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shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

滝川渓谷ハイキング(福島県矢祭町)

2022-04-24 05:06:36 | 山行・旅行
4月19日は自宅へ帰る日でした。時間に余裕があったので、途中にある矢祭町の「滝川渓谷」に寄りました。
「滝川渓谷」は東北最南端の秘境と言われており、渓谷に沿ってハイキングコースが設けられています。今の時期はカタクリが楽しめるとのことで、2台のカメラを首に下げて出かけました。


<エピソード>
ハイキングコース入口に管理人さんがいて、ガイドマップ(リンク)を渡されました(ブログを書くのにすごく役立っています)。「上まで行くと2時間かかります。4時までには戻ってください」と念入りに言われました。ショルダーバッグと重そうなカメラ2台を首からぶら下げて、危ない老人に見られたのでしょう。もともと家に帰る都合があるので、2時までに戻るつもりでした。したがって、途中で引き返すつもりでスタートしました。


渓谷には四十八滝があると言われています。確かに大小合わせると48ほどはあったように思います。行きは所々で写真を撮りながら進みましたので、ご覧いただきたいと思います。

スタート地点から2分ほどで最初の橋を渡ります。
 

左は橋の上から撮った下流側の様子です。橋を渡ると滝川神社の社殿がありました。
 

スタートから6分で「一丁目・おぼろの滝」に着きました。
 

左は「おぼろの滝」を上から見ています。右は「二丁目・鋸歯の滝」です。
 

渓谷沿いの道を気持ちよく歩いていき、スタートから13分で「三丁目」の橋の手前に着きました。このハイキングコースには「一丁目」から「八丁目」までの表示があり、現在地の確認やペース配分の目安に役立ちます。
 

橋の前後の様子です。
 

ハイキングコースの道沿いにスミレ(菫、スミレ科)の仲間がたくさん咲いていました。タチツボスミレのようですが自信がありません。


こちらはヘビイチゴ(蛇苺、バラ科キジムシロ属)のようです。


そして、何とこれは(自信はないのですが)ギンラン(銀蘭、ラン科キンラン属の多年草)ではないですか。ここまで来た甲斐があったというものです。


気分よく歩いていきます。「四丁目」には四阿がありました。その四阿からは「見返りの滝」が望めます。
 

左は「五丁目」にある「みすじの滝」です。「五丁目」から「六丁目」にかけては道が狭くなり、鎖が設けられていました。
帰路ここを歩いていると、大きな蛇が目の前に現れました。毒蛇でないと分かっていても、どいてくれるまで動けません。待つしかありませんでした。
 

左は「六丁目」を過ぎたところの「せせらぎの滝」、右は「七丁目」手前の橋です。
 

この渓谷一番の見どころの「銚子の口滝」です。「八丁目」を過ぎたところにありました。
 

「銚子の口滝」を過ぎると流れが緩やかになりました。左は上流に向かって、右は下流に向かって撮った写真です。折り返しとなる「滝川の里」はもうすぐです。川沿いにカタクリやニリンソウが群生し、さらに湿原にミズバショウが咲いていました。ちょとした桃源郷のような風景でした。
 

カタクリ(片栗、ユリ科カタクリ属の多年草)。






ニリンソウ(二輪草、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)。




ミズバショウ(水芭蕉、サトイモ科ミズバショウ属の多年草)。




ショウジョウバカマ(猩々袴、シュロウソウ科ショウジョウバカマ属の多年草)。


12時45分に渓谷の上に当たる「滝里の里」に着きました。途中で引き返すつもりが、結局「上」まで来てしまいました。
コースタイム120分(ゆったりペース)のところを70分でした。「滝里の里」のベンチで持参した昼食を食べました。
1時ちょうどに「滝里の里」を出発し、帰路は来た道を帰ります。カメラ1台をバッグに仕舞いました。
歩き出してすぐに、カタクリの群生を観ていると、対岸で何やら動いているのが見えました。
見たことのない鳥でした。この鳥については、明日のブログで詳しくご覧いただきたいと思います。


この後は、蛇との遭遇はあったものの、無事に出発点に戻ってきました。帰路は55分かかり、到着時刻は1時55分でした。

ここからはおまけの写真です。
滝川渓谷にギンランが咲いていたので、地元のキンラン(金蘭、ラン科キンラン属の多年草)はどうかと思い、4月22日に観に行きました。
全体としてはまだ蕾のものが多かったですが、いくつかの株で花が開いていました。
 

一緒に撮った写真です。左はジュウニヒトエ(十二単、シソ科キンランソウ属の多年草)です。右はran1005さんより、ホウチャクソウ(宝鐸草、イヌサフラン科チゴユリ属)だと教えていただきました。
 

滝川渓谷ハイキング (完)
滝川渓谷 2022/04/19

おまけの写真(白井市) 2022/04/22


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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます^^ (attsu1)
2022-04-24 07:39:27
滝川渓谷、東北最南端の秘境とは、
秘境と聞くだけで、興味津々のところにいかれましたね(@_@)
そして、秘境らしい、渓流と、たくさんの滝、
写真から秘境なのが伝わってきます。

