岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

お詫び行脚

2006年11月30日 13時26分19秒 | Weblog
 28日の火曜日の朝、駅前街頭演説でお詫びの演説をはじめ、今日も支援者のところに伺って、お詫びと経緯の説明、私が国政にこだわる理由などを丁寧に説明を続けています。

 反応はさまざまで、民主党が候補者を出せなかったことへのお叱り、私本人が立候補しなかったことへの落胆をおっしゃる方々からは厳しいお言葉をいただきます。素直に聞かせていただいて、謝るほかありません。それでも、衆議院選挙に政治生命をかける覚悟をお話させていただきます。

 もちろん、「周平は国政でよろしい。いろいろな選挙に出るよりも衆議院一本で行け。」と励ましてくださる方もいます。政治家は、自分の責任で行動を決めなければなりません。瞬時の決断が人々の評価の対象になります。そのことが、今回よく分かりました。

 私を応援してくださる方々のそれぞれの考え方や思いがさまざまで、しかも熱いことがよく分かりました。これまで、自分の信条だけを考えてきましたが、政治家は応援してくださる方の夢や思いも考えて行動しなければならないことを痛感しました。

 今回は大きな蹉跌を味わいましたが、これも政治家岸本周平が経験しなければいけなかったこととプラス思考で前向きに捉えたいと思います。

民主党地方政治スクール

2006年11月29日 14時45分14秒 | Weblog
 27日の月曜日は、たいへんな一日となりましたが、夕方5時から「民主党地方政治スクール」を予定通り開催しました。京都や徳島をはじめ各地の県連で、定期的に地方議員及び候補者のための政治スクールが開かれています。

 これまで、和歌山ではやったことがなかったのですが、今回第1回の政治スクールを開校しました。講師は行政評価の第一人者である慶応大学の上山信一教授です。上山さんとは10年前に、ワシントンの研究会で席を並べて以来の仲です。彼はマッキンゼーのパートナーにまでなられた経営コンサルタントのプロで、その能力を行政のマネジメントに生かす手法はとても斬新なものでした。マッキンゼーを辞めた後、ジョージタウン大学で4年間教授をし、今は日本の大学で教鞭を取るかたわら、大阪市の改革の責任者をなさっています。

 当日、「自治体経営改革のこれまでとこれから」と題して、2時間たっぷり講義をしていただきました。出席者は和歌山県会議員、和歌山市会議員数名と、来年の統一地方選挙の立候補予定者など、合わせて15人の参加がありました。県議候補で串本町議の清水和子さんも参加してくださいました。

 大阪市役所の実例を交えて、自治体を経営の観点でどのように改革していくのか、興味深いお話でした。現役の議員や立候補しようというメンバーですから、後半の一時間は活発な質疑の応酬となり、中身の濃いスクールでした。

 来年4月以降は、2ヶ月に1回くらいの頻度で、公開で行います。私のHPでも載せますので、大勢の方に参加していただきたいと思います。普通の市民の方々にもより多く参加していただき、地方の政治や行政に興味を持ってくださることを期待します。そんな活動の中から、地方議員になりたいという候補者を育てていければ、私の2015年計画(県議会の過半数が民主系の議員になる)も実現が可能になります。

民主党県連常任幹事会

2006年11月28日 11時56分49秒 | Weblog
 嵐のような1週間でした。時間に追われ、ブログの更新ができずに申し訳ありませんでした。これまでの顛末のご報告をいたします。

 昨日の12時半より、民主党県連常任幹事会を開催し、最終的に知事選の候補者推薦については見送り、自主投票と決定しました。23日の常任幹事会に三役提案として、串本町議の清水和子さんの推薦を提案しましたが、結論が出ず、24日に両論併記の形で、党本部の鉢呂選対委員長と調整。県連で結論を出すように指示をいただき、25日に再度常任幹事会を開催しましたが、結論が出ず、26日に再度上京、鉢呂委員長と調整をして、自主投票やむなしの結論を得ました。

 常任幹事会内での反対は、もっぱら清水議員の知名度が低く、短期間の選挙では浸透が難しいということでした。私達三役は、これまで、大学教授やNPO代表者、弁護士などの適任者に声をかけてきましたが、応諾が得られず、来年の県議会議員候補の清水議員に白羽の矢を立てました。本人は談合ファイターのご経歴もあり、立候補を受諾してくださいました。

