素朴な疑問は何でも聞いてくれ、と見得を切ったところ、待ってましたとばかりに答えに詰まる質問をぶつけてくれるのが中学生。
生徒1「宗教ってなに?」
おお。
難しいことを聞いてくれるじゃないか。
ちなみに今は数学の時間だぞ。なんて言い逃れは通用しないよな、こういう場合。
生徒2「せんせー、神様って信じてる?」
あー、こっちのほうが答えやすいな。ぼくは。
ぼく「困ったときとか、電車の中でお腹痛くなったときは信じてるよ。」
生徒2「えー?じゃぁ神様っているの?」
うーん。
難しい質問だ。
ぼくは特定の宗派には属していないつもりだが、年中行事にはなるべく参加するようにしているし、厄払いもしたし、教会で結婚式を挙げるのっていいなあって思っていたりもする(ま、これは相手あってのことですが)。
物理的な存在としての神様がいるのかどうかはさっぱりわからないし。
心の中で常に崇めているかと問われれば、答えは否。
けれど、身体にしみこんでいる日本人としての習慣は、まさしく宗教的であるだろうし。
どう答えるのが、彼らにとってわかりやすいのだろう。
世界のあちこちで生じている宗教紛争の悲しさやカルト宗教の怖さも知ってほしいし、かといって宗教に興味を駆り立てさせるのも後ろめたさを感じてしまう。
ぼく「いるかもしれないし、いないかもしれない。みんなはどう思う?」
ちょっと逃げ腰だが、逆質問で聞いてみる。
生徒1「えー!?いるんじゃん?」
生徒2「じゃあ、サンタさんはいるの?」
おいおい。ごっちゃですか?てか、話ズレてんぞ。
さておき。どう答えるべきか…。うーん。
生徒1「いねーよ!おれ、父さんからプレゼントもらったもん!」
生徒2「だよなー。」
なんだか、妙に大人びた口調で話す13歳を目の前にして、肯定するのも悔しい(というか、くすっと笑いたくなった)ので。
ぼく「NORADっていうアメリカ軍のレーダー基地は毎年サンタさんを追跡してるよ。
クリスマスの時期になったらアドレス教えるから、ネットで見てごらん。」
と、煙に巻こうとしてみた。
生徒「うそぉ!ほんとに??」
おー、おー、食いつきますな。さすがアメリカ軍(笑)
そうだよ。架空の存在かもしれないけど、お父さんとお母さんのなかにはサンタさんがいるんだから。
というか、その気持ちが伝わればいいな。
で。
宗教論争ですよ。13歳と。
まともに話し始めると数学どころではなくなるので。
ぼく「いると思っている人の心の中にはいるだろうし、
いないと思っている人の心にはいないんじゃない?」
と逃げ口上。
生徒「じゃぁ、幽霊は~?」
…、とことん授業から逃げる気だな。そっちは逃がしません。
ぼく「それはまた今度!いいから!ほら、文字式の計算するぞ!」
むりやり話を授業に戻したものの。
心の中では疑問が渦巻いてしまって。
本当は、かなり困ってしまった。
ぼく自身、宗教のことを知らなさ過ぎる。(←日本語、あってる?)
日本が宗教の規律で縛られた国でないゆえか、なんでも取り込むおおらかな国ゆえか、特定の宗教に対する思いが湧かない。かといって他の国の様子をしっかり知っているわけじゃないし。
悩むよりも、行動。
そう思い立って借りてきました。
「図解雑学 宗教」。
まだ読み始めたばかりですが、けっこう面白い。
もうすこし勉強したら、誰かと語ってみたくなるかも。
ま、こっちには語れる友人もいませんが。
ちなみにこの本を借りに行ったら、隣の棚には「図解雑学 倫理」なんていう本もあって。
こっちも読みたいなー、なんて思ってしまいました。
世の中、まだまだ知らないことがありますね。
そんなことに気付かせてくれる、中学生ってほんとにかわいい。
どっちが教えられてるんだか分からなくなる瞬間ですね。
どれ、続きを読もうかな。
読みながら寝ちゃおう。
生徒1「宗教ってなに?」
おお。
難しいことを聞いてくれるじゃないか。
ちなみに今は数学の時間だぞ。なんて言い逃れは通用しないよな、こういう場合。
生徒2「せんせー、神様って信じてる?」
あー、こっちのほうが答えやすいな。ぼくは。
ぼく「困ったときとか、電車の中でお腹痛くなったときは信じてるよ。」
生徒2「えー?じゃぁ神様っているの?」
うーん。
難しい質問だ。
ぼくは特定の宗派には属していないつもりだが、年中行事にはなるべく参加するようにしているし、厄払いもしたし、教会で結婚式を挙げるのっていいなあって思っていたりもする(ま、これは相手あってのことですが)。
