと、貴重な時間だった。

ビールを飲んだら変な酔いが回って。
ちょっと寝ちゃったけど。

何年かぶりに過ごしたお盆は、
自分のルーツを確認する貴重な時間だったと思う。
あ、花火をする時間はなかったけどね(笑)

きっと何年後も、ぼくは、ここにお参りをし続けるのだろう。
それは、ぼくのルーツがそこに眠っているのだから。


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2 Comments

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見知らぬルール。 (たかぴ。)
2005-08-15 00:28:29
なぜなんでしょうねえ。

なぜ、自分の家のお墓以外を回るのか。

それがわからん。



でも。

聞くこともちょっと怖いかも(笑)

知らないままでもいいかもなぁ。
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Unknown (neo)
2005-08-14 09:20:06
あいにくの雨の中。例年通りのお墓参り。

うちもやっぱり、何カ所かお参りします。いわれは、知ってるけど、それは、またいつか。

私も、妹も家を出てるので、跡取りが墓を守ることについて、ちょっと考えてみたり。



ご先祖さま達までに、心配かけてるような気がして、どこに行っても肩身が狭い。





でも、また来年も。
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