FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

2月25日。

2005-02-26 14:33:20 | ろぐ
お昼に、最近知り合ったヒトとご飯を食べた。
なんか、初めて見たときから、気になっていたヒト。
恋愛感情とかじゃなくて。
なんか、気になるヒト。話してみたかったヒト。
自分がつくばにいる時間は、残り少ない。
そう思ったら、したいことはしなきゃ。遠慮してる場合じゃないって思って。

一緒にご飯を食べて。
たくさん、たくさんお話をして。

とても、とても、楽しかった。
居心地の良い、落ち着くヒト。

ギリギリだけど、出会えて、良かった。

知り合いのヒトは、こうして増えていくものなのかな。
自分で自分に制限をかけているのかもしれない。
話してみよう。一緒に笑ってみよう。
そうしたら、きっと、たくさん知り合いは増えていく。
そう思った。


今日も、静かなお店だった。
22時までは。

いつも思うのだけれど、
お客様がいらっしゃるタイミングは、大体重なる。
一気に満席になった。次々といらっしゃるお客様。
今日は新しいアルバイトの子がいて、救われた。
カウンターに座っていただいたのは、みんな、常連さんで。
口々に、最後に見に来たよ、と。
テーブル席に座ったお客様も、最近話すようになった方で。
残念です、と。
サークルの後輩も来てくれた。
後輩の、暖かい笑顔を、ぼくは、忘れない。

久々のラッシュ。それでも、手を抜きたくなかった。
思いを込めて、カクテルを作った。灰皿を変えた。お話をした。
もう、感謝の言葉しか出てこない。
ぼくは、お客様に、ここまで鍛えていただいた。

カウンターの隅に、ちょこんと座ったお客様がいた。
彼女は、毎週きてくれる方。

一段落した頃に、彼女とお話をした。
「このお店に来始めてから、1年が過ぎたけれど、変わったね。カクテルのトゲトゲもなくなったし。」
そして、彼女は続ける。
「なにかが、大きく変わった。」

そうかもしれない。去年の今ごろは、全く先のことなんてわからなくて。
自分でも苛々していた。自責の念よりも、誰かを責めることで、うやむやにしてた。
以前にも思ったけれど、自分の思うままになんて、ならない。
だったら。
現状を受け入れて。どう変えていくか。どう変わっていくか。
そのほうが大事。
今はそう思う。
まだ、完全にはその思考は出来ないけれど。でも、そう気付いた。

それに。
そういう風に見守ってくれている方がいたことを、本当に嬉しく思う。
ココロから、感謝。
そんなことを考えていたら。

その彼女が、「お酒を教えてくれて、ありがとう。」と言った。
ぼくは、自分の仕事をしただけですよ、って答えた。
逆に、そのお客様に通っていただいたおかげで、今のぼくがある。

ウチのお店の常連さんは、「何か下さい。」と注文する。
それは、全面的にそちらにお任せします、ということ。
ぼくは、考える。
このヒトの好みであれば、こういうカクテルはどうかな。
今日はカクテルじゃなくて、ラムか、ブランデーにしようかな。
会話の中で、なるべくそのヒトの好みに合ったものを見つけ出して。
外すときもある。もっと甘いほうが良い、とか、酸味がないほうが良い、とか。
だけど、ぴったりと合ったとき、それは、お互いに最高の瞬間。
誰にでも出来ることじゃない。
長く通って頂いて、お互いに、信頼感を築いてきたからこその、結果。

そんなことを彼女と話していた。
話していたら、なぜだか、涙が出そうになった。
慌ててグラスを洗って、誤魔化した。

彼女の作って差し上げた、コアントローとライムジュースとクランベリージュースのカクテル。
ぼくの、オリジナル。
美味しそうに飲むお客様を見て、本当に、嬉しかった。

慌しさのなかで、きちんとお話できなかったヒトもいる。
もっと話したかったヒトもいる。
だけど。
思うようにはならない。
今度は、こちらから会いに行こう。
会えなくなるわけじゃない。ちょっと距離が離れるだけ。


久々のラッシュ。
看板を消した頃、ぼくはへとへとだった。
だけど。
ココロはへとへとじゃない。
明日も、あさっても。燃え尽きてやる。

ぼくが今出来ることは、それだけだ。

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