蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

戦闘開始は午後6時前後

2006-02-12 22:57:47 | 杭州・杭州周辺
突然、四方から爆音が響き、空に閃光が走った。
私は慌てて洗濯物を室内へ避難させた。
こうして戦闘の火ぶたが切って落とされたのだった。

昨日もお伝えしたとおり、中国は元宵節。
正月最後の大騒ぎ。
人々は大量に買い込んだ花火を打ち上げ、爆竹を破裂させる。

街中に火薬の臭いと煙が立ち込め、
道ではバイクの盗難防止ブザーが鳴り止まず、
団地では音に反応する階段の伝燈が灯り続けている。

花火を打ち上げる場所は様々。
中庭であり、道路であり、時には窓から斜め上方へ打ち上げる。
道を歩く人も心なし早足に見える。

爆竹にはいくつもの種類があり、
地面でならす物のほかに、打ち上げ空中で爆発する物もある。
私たちは爆竹に被弾しないよう願うだけだ。
実際、6階にある私の家の窓の外で破裂し、
パラパラと火薬の粉が暖房の室外機の上に降り注いでいた。

現在、中国時間で午後10時になろうとしている。
今も散発的に戦闘は続いている。
空には丸い月が輝いている。
正月は今日で終わる。
明日にはまた日常がはじまるのだろう。