 三役としては、立候補をお願いし、選挙準備に入っていたのに、常任幹事会を説得できず、清水議員には申し訳ないこととなりました。本人は無所属での出馬も考えられたようですが、最終的に、来年の県議選に専念することを選ばれ、27日に記者会見されました。私は27日の午前中に清水議員にお目にかかって、力不足で失礼な結果になったことを心よりお詫び申し上げましたが、「済んだことはもうよいですよ。民主党の発展のために、一緒に頑張りましょう。数千年の歴史の流れからみたら、今回のことは取るにたりません。」と逆に励ましていただきました。

 大きな心をもたれた方だなと、感心をし、私達の判断は正しかったと意を強くしました。反対される方々の中に、「田舎の町会議員ではな、、、」というような意識があったように感じられ、たいへん残念でした。肩書きではなく、その人の人物や、やってこられた実績で判断をして欲しかったと思う反面、その事実を説得できなかった自分の力不足を痛感します。

 県民の皆さんに対して、選択肢を示せなかった責任はすべて私にあります。私は、県連代表を辞任をし、けじめをつけさせていただきました。独自候補の推薦ができなかったことを心よりお詫びいたします。

 なお、私が最初から最後まで国政にこだわり、次の衆議院選挙に政治生命をかけ、知事選出馬を固辞した理由を説明します。私がすべてを捨てて、ふるさと和歌山に帰って、衆議院総選挙に民主党から出馬したのは「二大政党による政権交代可能な政治」こそが政治の腐敗や官僚との癒着を断ち切り、日本を活性化すると確信したからです。

 その意味では、和歌山のような民主党がほとんど存在しない地域こそ民主党を育て、二大政党政治を実現しなければなりません。今、和歌山県議会は自民党25人で46人の定数の過半数を占めています。これまで民主党の県会議員はゼロでしたが、9月議会からようやく2人になりました。万が一私が知事になって、県政を改革しようとしても重要な条例はすべて議会で否決され何もできません。むしろ、議会運営上、自民党と妥協を重ねていくことになります。それでは、県知事と言う地位と名誉だけを得ても、私のやりたい政治を行うことにはなりません。改革を進めるためにも、まず足腰である民主党系の県会議員を増やすことが先決です。

 生意気なことを言うようですが、私が民主党の和歌山一区からいなくなったら、育ちかかった和歌山の民主党はまた振り出しに戻ってしまいます。今回のことで、私自身、まだまだ力がないことがよく分かりました。私も含め、もっと力を蓄えて、地方政治スクールなどの勉強会を開催しながら、地方議会の議員を育てていかなければなりません。その意味でも、来年の統一地方選挙は重要です。推薦・公認合わせて5人の県会議員候補と6人の市議会議員候補の全員当選を果たします。代表でなくとも、一平卒として先頭に立って戦います。そして、続く2回の統一選挙のたびに、倍倍ゲームで候補者を増やし、2015年には県議会の過半数を民主党系の議員にするのが目標です。

 今朝、早朝の駅前街頭演説をしてきました。二つの駅に来られた市民の皆さんに、経過をご報告し、独自候補の推薦断念のお詫びをしてきました。数々の厳しいお言葉もいただきました。当然だと思います。一方で、励ましてくださる方も大勢おられました。

 岸本周平はゼロから再出発いたします。ご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 

民主党常任幹事会

2006年11月23日 17時36分39秒 | Weblog
 本日午後2時より、民主党和歌山県連の常任幹事会が開催されました。知事選の候補者選定に関する会議です。12日の常任幹事会で私達三役に候補者を探すように求められていたため、これまで最大限の努力をしてきました。

 その過程で、現串本町議会議員の清水和子さんが俎上に上ってきました。彼女は、民主党の公募に応じて、来年の統一地方選挙で、和歌山県議会議員に民主党推薦での立候補が決まっています。

 清水和子さんは、環境問題に取り組み、古座町の町議会議員を2期勤められ、合併に伴う串本町議会議員選挙で勝ち上がってきた有力議員です。清水さんを有名にしたのは、「談合ファイター」としての活躍です。彼女は、串本・古座・古座川三町のゴミ処理施設について、当初40億円の予算で建設予定の焼却炉に反対し、結局8億円余で落札させた和歌山初の「談合ファイター」なのです。


