参院選が終わって

山添候補は勝ったが
参院選が終わった、結果は与党というか自民党の大勝だった。共産党は最重点区の山添候補は当選したものの、比例で3議席にとどまった。個人的に好きだった大門さんを落としてしまった。彼は共産党らしくない弁舌の経済通、玄人受けする議員だっただけに残念である。

山添候補は最後まで「当落線上のたたかい」が効いたか、結果は3位当選となった。比例が振るわなかった中、彼の選挙戦には見るべきものがあった。

若者である。都心部の街頭演説にはＳＮＳなどを通じ、大勢の若者が集まったという。府中でも何人かのボランティアが、チラシまきや電話かけに事務所を訪れた。

候補者の魅力（若さや鋭い弁舌）としか思えない。今の時代、国会質問や街頭演説はあっという間に拡散する。それが山添支持につながったのは間違いない。問題はそれを党の支持につなげられるかとなってくる。

今朝の読売を見て驚いた。安倍元首相の銃撃事件が選挙に影響を与えたか、の世論調査である。大いに32％、多少54％となっている。質問が「あなたに影響を与えたか」ではないので、これをもって自民大勝の要因とは思えないが、多くの有権者は「影響があった」と感じているようだ。

それにしても今回の選挙はロシアのウクライナ侵略、物価高騰、銃撃事件とこれまでとはまるで違う選挙戦となってしまった。