Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

図書4月号 その2

2023年04月07日 20時47分02秒 | 読書

 最大瞬間風速が20mとなっている。南南西の風。雨は最大20ミリ程度の雨であるが、風が強いためか、雨の音が大きく響いている。明日の朝までに風雨は止むという予想であるが、果たして予報通りになるだろうか。
 本日は風と雨のためにどこにも出かけなかった。明日は特に予定はないが、少しは出歩きたいものである。



 図書4月号から、もう1編。

・『鬼滅の刃』と柳田国男         松居竜吾
柳田にとっての「山」とは、『遠野物語』の中の山人が里人の夢と現実の境目に棲息していたように、意識と無意識の交錯するところであった。吉本隆明言うところの共同幻想の裂け目がぱっくりと口を開けている場、と言っても良いかもしれない。
「平地人を戦慄せしめよ」という言葉とともに描き出された、意識と無意識が交錯する世界は、今に至るまで人間としてものの不安定さを浮き彫りにしている。その柳田の言葉は、同じ時代を舞台とした『鬼滅の刃』という作品に反響し、令和の新しい世代にも届いているように、私には感じられるのである。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。