 清水さんは地下足袋をはいて、談合と戦いながら、家業の小さな建設会社を経営してきました。談合の仕組みがよく分かっているので、次のような主張をされています。

 「談合は入札方式を変えても無くなりません。コンサルタント会社が介入する二重談合組織を無くすべきです。コンサルティングの段階から、徹底した情報公開を行い、県民が正確な情報共有をすることがたいせつです。」と。

 今回の知事選は談合汚職による木村知事の辞職によるものですから、このような適任な候補者はいません。しかも、市民に一番近い場所の町議会で3期も働いてこられました。しなやかな感性を持った生活者としての視点と、母子家庭の母親としての目線を持った素晴らしい政治家です。

 「灯台元暗し」で、私達の仲間にこのような候補者がいたのに気がつきませんでした。今日の常任幹事会では、三役の提案として清水和子さんを推薦させてもらいました。

 残念ながら、紀南の町会議員で知名度も高くないことから、幹事会の中で、一部に反対の声もあったので、今日、彼女を推薦候補に決めることは避けました。ムリをしては元も子もありませんから。

 結局、今日の会議の状況を明日、党本部に報告し、調整をお願いすることにしました。反対意見を述べられた大江最高顧問と提案者の三役を代表して私と〆木幹事長が、その仕事を任されました。残された時間はもうあまりありませんが、「雨降って地固まる」ように努力をしていきます。

 ということで、明日は朝一番の飛行機で東京です。

岸本周平後援会設立総会

2006年11月22日 18時22分40秒 | Weblog
 昨日は、知事選対応に追われる中、夏から準備していた私の個人後援会の設立総会がありました。昨年の総選挙の際に、急ごしらえで後援会を作りましたが、そのままになっていました。これまでは、組織作りが遅れており、ようやく後援会が本格的に立ち上がりました。

 設立総会の後は三井物産戦略研究所長の寺島実郎さんに記念講演をしていただきました。超多忙な売れっ子の寺島さんですが、私がプリンストン大学で教鞭を取っていた時に、ワシントンの三井物産事務所長をされており、月に1回はワシントンに押し掛けて、ご指導をいただいていた関係で、師匠としてムリをお願いしました。懇親会にも来賓としてスピーチをいただき、遅くまでお付き合いをいただきました。

 懇親会後、マスコミの取材があり、知事選の候補に関しては、現在具体的に絞込みを行っている旨を答えました。もう時間が残されていない中で、県民に選択肢を示し、勝てる候補者を探す作業は大詰めにきていることを説明させてもらいました。

 懇親会が無事終わってから、スタッフのメンバー全員と打ち上げをしました。たいへん緊張した一日でしたが、仲間のみんなとビールで乾杯をして、ホッとしました。落選して一年2ヶ月、大勢の仲間が支えてくれて、今日までやってこれたことを感謝します。

後援会バスツアー

2006年11月19日 12時13分00秒 | Weblog
 昨日も1日中、和歌山県知事選の候補者選定のために、走り回っていました。1件だけ、前から予定していた会社の社員研修会があり、「中央大学客員教授」として「コンプライアンスと企業の社会的責任(CSR)」の講義をしましたが、その会社にまで、記者さん達が追いかけて来られたのにはびっくりしました。さすがにプロの記者さんはすごいです。本来、私の姿勢として、記者さん達には親切に対応するようにしているのですが、本件だけは選考過程で個人情報に関わるものですから、歯切れの悪い答えになるのを申し訳なく思っています。

 今日は岸本周平後援会の「神戸日帰りバスツアー」の日です。六甲オリエンタルホテルで名物ジンギスカンバーベキューの後、アサヒビール西宮工場で生ビールの試飲。そして、北野工房のまちKOBEと南京町散策のコースです。

 残念ながら、和歌山県知事選の候補者を一日でも早く決定しなければいけない厳しい状況の中で、私は参加を見合わせました。後援会の皆さんには予定通り行っていただきましたが、せめてもと、紀ノ川パーキングエリアまで、15分だけバスに同乗させてもらい、社内で挨拶して和歌山市内へトンボ帰りしました。

