岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

朝は寒くなりました!

2006年10月31日 20時42分37秒 | Weblog
 昨日は東京出張だったので、恒例の月曜朝の駅前街頭演説ができませんでした。それで、一日延期して今朝してきました。何と!朝は寒くなってきました。昼間は、まだまだ汗ばむほどの日差しですが、朝夕はやっぱり秋ですね。

 実は、朝の街頭演説は、冬になるときついんです。1月、2月は氷点下になります。コートは着れませんし、手袋もできません。背広の裏には、密かにホカロンを忍ばせて暖を取りますが、裸の手は10分でしびれ、30分で痛くなってきます。

 震える手でマイクを持って演説していると、見ず知らずの初老のご婦人が温かいペットボトルのお茶を差し入れてくださいました。かじかんだ手が暖まると同時に、そのお心に触れて、涙が止まりませんでした。

 ああ!また、一冬同じ経験をするのだなあと、今日の朝、覚悟を決めました。去年の今ごろは和歌山市駅の街頭演説で私の方を見てくださる有権者は100人に5人程度でした。この1年間毎週月曜日の朝、欠かさず街頭に立ちました。月曜日が出張のときは、火曜日に。

 「おはようございます!」
 「岸本周平です!」
 「ありがとうございます(だって、次の選挙で一票下さる方だから!)」

 これを1年間繰り返しました。今では、贔屓目かもしれませんが、100人の内、40人は声を掛けて下さるか、会釈をして下さいます。アイコンタクトも含めてですが。

 これも、私の支援者の方のアドバイスで、「周平さん!こっちを見てくれない通勤客にも心の中でお礼を言いなさい!」との声に従ったおかげです。

 皆さんにお誓いします。岸本周平はこの冬も、毎週1回は、朝6時45分から和歌山市駅、8時からJR和歌山駅で街頭演説をします。温かいペットボトルのお茶を差し入れて下さいね!! 

東京の連合本部

2006年10月30日 22時48分05秒 | Weblog
 今日は、早朝から、中国古典の書経の勉強会に3か月振りに出席しました。今朝の教訓は「他人には完璧を求めない。自分には厳しく、常に謙虚であれ。」というフレーズでした。

 その後、御茶ノ水の連合本部に行ってきました。企画局長の山根木晴久さんに面会するためです。山根木さんは和歌山県の出身で、金融関係の組合の委員長から連合に移った方です。和歌山の復活について、熱い議論を戦わせてきました。

 私自身、30年間、和歌山を留守にしていたので、偉そうなことは言えませんが、和歌山から東京や大阪に出て、活躍している県人はたくさんいます。そんな方々に和歌山の活性化を手伝ってもらうプロジェクトを立ち上げるべきです。私も山根木さんも和歌山が大好きで、何とかしたいという共通点で意気投合してしまいました。

 午後は「エンジン01文化戦略会議」の幹事会のため、会場の「ぴあ」本社に行きました。三枝成章さんや池坊美佳さんがメンバーです。来年のイベントの打ち合わせで、下関、新潟、北京でのイベントへの参加の決定をしました。いずれは、和歌山にも誘致しますので、しばらくお待ちください。

 ギリギリまで、会議に付き合って、午後4時35分のJAL1315便で和歌山に帰ってきました。明日は、駅前街頭演説の日なので、5時に起きなくてはいけません。もう寝ます。おやすみなさい。

イベント小僧の一日

2006年10月29日 20時04分17秒 | Weblog
 今朝は、早起きして、たまっている事務仕事を事務所でやりました。それから、加太の磯ノ浦に8時45分に到着。連合和歌山のクリーン作戦で、海岸のゴミ拾いです。道がせまいので、自分の運転では自信がありません。南海電車加太線に乗って行きました。週末はスタッフに休んでもらうために、できる限り自分で運転しています。(ですが、、、女性のスタッフは今日も出てきてくれていました。いつも有難うございます。すみません。)

 9時半開始で、冒頭挨拶をさせてもらいました。掃除の後はバーベキュー大会です。今年は700人の参加となったようです。バーベキューもお肉だけで110万円も買ったそうです。人数が人数ですからね。昨年は、落選して、事務所も立ち上がらない状態で、招待してもらいました。当時は行くところはスーパーの駐車場だけですから、喜んで行きました。肉なんか食べてませんでしたから、ほんとうに楽しい一日でした。落選して身も心もボロボロの時に、優しくしてもらったことは本当に忘れられません。

