Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

桃の節句も間近

2018年02月25日 21時36分03秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 15時半からウォーキングに出かけて、ちょうど3時間で2万2千歩ほどになった。久しぶりに3時間のウォーキングでかなり汗をかいた。
 気温はほぼ予報どおりで最高気温が15時頃の8.6℃。風は強くなかったが最初は寒さを感じた。特に日没後は汗をかいたこともあり、ゆっくり歩くと背中が冷たく感じた。
 駅の近くのコンビニやスーパーに入ると店のなかはすでに雛祭りようの売り出し。リクエストのあった寿司とデザートを購入。

★雛段の後ろに闇のありにけり     飛高隆夫
★雛飾る明日戦争にならうとも     斎藤寛子


 雛人形を飾るようになったのは室町時代以降、さらに紙製の雛から内裏雛のような豪華な人形となったのは江戸時代以降と新しいとのこと。世の中の習俗、日本の古来からとよく言われるが、江戸時代になってからものが多いという。
 私も50代になるまで知らなかったが、段飾りだけでなく、吊るし雛の習俗は各地に今でも残り、江戸時代も庶民はこの吊るし雛が多かったようだ。豪華さを競うのは民間の習俗としては成り立たないものである。
 第1句、何事も表の様相を支える裏の存在がある。表が煌びやかで派手になればなるほど、裏の闇も深くなる。何も雛段の後ろの暗がりだけを指すのではないだろうか。煌びやかで優雅な段飾りの人形が伝わってきた時間にもさまざまな人々の思いが込められている。そんな隠された家族の歴史にも思いを馳せたいものである。
 第2句、雛飾りを飾ることにためらいや周囲への遠慮が存在した時期があった。人びとの嫉妬と羨望とにさらされながら、どんな思いが交錯したのか、一筋縄ではいかない思いが伝わる。「そんな時代もあった」ことすら忘れられようとしている。

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