FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

『金閣寺』。

2005-10-11 02:19:40 | 
ようやっと、読み終わった。
内に思考を求めていくと、こんなにも残酷で、明確になるものなのだろうか。
物語の山場では、もう、気持ちは昂ぶってしまい。

おかしいほど興奮して読み終えた。
緊張が、葛藤が、伝わってくるようで。

大学2年の頃、かなぁ。
一度読んだけれど。

あの頃と、また違う気持ちで読み終えた。

自分の中を深く深く覗いて。
自分が定義している事柄を探って。
その果てに、自分の世界を解き放つために、現実の世界を壊す。

そんなことが許されるのか?

許す許されるの話ではないのだろう。
それが、結末だ。



三島さんの作品はこれしか知らない。
他の作品も読んでみよう。

好きな文体なんだ。実は。