 今年は、残念ながら、挨拶だけで、和歌山市内に引き返し、広瀬地区の交通安全母の会主催「ちびっ子運動会」にかけつけました。10時半から12時半まで、就学前のお子さんから小学校2年生までのちびっ子達を応援し、バザーに付き合い、最後はスタッフのお母さん方と一緒にカレーのお昼を呼ばれました。おいしかったです!ごちそう様でした!(お金払ってませんので、本当にごちそう様です。)

 午後1時からは、先日このブログでも紹介した薬物依存症の患者さんの社会復帰を助けるNPO法人「和歌山ダルク」の1周年記念フォーラムに参加。支援会の皆さんやダルクのスタッフ、ダルクの入寮者や不思議な「海パン隊」のメンバーで華やかにスタートしました。笑いを中心にしながらも、やってることが何と言ってもすごいですから、迫力のある「舞台」でした。時間の都合で、依存症の方の経験談は聞けませんでしたが、これはダルクへ行って直接聞くことにします。

 3時からは、支援者の方の中学校の同窓会に冒頭出させていただいて、ご挨拶。楽しい同窓会の前に、無粋な落選中の候補者の話を聞いていただきました。同窓会の皆さん、申し訳ありませんでした。

 4時半に、和歌山市の東の端、岩出市との境にある「小倉カントリークラブ」で行われた「フォーユー」ゴルフコンペの表彰式に出没し、またもやご挨拶。市内からは私の下手な運転だと30分以上かかります。

 この会は同級生の長坂隆司県会議員のファンクラブです。メンバーに同級生が多いので、去年の選挙から私も準会員のような形で参加させてもらっています。長坂県会議員の来年の当選とその先の私の衆議院総選挙での勝利をお願いしました。

 その後、安全運転で事務所に戻って、メールの整理。今は、関西空港にいます。午後9時5分発のJAL1320便で東京へ。明日、早朝から勉強会と仕事があるので、今日中に東京に入らなければなりません。明日、夕方までには和歌山に戻ります。

 なので、恒例の月曜朝の駅前街頭演説は火曜日です。10月31日(火)午前6時45分から和歌山市駅、8時からJR和歌山駅で、お待ちしております!!


 

必修漏れPART2

2006年10月27日 22時55分13秒 | Weblog
 毎回同じ話題ですみません。今日の夜のニュースによれば、履修漏れの高校生が7万3千人になったようです。私がブログに書いた段階で、1万人でしたから、わずか、2,3日で7倍です。

 日本人がきめ細かい制度運営やや緻密な対応が出来なくなっただけではなくて、要するに高校の校長先生という尊敬されるべき職業の大人がモラルを無くしていたということです。

 模範となるべき人がモラルを無くしていることが分かったことは辛いことです。子供達は大人が尊敬できなくなるわけですから、誰を信じて生きていけばよいのでしょうか?

 教育現場がここまでひどくなったのは、文部科学省のお役人さんに教育を丸投げしていた自民党政権の責任です。ゆとり教育を始めて、今回ひっくり返すような、猫の目のようにくるくる変わる教育を許したのは、現政権です。

 教育基本法の審議では、ほんとうに大事な教育の要諦に関して、まじめな議論を期待します。

必修漏れ!

2006年10月26日 16時45分09秒 | Weblog
 前回のブログで、ややのんびりしたことを書きましたが、高校での必修科目の履修漏れが大事件になってきました。今朝の朝日新聞の調査では、富山県を含む10の道県63の公立高校で履修もれが発見されたとのこと。1万人を超える生徒に影響が出ているそうです。

 主として、受験対策として、確信犯的に校長の判断で行っていたようです。こうなると、学習指導要領の制度のあり方や受験競争の中での、高校教育のあり方など深い議論が必要です。

 現在のルールでは、卒業に必要な単位数74単位以上のうち、31単位13科目が必修で、約4割程度です。高校生活3年間の中では、そんなに無理のある仕組みとも思えません。

 高校1年生や2年生の頃に、受験と関係がなくても幅広い科目を勉強しておく方が、大学に入ってから、力がつくことは明らかです。

 このような問題が生じるのは、やはり今の大学入試のあり方が悪いのだと思います。私の持論ですが、今のような大学入試はやめて、エッセイ(作文)と面接で入学者を決めれば良いのです。センター試験の代わりに、全国統一の高校卒業認定試験を行って、ある程度、その内容を加味してもよいでしょう。英語力は必要ですから、TOEFLかTOEICの点数を使って、判断すれば何ら問題はありません。

 論理的に作文する能力とプレゼンテーション能力が世の中に出たときに最も必要だからです。後は、高校生時代にスポーツや音楽、ボランティア活動をきちんとやったかどうか、それぞれの大学の基準で評価します。できれば、一つの高校からは学部、学科で一人しか採用しないようにすれば、多様性が確保できます。

 その上で、大学の卒業を難しくすれば、18歳までに消耗してしまう今の制度の問題点が解決できると思います。一発勝負の今の入試よりは、学生の心の負担も楽なのではないでしょうか?

