乱読の中で
東京は梅雨入りしたそうだ。雨の日、暑い日が交互に繰り返している。都知事選が始まっているが、選挙カーはほとんど回ってこない。療養生活は4カ月目に入り、ようやくリハビリが始まった。ずいぶん無駄な時間を過ごしてしまった。
時間はたっぷり、ジャンルを選ばず乱読をしてきた。おかげで初めて出会う作家が結構あった。ただあまり記憶に残っていない。そんな中、「風よあらしよ」は読みごたえがあった。
村山由佳の本はこれまでも数冊読んでいるが、これは一番であろう。大杉栄、伊藤野枝の息づかいが伝わってくるようだった。
ところで2人はアナーキストとなっている。大括りでは社会主義者なのだが、どのような権力も認めないところが理想主義というか空想的でもある。ただ野枝の原点である故郷の共同体への想いは共感する。
東京は梅雨入りしたそうだ。雨の日、暑い日が交互に繰り返している。都知事選が始まっているが、選挙カーはほとんど回ってこない。療養生活は4カ月目に入り、ようやくリハビリが始まった。ずいぶん無駄な時間を過ごしてしまった。
時間はたっぷり、ジャンルを選ばず乱読をしてきた。おかげで初めて出会う作家が結構あった。ただあまり記憶に残っていない。そんな中、「風よあらしよ」は読みごたえがあった。
村山由佳の本はこれまでも数冊読んでいるが、これは一番であろう。大杉栄、伊藤野枝の息づかいが伝わってくるようだった。
ところで2人はアナーキストとなっている。大括りでは社会主義者なのだが、どのような権力も認めないところが理想主義というか空想的でもある。ただ野枝の原点である故郷の共同体への想いは共感する。
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