キンラン、ギンランの季節になりました。
その時期にショウジョウバカマ、カタクリの花が咲いているのも、森らしい気温の低さを感じます。

次回の野鳥、こちらも、興味津々、
解説、楽しみにしています^^
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滝川渓谷ハイキング (fukurou)
2022-04-24 07:57:19
shu様
おはようございます。
渓谷のウォーキング、山登りをされるshuさんにとっては手軽な運動程度なのでしょうね。
お花の撮影をしながら登ると疲れないかもしれません。
ハイキングコース入口に管理人さんがおられるのは有難いですね!
金さん銀さんに出会われたなんてラッキーです。(笑)
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良いハイキングでしたね (ninbu)
2022-04-24 09:36:39
shuさん、おはようございます。
福島県矢祭町と聞いて、有名なニュースを思い出しました。
平成大合併を政府が推進する中、合併をせず矢祭町として存続した町ですね。
それと、全国の自治体で初めて、議員報酬を日当制にしたことでも有名ですね。

滝川渓谷ハイキングコースのブログ、滝の音とせせらぎが聞こえてくるような、
素敵な写真の数々を楽しませていただきました。
途中、出会った花も、スミレ、ヘビイチゴ、カタクリ、ニリンソウ、ミズバショウ
など私も知っているものが多く、こちらも美しい写真を堪能できました。

コースタイム120分のところを70分で帰還するとは、さすが山で鍛えたshuさん
ですね。ヘビに出会った以外、アクシデントもなく、良いハイキングでしたね。
明日の鳥のブログも楽しみにしています。(^.^)
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Unknown (shu2702)
2022-04-24 09:37:04
attsu1さん おはようございます。
コメントありがとうございます。
きれいに整備されたハイキングコースを気持ちよく歩いてきました。
「上」にも駐車場があります。ただし「下」に行くにはまた歩いて戻らなくてはなりません。
連絡バスがあったらいいのですが、そんなものはありませんでした。

ギンランだと思いますが、自信がありません。見つけた時は嬉しかったです。
鳥は写真のきれいな鳥の他に、カワガラスを見ました。
他に名前の分からない鳥が飛んでいました。
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Unknown (shu2702)
2022-04-24 09:43:58
fukurouさん おはようございます。
コメントありがとうございます。
山歩きに比べると楽なものです。しかし登り下りの累計が400mを越すので、よい運動にはなります。
道の一方は崖で、高さが10mほどの所もありますので、それなりの慎重さが必要でした。

前日の日曜日は多くのハイカーで賑わっていたそうですが、この日は静かで数人とすれ違っただけでした。
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Unknown (shu2702)
2022-04-24 09:54:19
ninbuさん こんにちは。
いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
矢祭町のことは何も知りませんでした。
平成の大合併ですか? 白井市も合併せずに残りましたね。良かったのか悪かったのか分かりません。

それはさて置き、気持ちよく歩けました。
蛇はシマヘビみたいでした。近すぎて手持ちのカメラでは写真が撮れませんでした。
明日ご覧いただく鳥は珍しくないかもしれませんが、福島県ではまだ確認されていない鳥だったかもしれません。
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素敵な場所! (なつみかん)
2022-04-24 10:14:57
おはようございます。
山歩きはないのかな~と思っていたら、最後に出てきましたね!
滝川渓谷ハイキング、とっても楽しそう。
関西で四十八滝というと三重県名張市の赤目四十八滝を思い浮かべます。
あそこはスニーカーでも行ける比較的お手軽な場所ですが、こちらはどうでしょうか。
もうちょっと近かったら行ってみたいと思いました。
カタクリ、ギンラン、ミズバショウなど早春の花も見られて最高ですね!
鳥さんはソウシチョウでしょうか。
最近皆さんの投稿に出てくるのでちょっと不思議に思っています。

それにしても首から重いカメラ二台ぶら下げて・・・というのが絶対にまねできません。
会社のネームプレートを下げるだけでも耐えられないほどの首凝り症で、毎週通院しているくらいです。
一眼レフでの撮影は一生無理だと思います^^;
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Unknown (shu2702)
2022-04-24 10:25:39
なつみかんさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
赤目四十八滝は名前を聞いたことがあります。夏は涼しそうですね。
そういえばこの日は暑かったので、歩き出してすぐに上着を脱ぎました。
ショルダーバッグは首から肩に通して、カメラは首に掛けたうえで両手に一台ずつ持って歩きました。
鉄アレーを持って歩くみたいな格好でしたよ。

なつみかんさんはソウシチョウをご存じでしたか?
私は初めてでした。調べてみたら福島県での分布が確認されていないようでした。
環境庁に報告した方がいいですかね?
詳しくは明日のブログで書かせていただきます。
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shuさん、こんにちは (さざんか)
2022-04-24 12:24:48
いつも遅いコメントですみません。
今回は何ヵ所も行かれましたね。
滝川渓谷、名前のように滝が沢山あって、歩くのも楽しかったでしょうね。
と言っても、重いカメラ2台をぶら下げて登るのは大変だったでしょう。
その甲斐あって、お花も色々見られましたね。
ギンラン、カタクリ…ミズバショウが凄い数ですねピンクのショウジョウバカマ、とても綺麗です。
標準タイムよりすごく早い時間で歩かれましたね、流石はshuさんです。
管理人さんも驚いたのではないですか?
綺麗な鳥のお話、楽しみにしています。
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Unknown (shu2702)
2022-04-24 12:31:49
さざんかさん こんにちは。
いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
滝川という名前は滝が多いからだと思います。
とりわけ落差の大きい滝はないですが、数が多いですね。
渓流釣りもできるようです。
最近は軽くていいカメラができてますね。
重いカメラがだんだんと負担になっていきそうです。

明日はきれいな鳥について書きます。
ご存じの方もいらっしいますが、私は初めて見る鳥でした。
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