 今回の事件をきっかけに、しっかり議論していく良いチャンスです。小手先の弥縫策で終わらせては、影響を受ける1万人の高校3年生に申し訳が立ちません。

 この点も、仮に70時間の授業を受けなければならないにしても、受験が終わった3月に入ってから、集中してやるなど「大人の知恵」で工夫をしてあげるべきです。年内に集中して授業をし、センター試験の妨害をするような学校は明らかに常軌を逸しています。

 

富山県立高岡南高校の椿事

2006年10月24日 22時23分00秒 | Weblog
 高校を卒業するのに、必修科目の単位を取らなければならないということを久しぶりに知りました。私達の頃はのんびりした時代だったので、意識しないまま、普通に単位を取っていたんだろうと思います。確かに、うちの息子と娘が高校を卒業するときに単位がどうとか言っていましたから、今では大切な問題だろうなとは思います。

 社会科目では、世界史が必修で、日本史と地理から1科目選択してはじめて卒業できると文部科学省が決めているそうです。「富山県立高岡南高校では、学校のミスで世界史を取っていない3年生が大勢発見され、今から必要時間の70時間の授業を受けないと卒業できない。」とNHKニュースが教えてくれました。

 驚きました。これまで、緻密な制度の運営では世界でも有数の正確さを誇っていた日本で、必修科目を受けさせない学校が出てきました。電車のダイヤも昔に比べれば乱れていますし、店員さんの対応が「信じられなぁ-い!」場面にも多く出くわす今日この頃です。

 日本のきめ細かいサービスの良さや、几帳面な対応が目に見えて減っています。確かに私達の知っている「古き良き日本」が音を立てて崩れている感はあります。、、と嘆こうと思いましたが、、、。

 待てよ!アメリカで暮らしていた時、「必修科目を受けなくて卒業できない高校生」の話は聞いたことがありません。あれほどアバウトで、いい加減なアメリカならこんな話は日常茶飯事のはず。

 プリンストン時代のご近所付合いの友人に電話で問い合わせたら、「Shuhei!アメリカは自由の国だよ。国が必修科目なんて決めないよ。もちろん、決めたって守れるほど几帳面じゃないしね。教育は郡や市が責任を持っているし、卒業できるかどうかは校長先生の判断だよ。」との返事が返ってきました。

 なるほど!今日は久しぶりに「目からウロコ」でした。アメリカ人は日本人ほど繊細ではありません。市中の人々は超アバウトです。だから、細かいことは全く気にしません。リーダー層もそうなんです。戦略論はしますが、戦術論は「まあまあ」です。

 そうか!日本人も、国際化してきたんですよ。重箱の隅をつつくことが得意な受験秀才は不要になったんです。これからは、細かい話にこだわらず、現場に任せるべきなんです。国や県が卒業単位を決めてはいけません。だって、守れないんですから。地方分権から「現場分権」ですね。

 しかし、仮に必修科目を決めるのなら、何で世界史なんでしょうかね。私が校長で分権されれば、必修はまず日本史で、次に世界史です。だって、日本人なんですよ。文部科学省は何を考えているんでしょう!

 今日は、久しぶりに興奮して眠れそうにありません。一昨日の(笑)、、JAZZマラソンの後遺症で筋肉痛のせいもありますが、、、、。

 

衆議院補欠選挙の結果

2006年10月23日 18時34分03秒 | Weblog
 昨日の衆議院補欠選挙は、神奈川16区、大阪9区ともに、民主党の候補者が敗北しました。安倍新首相の人気に加え、電撃的な訪中、訪韓、そして北朝鮮の核実験への対応ぶりなど手堅い政府・与党の取り組みには付け入る隙がありませんでした。残念ながら、完敗です。

 神奈川の後藤佑一君は、通産省の改革派官僚の代表選手でした。特別区構想はまさに彼の発案でした。役人時代から、一緒に政府の中での改革を仕掛けてきた同士です。大阪の大谷信盛君は国際派で、三井物産の寺島実郎門下生同士として一緒に勉強会をしてきました。二人とも、私同様、親の職業とは関係なく、徒手空拳で立候補しています。