 今日も、断続的に打ち合わせが続きます。

 また、大勢の方々からコメントをいただき、心より感謝します。

 私自身はもとより政権交代の可能な二代政党制の実現のために国政を志しております。また、その方が自分として社会にも貢献できると考えています。しかし、一方で、民主党県連の代表という公的な立場もありますので、周平個人としての考えだけでは対処できない場面が多々あります。

 今は、支援者の皆さまには、私の判断を温かく見守っていただきたいとお願いするのみです。

連合和歌山との打合わせ

2006年11月17日 17時32分17秒 | Weblog
 今日は連合和歌山の村上正次会長と古谷紀男事務局長のお二人と県連三役とで、打合わせの会合を持ちました。連合さんからは、連合内部の状況と連合に寄せられる世論のご説明がありました。その上で、民主党として勝てる候補者をきちんと擁立するべきであるとのご要請をいただきました。

 当方からは、これまでの候補者選定の過程に関して、党本部との関係も含めて報告をした上で、現時点で、まだ候補者が具体的に絞りきれていないことを説明させていただきました。理由は民主党の足腰がまだ弱いために、全県的な情報分析もできず、また、人材の層も薄いためで、誠に残念です。

 もう、時間的な余裕もありませんので、連合さんとの連絡も密にしながら、候補者の絞込みを行いたいと思います。その旨は、会合の後で、記者会見で発表いたしました。

 その後、支援者回りをしながら、断続的に関係者と情報交換と打合わせを続けています。

民主党本部との打合わせ

2006年11月16日 10時45分57秒 | Weblog
 昨日は午前中、民主党本部で知事選対応の打合わせがありました。国会情勢を含め、現状に関する情報交換とギリギリまで候補者擁立に向けて努力することを確認
しました。

 午後12時からは、民主党のシンクタンクである公共政策プラットフォームのBBL(昼食勉強会)の司会をしました。ゲストは木内孝さんです。元三菱電機の重役で米国三菱電機の会長時代にアメリカで知り合いました。LOHASの専門家です。

 その後、午後いっぱい議員会館を回って意見交換や情勢分析をしました。夕方、以前から懇意の高木剛会長にお挨拶に伺いました。若いころから、参議院議員の円より子先生のホームパーティーでいつもご一緒させていただいていました。温厚なお人柄で、昨日も温かく迎えていただき、浪人中はたいへんだろうが頑張ってねと励まされました。

連合和歌山臨時大会

2006年11月14日 17時18分46秒 | Weblog
 今日も断続的に、県連内の意見集約を行いながら、午後の連合和歌山臨時大会に参加してきました。昨年の選挙以来、公私共にお世話になった森本穂積会長が今大会限りで、ご勇退されます。和歌山に帰ってから、最もお世話になった方なので、感無量でした。

 1年前の11月8日にも連合和歌山の大会がありました。その時、顔と名前が一致する方々は森本会長を始めそんなに多くなかった記憶があります。1年間、和歌山で活動を続けたおかげさまで、執行部はもちろん全員、会場の代議員の皆さんもほとんど顔と名前が一致します。来賓というよりも仲間という気持ちで出席できました。1年間の浪人生活は無駄ではなかったと確信した一瞬です。 

 来賓の何名かの方から、和歌山県知事選挙の候補者の話が出ました。私からは、「民主党県連では、力不足でいまだに結論が出せずに申し訳ないですが、いましばらくお時間をいただき、暖かく見守っていただきたい」の挨拶となりました。

 明日は民主党本部で打合わせがあります。関係者との調整をギリギリまで行う一日となりそうです。常に冷静になって、仲間の皆さんと連携しながら最善の結論を選択できるよう最後まで努力します。

 忙中閑あり。尊敬する日本画家の清水達三先生の近鉄百貨店での個展にうかがってから、今は東京へ向かう途上です。清水先生とは昨年和歌山に帰ってからお目にかかりました。しかし、不思議なご縁で、昨年、総理官邸に掲げられていた先生の日本画(枯れ木灘)は印象に残っていました。昨年までは、内閣府の仕事で、足しげく通っていた総理官邸の壁の清水先生の絵を見ていたんですね。和歌山で這いつくばって活動している今、運命の大きな変化を感じます。