いつものカフェにて。
入ると、カウンターの奥に一人。
なんだか知り合いの彼に似た、後ろ姿。
思わずじっと見つめていた。
そんなはずない。彼はいま、フランスにいるはず。
やけにニヤニヤしたマスターが、
「さっき、シルビア見えたよ」
なんて普通に話し掛けて来たそのとき。
奥の彼が振り向いた。
…!!
「おかえり!」
っきしょー。見事に驚いた。
くぅー、やられた。
彼は今年の春に、ワーキングホリデーでフランスへ。
帰るのは来年の二月と聞いていた。
予定を早めて帰国したらしい。
理由はどうあれ、久し振りに会えたことを嬉しく思った。
笑う彼は、
頼もしそうに見えた。
流れていく時間は誰にも平等だ。
その中でどれだけ成長していくかは平等ではない。
負けてらんないなあ。
入ると、カウンターの奥に一人。
なんだか知り合いの彼に似た、後ろ姿。
思わずじっと見つめていた。
そんなはずない。彼はいま、フランスにいるはず。
やけにニヤニヤしたマスターが、
「さっき、シルビア見えたよ」
なんて普通に話し掛けて来たそのとき。
奥の彼が振り向いた。
…!!
「おかえり!」
っきしょー。見事に驚いた。
くぅー、やられた。
彼は今年の春に、ワーキングホリデーでフランスへ。
帰るのは来年の二月と聞いていた。
予定を早めて帰国したらしい。
理由はどうあれ、久し振りに会えたことを嬉しく思った。
笑う彼は、
頼もしそうに見えた。
流れていく時間は誰にも平等だ。
その中でどれだけ成長していくかは平等ではない。
負けてらんないなあ。
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