 贔屓目かもしれませんが、それぞれ、経歴、見識、能力からして、2世である対立候補と比べれば、段違いに優秀です。選挙は、残念ながら、本人の資質だけでは勝てません。特に、小選挙区制度の下では、政党の政策や党首の人気が圧倒的な影響を持ちます。

 それにしても、あたら有為な人材が埋もれていくのかと思うと残念です。

 北朝鮮が核実験をするようになったのは、小泉内閣5年半に、決定的に日中、日韓の関係を悪化させ、六カ国協議の成果があがらなかったため、その隙に乗ぜられたからです。

 自民党には運があります。非難すべき小泉さんは既に退陣。安倍さんは小泉さんの失策をカバーする形で得点をされる。本来は、政権交代によってこのような変化が生じるのですが、自民党はほんとうにたくましいと思います。

 逆に言えば、外交は国益がかかりますから、私が国会議員なら、安倍外交はほめます。国民として、阿部さんに感謝すればよいのです。選挙で負けたのは、内政面での小泉政治の負の遺産を指摘できなかったからです。そして、内政面での具体的な政策を打ち出せなかったからです。

 大いに、反省をし、来年春の統一地方選挙や夏の参議院選挙までに、分かりやすくて、国民にアピールする政策を具体的に打ち出さなくてはなりません。自民党はおそらく、「公務員改革YesかNoか!」という「郵政民営化YesかNoか!」と同じ手法を使ってくるでしょう。私ならそうします!

 このワンフレーズ選挙に対抗し、国民が納得する理念と具体的政策が必要です。地方の現場では、医療も福祉も、小泉政治のおかげで、ほんとうにひどい状態です。サービスの供給側も泣いていますし、患者さんも困っています。これは、現場を知らない官僚に政策を丸投げし、国会の3分の2の多数で強行しているからです。

 私自身もじっくりと政策を考えたいと思います。皆さん、ぜひ、お知恵とお力をお貸しください。

 

06和歌浦ベイマラソンwithジャズ

2006年10月22日 17時16分08秒 | Weblog

 (写真向かって左から宮路礼次さん、藤田浩行さん、周平、瀧本和彦さん)

 今日は、06和歌浦ベイマラソンwithジャズの5キロコースにエントリーして、走ってきました。結果は、28分07秒!5キロ男子40歳~59歳の部、344人中の61位でした。団体戦も「チーム周平」を作り、50歳の同級生おじさん軍団4人で走りました。結果が分かるのは、は明日でしょうか?4人のおじさん軍団の中では、トップでゴールインができ、面目を施しました。  そのうちの二人は、城東中学時代、野球部の選手で、冬の校内マラソン大会では1,2位を争う腕前でした。私も、決して遅い方ではなく、表彰される10位にはギリギリ入っていましたが、とてもかなわない相手でした。35年ぶりに雪辱を果たしたわけです。齢を取るのもまんざら悪くありませんね。  練習をしようと思いつつも、大阪9区の補欠選挙などもあり、まったく準備ができませんんでした。少なくとも、2,3キロはダイエットして、身体を軽くしてのぞもうと思ったのですが、毎晩、お酒を飲んでいるので、それも駄目。体調もイマイチで、「正露丸」を飲みながらの参加でしたが、十代のような熱い気持ちで走れました。  帰りの駐車場が満杯で、全く動きません。そこで、応援に来てくれた仲間と一緒に、会場のマリーナシティーにある「和歌山館」で食事をしてから帰りました。「岸本周平」の旗を5本持ってきてくれ、声援を送ってくれた皆さん、本当に有難うございました。  秋のさわやかな太陽と風の中、全国から市民ランナーが参加し、和歌山市民の多くの方が、応援にきてくれていました。ボランティアの皆さんもたいへんです。私の住んでいる広瀬地区の女性軍団も給水のボランティアに来られていました。走っていると、知っている顔をみると心強いものです。  やはり、2005年全国ランニング大会百選に選ばれる(4年連続)だけの素晴らしい大会でした。来年は、練習と体重の調整をして、タイムを良くし、順位を上げたいと思います。ブログの読者の皆さん!「来年はチーム周平」で一緒に走りましょう!  今でも、すでに両足はパンパンで階段の上り下りがたいへんです。明日の朝、街頭演説ができるかどうか、いささか不安なので、今日は早く寝ます。  