物理的な存在としての神様がいるのかどうかはさっぱりわからないし。
心の中で常に崇めているかと問われれば、答えは否。
けれど、身体にしみこんでいる日本人としての習慣は、まさしく宗教的であるだろうし。
どう答えるのが、彼らにとってわかりやすいのだろう。
世界のあちこちで生じている宗教紛争の悲しさやカルト宗教の怖さも知ってほしいし、かといって宗教に興味を駆り立てさせるのも後ろめたさを感じてしまう。
ぼく「いるかもしれないし、いないかもしれない。みんなはどう思う?」
ちょっと逃げ腰だが、逆質問で聞いてみる。
生徒1「えー!?いるんじゃん?」
生徒2「じゃあ、サンタさんはいるの?」
おいおい。ごっちゃですか?てか、話ズレてんぞ。
さておき。どう答えるべきか…。うーん。
生徒1「いねーよ!おれ、父さんからプレゼントもらったもん!」
生徒2「だよなー。」
なんだか、妙に大人びた口調で話す13歳を目の前にして、肯定するのも悔しい(というか、くすっと笑いたくなった)ので。
ぼく「NORADっていうアメリカ軍のレーダー基地は毎年サンタさんを追跡してるよ。
クリスマスの時期になったらアドレス教えるから、ネットで見てごらん。」
と、煙に巻こうとしてみた。
生徒「うそぉ!ほんとに??」
おー、おー、食いつきますな。
そうだよ。架空の存在かもしれないけど、お父さんとお母さんのなかにはサンタさんがいるんだから。
というか、その気持ちが伝わればいいな。
で。
宗教論争ですよ。13歳と。
まともに話し始めると数学どころではなくなるので。
ぼく「いると思っている人の心の中にはいるだろうし、
いないと思っている人の心にはいないんじゃない?」
と逃げ口上。
生徒「じゃぁ、幽霊は~?」
…、とことん授業から逃げる気だな。そっちは逃がしません。
ぼく「それはまた今度!いいから!ほら、文字式の計算するぞ!」
むりやり話を授業に戻したものの。
心の中では疑問が渦巻いてしまって。
本当は、かなり困ってしまった。
ぼく自身、宗教のことを知らなさ過ぎる。(←日本語、あってる?)
日本が宗教の規律で縛られた国でないゆえか、なんでも取り込むおおらかな国ゆえか、特定の宗教に対する思いが湧かない。かといって他の国の様子をしっかり知っているわけじゃないし。
悩むよりも、行動。
そう思い立って借りてきました。
「図解雑学 宗教」。
まだ読み始めたばかりですが、けっこう面白い。
もうすこし勉強したら、誰かと語ってみたくなるかも。
ま、こっちには語れる友人もいませんが。
ちなみにこの本を借りに行ったら、隣の棚には「図解雑学 倫理」なんていう本もあって。
こっちも読みたいなー、なんて思ってしまいました。
世の中、まだまだ知らないことがありますね。
そんなことに気付かせてくれる、中学生ってほんとにかわいい。
どっちが教えられてるんだか分からなくなる瞬間ですね。
どれ、続きを読もうかな。
読みながら寝ちゃおう。
効くかも?
「信じるものは」?
気持ちが晴れるなら、お祓いも効果があるように思えます。
何かに憑かれるのは、心労が重なったりするときなのではないでしょうか。
お祓いやお参りで気持ちが元気になるのなら、それは意味のあること。
まさに、「信じるものは救われる。」でしょうね。
宗教の本を読みつつ、「攻殻機動隊」原作を読んでいると、アタマの中がグルグルしてきます。
神様もホントはいるのかなー。
私も塾の先生を2年してたから、懐かしい。仙台に本社があったりしないよね。個別指導で…?
今じゃ、息子にオーストラリアの正式名称聞かれても、ライブラリーのスペル聞かれても、自分で調べよ!と。
今、プロポーズされてる。いろいろ複雑だから、説明はしないけど、迷って、迷って、それでも答えが出せずにいる。
大好きな気持ちだけじゃ行動できない大人になったんだなぁって思う。
お久しぶりです☆
えーっと、ぼくはしがない講師なので。詳しくは語りません(笑)
オーストラリアって、「オーストラリア」じゃないですね!初めて知ったよ!
でも、自分で調べるのが大事ですよね。
ぼくは国語を教えてるんですが、辞書の使い方から行きましたよ。
調べられるようにって。
今の子って使えないんですよね。辞書。
迷うってことは困るよりもいいような気がします。
どっちに転んでも…、なんて思いが錯綜しちゃうのが大人になった、ということなんでしょうか。
明日も、いい日でありますように。