蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

鏡はその人の心を映すもの

2007-08-08 11:46:50 | 日本・東京
中国に行きたくない理由の一つによくあげられるのが、トイレ問題。

中国のトイレって汚いから。
中国のトイレって臭いから。
中国のトイレってドア無いから。

確かに。
至極最も。

で、日本のトイレ。
ちょっと気になることが。
前からずーっと気になっていたけど、改めて気になることが。

日本に帰ってきていろいろな場所のトイレに入る機会がある。
もちろん、男子トイレに。

すると、なぜか小をたす便器の横の壁に、姿見があるところがある。
すっぽり全身が映る鏡があるところがある。
用を足している姿が自分で確認できる。
それどころか、他の人にも見られちゃう。

あれって、何のためにあるんだろう?
別に自分の用足し姿なんて見たくないし、
他人のものなんてもっと見たくないし。

誰か、知りません?

「しょうがない」はないよな、やっぱり。

2007-08-05 00:57:30 | テレビ・映画
夕凪の街 桜の国』を観た。

目的はもちろん、女優。
だって、麻生久美子田中麗奈が出てるんだよ。
ボクの2大大好き女優共演なんて見逃せるわけがない。
どんな内容だって、2人が共演だったら観にいくさ。

で、この映画の内容は、というと、
ボクの浮かれポンチぶりをせせら笑うかのように、重いテーマ。
「ヒロシマ」です。

もう、終始泣きっぱなし。
隣の方々も終始すすり泣き。
そこかしこから鼻ずるずる音が。

ご存じの方もいると思うけど、原作は、こうの史代の同名マンガ。
なんか、結構賞も取っている作品。
基本的に映画は原作を忠実に表現している。

セリフがシンプルながら無駄もなく、徹底的に練られている感じがする。
だからこそ、難しいテーマながら、ストレートに胸に届く。
今までいろいろと「ヒロシマ」ものに触れてきたけど、
この作品はそれらとは異なる視点・表現でスッと胸に落ちてくる。

決して単純なお涙頂戴物ではない。
だけど、涙が止まらない。
派手ではないけど、心に残る作品。
オススメです。

にしても、「しょうがない」はないよな、前大臣さんよ。


*写真は「ぴあ」のHPから拝借。ここでは麻生さんのインタビューも載っていて、なかなかいいこと言っています。http://www.pia.co.jp/cinema/interview/070726_headsup/headsup_in.html