 大会結果は下記URLでご覧いただけます。

 和歌浦ベイマラソンwithジャズ大会結果    


宮本次朗ご夫妻還暦お祝いの会

2006年10月20日 21時16分54秒 | Weblog
 今日は、午後から、吉本興業の吉野伊佐男社長、大崎洋専務にご挨拶。大崎専務は、一昨日のブログに書いた「異文化交流会」のメンバーでもあります。吉本のアジア進出を積極的に進めてきたパイオニアです。経産省のメディアコンテンツ課長時代、上海に吉本新喜劇のライブ興行を行うプロジェクトを担当する大崎さんに付いて上海に行きました。山田花子さんと中華料理を一緒に食べて、サインをしてもらった記念すべきイベントです。

 吉野社長は今、宇都宮市の顧問をされており、吉本的な「お笑いや映像」を種に、地方都市の活性化に取り組んでおられます。ビジネスではなく、社会貢献活動として、地方の自主性を生かしながら、何かできないか真剣に議論してきました。

 その後、三井物産の関西支社に伺い、寺島実郎執行役員と井澤吉幸関西支社長にご挨拶。寺島さんには、11月21日の岸本周平後援会設立総会で記念講演をお願いし、快諾をいただきました。当日、午後6時から県民文化会館の小ホールで講演していただきます。

 和歌山に帰って、私の支援者である宮本工業(株)の本社に直行。宮本次朗社長がご夫妻ともども、今年還暦を迎えられるということで、従業員一同が主催でお祝いの会があり、従業員の皆さんに招待されました。本社の「家族館」という施設で昨日準備している際に、岸本周平も呼ぼうではないかと従業員の皆さんが思いついてくれたそうです。

 宮本次朗さんは、還暦とは思えない、若々しさとエネルギーをもっている魅力的な方で、常々、気のきかない私に率先垂範、手本を見せてくれ、恥をかかさずに指導してくださいます。それだけに、宮本社長の前に出るといささか緊張します。

 人情家で、厳しさの中に、本当の温かみと優しさのある宮本社長は従業員の皆さんからほんとうに慕われています。自発的に従業員の皆さんが還暦祝いの会をなさることがそのことを物語っています。

 社長室には「気」という書が掛けてあります。「強く思えば必ずかなう!」という精神を教えてくれた師匠です。宮本次郎さん、奥様、還暦ほんとうにおめでとうございます。

薬物依存症者回復支援施設

2006年10月19日 11時54分35秒 | Weblog
 昨日は薬物依存症者回復支援施設である和歌山D・A・R・Cに行ってきました。Dはドラッグ薬物、Aはアディクション依存症、Rはリハビリテーション回復支援、Cはセンター施設の略です。

 和歌山ダルクの代表者は和高優紀さんという女性で、近藤恒夫さんが1985年に設立したダルクを東京で手伝っていた方です。薬物依存症の回復支援は、根気のいる仕事であり、保護司さんや精神科のお医者さんたちと連携を取りながら、ある意味、命がけでやらなければなりません。

 患者さんの多くは、子どもの頃からいじめや社会からの疎外感を持ち続け、それでも「生きていく」ためにドラッグにはまっていったケースが多いとのことです。1年間はこのような施設で生活し、完全に薬物を体内から抜いて、社会復帰を目指すのですが、就職して社会復帰しても、立ち直れないケースも多いそうです。

 「せっかく、立ち直っても、一人で生活する寂しさや苦しさから、3年くらいした良い状況で自殺されるケースもあって、残念だ。」と和高さんは淡々とおっしゃていました。和高さんは見るからに華奢な優しそうな女性ですが、お話を聞けば聞くほど、命がけで、この運動に参画され、すごい修羅場をいくつもくぐってきたという迫力を感じました。

 真冬の駅前街頭演説を1年やったくらいでは追いつけない物凄さを感じ、自分の非力さを痛感しました。和歌山にはすごい人がいるんだなあというのが実感です。高知から手伝いにきているリカバードスタッフが1名、入所者が3名。建物を貸してくれる大家さんやご近所の皆さんの好意に感謝をされていましたが、和高さんの志が大勢の人を巻き込んでいるんだと思いました。

 児童養護施設や、障害者の施設は公のバックアップがあり、その存在が分かりやすいので、私もほとんどの市内の施設は回りました。しかし、民間ベースでやっているダルクのような施設はこれまで、行ったことがなく、昨日は正直に言ってショックを受けました。私のできることで何かお手伝いしたいなと心から思いました。