ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「幸福のスイッチ」

2008年03月13日 | 映画
一昨年に公開された「幸福のスイッチ」を借りて観ました。
主演は上野樹里です。ええ、それだけで借りました。

主人公の怜(上野樹里)は、イラストレータになりたくて和歌山の田舎から東京へ出て、美術学校を卒業して広告代理店でイラストを描いていた。
母が苦労して死んでしまったのは、修理ばかりでもうからない電器屋を営む父親(沢田研二)のせいだと恨んでいたので、正月も実家には帰らない。
しかし、職場で上司に反発し、仕事を辞めてしまう。生活費も底を尽き、家賃も滞納して、ゴロゴロしていたところに、そこに姉(本上まなみ)が危篤だという妹(中村静香)からの手紙が送られてくる。
手紙は妹の嘘で、実際は父親が骨折して一ヶ月入院することになったのだ。東京に戻っても生活が破綻した怜は、渋々だが電器屋を手伝わざるを得なくなる。
ところが、姉はもうすぐ出産予定で、妹は高校生。修理専門の同級生が一人いるものの、店番は一人っきり。
反発していた家業の電器屋を初めて手伝うことで、父親の見えなかった一面に触れることになる。

映像的にも展開も、わりとのんびりしている。気楽に見れる反面、盛り上がりが少ない。普遍的な家族愛を描いていて、非常に感動も地味。そういうもんだよなって感じでした。
上野樹里や本上まなみ、ベテラン方の演技は自然で良いですね。同級生がちょっと浮き気味、力入りすぎな感じ。妹はハキハキした演技が良かったけど、ちょっと映画の雰囲気には溶け込んでない感じがした。

次はもっとお気楽そうな「亀は意外と速く泳ぐ」を見ようかな。

印税

2008年03月13日 | 日記

Business Media 誠:“夢の印税生活”を送るには、本が何冊売れればいい?

印税に関する記事があったので補足のために書いておきます。

私が5年程前に本を書いたのは、出版社から企画(目次)を持ってきて、原稿を書いて欲しいというものでした。
印税の基本は10%のようですが、初版は15000部に対して、売れなくても保証する分として7割を支払うということでした。これに対する印税は7%でした。
出版の時点で70%の7%ですから、印税としては価格に対して4.9%を受け取りました。
初版の7割を超えて売れた場合は、10%で随時支払うということでした。
また、発売してすぐに増刷が3000部ありました。これは初版の計算から省くための手法だったのかなと思ったりします。なんせ、追加の収入は未だにありませんから。
でも、増刷するくらいだから、最初の15000部ってのが、嘘ではなさそうだなと思ったりしていますが、実際にどれだけ売れたのか知ることはできるのでしょうか?

確かにこれだけで生活しようと思うと年間に4~5冊は書かないといけませんね。あとは、部数が伸びればそれだけ楽になるというもの。しかし、残りの90%の内訳がとても気になります。

ちなみに、挿絵のイラストは嫁さんが描きましたが、デジタル入稿して1点5000円でした。