Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ぐうたら亭主の年末

2017年12月30日 22時49分44秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 明日はいよいよ大晦日。といっても特に私はすることもない。部屋の片づけの仕上げと、お屠蘇の用意くらい。あとは買い物の荷物持ち。

 私の部屋以外の我が家の大掃除は妻に任せっぱなし。正月料理も大晦日の夜の食事の支度もおまかせ。すっかりぐうたら亭主が板についている。これほど恵まれた夫というのも、最近では稀有の存在なのだと思っている。

 拝まなければいけないのは、初詣の神仏ではなく、わが妻ということになる。


またまた本箱から本が溢れ出した

2017年12月30日 14時50分44秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日、銀行に行って記帳をしようとしたら、ATMの前は長蛇の列。10数台もあるATMのコーナー、いつもと違って二つのグループに分けて並ぶように誘導していた。それでもATMのコーナーはいっぱいの人。私もやむなく並んで記帳だけ済ませた。あとから妻に「記帳だけなら専用の機械があったのに」と教えてもらった。そういえば後ろにあった両替機ともう1台には誰も並んでいなかった。「先に教えてくれよ」とぼやきつつ、特に急ぎの用事もないので5分ほどの待ち時間は苦にはならなかった。年末・正月休みのための現金化なのだろうか。整理にあたっていた行員もガードマンも声を枯らしていた。

 部屋の片づけは午前中に2時間ほど頑張ってみた。一応ほとんどの「紙」類は廃棄。明日はシュレッダーの出番。とりあえず31日までには終わりそうな気配である。ただし、美術展などの図録がもう収納する場所がない。
 新しく購入した「ゴッホ展」の図録、どこにしまうかあてがない。古い本を売り払うか、捨てるか、年度が替わるまでに決断しなくてはいけないようだ。

おでんの屋台

2017年12月30日 12時30分58秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 朝は退職者会のホームページの更新を行った。先週の幹事会の模様など3つの記事をアップした。これが予定より時間がかかった。
 その後、机の上の片づけを再開、シュレッダーを駆使してかなりの書類を廃棄。しかしまだ机はきれいには片付かない。

★おでんやのうしろに夜の波止場あり    鮫島春潮子

 横浜駅のすぐ近くの川沿いに50メートルほどにわたって、十数件のおでん屋台が並んでいたが、いかんせん道路の不法占用であった。屋台も移動式ではあっても現実には固定してあった。
 しかし長年の営業が続いて、定着していた。私も年に数回は利用していた。冬におでんは確かに美味しかった。横浜ならではの具としてシューマイがあった。焼酎の水割りを頼むと大きなコップに4割ほども焼酎を入れ、かち割り氷も大きかった。アルコール類1杯もおでん一皿も同じ値段で清算してくれた。決して安くはないが、小さな細い木のベンチで肩を並べて呑むアルコールとおでんはとりわれ美味しく感じたものである。
 ベンチに座ると川の向かい側に立つ大きな商業ビルのあかりが明るいのだが、ベンチが低いこともあり、その明るさよりも幅の広い河の暗い水が目の前に迫る。護岸のコンクリートが高く、川面にうつるはずの商業ビルの明かりはさほど気にならないのも不思議だった。明かりが写らない夜の河、それも流れがほとんどない澱んだ河は闇の塊のようにも見えた。

 しかし水道も便所もなかった。大きなポリバケツにためた水で皿を洗い、ペットボトルの水が水割り用。便所は向かい側のパチンコ屋のを利用できたらしいが、ほとんどの人は路地で立ちション。やはり衛生上大きな問題を抱えていた。

 それが2年前だったか、とうとうきれいに撤去された。今ではもう跡形もなく、若い人はそこに屋台が並んでいたことすらもう忘れているであろう。
 私はバス通り側から1軒目、2軒目、3軒目の店をよく利用した。あるとき一年ぶりにくらいに寄ったら、店のおかみさんに「久しぶり」と云われた。あんまり来ないのだから覚えているわけなどないと、思っていたら「あなたはひたすら食べて、ひたすら飲んで、しゃべらずに去って行くので、とっても印象に残っている」と云われた。そんなおかみさんに挨拶することもなく、撤去された屋台迹を今も歩いている。
 冬になり、おでんが恋しくなると思い出す。