おはようございます。
9月議会の開会が11日にせまっていて、その準備に追われていますが、がんばりたいと思います。
さて、今朝の「京都」の山城版を見ると、「10議案提案へ 和束町会、11日開会」との小さな記事がありました。笠置、村との広域連合設置に向けた規約案や、共同浴場料金の値上げ、19年度決算など10議案を発表した、とありました。
堀町長は、広域連合について、「まずは教育委員会の一本化だが、相楽東部じんかい処理組合のゴミ処理なども連合としてやっていきたい」と述べたそうです。
でも、なんで「まずは教育委員会の一本化」何でしょうか?
教育委員会は、子どもたちの教育をあずかり、命や安全を守る大きな役割と責任を持つ重要な機関。地域の文化やスポーツの振興にもおおいに関係があります。
教育委員会が一本化、つまり統廃合されれば、3町村の教育にたずさわる職員は半減し、一方で、責任範囲は大きく広がります。これまでより、きめ細かさがなくなり、目が届かなくなるのは目に見えています。特にこの間、子どもの安全や命を守る事が大きな問題とされてきて、その取り組みの中心になってきたのが、教育委員会だったのではなかったのでしょうか?それなのに、その教育委員会の体制を大きく縮小するのは、あまりにも矛盾していると思いませんか?
少なくとも「まずは・・」などと、真っ先に手を出す分野ではない。
仮にそうしたいとしても、学校や保護者、子どもたち、社会教育の関係者はもちろん、すべての住民に、「まずは」説明を尽くし、意見を聞く中で、慎重には慎重を期して検討すべき問題です。
なんら説明もなく、意見を聞くこともなく、勝手に決めるなどは言語道断、問題外のやり方です。
前にも書きましたが、検討委員会の報告でも、連合によって、子どもの安全や命に関わるケースで対応が遅れる恐れを指摘しているのに、それをまったく無視して、統廃合を強行しようとするなら、それはあまりに無責任がすぎるし、もし大事が発生したとき、町長はどう責任を取るつもりなんでしょうか。
11日の本会議に、早速、広域連合の規約が提案されるようですが、昨日配布された議案には、この前の全員協議会のときにはなかった項目が挿入されている事に気づき、いま議長に確認をしてもらっています。明らかに内容の変更なのに、なんらの説明もなく、こっそり入れるなどはもってのほかですし、こんなすさんな議案は提案すべきでないと、とことん追及したいと思っています。
このまま提案されても、議場でもとことん問題点を明らかにして、議会として否決となるよう、最後までがんばりたいと思います。
町行政の広域化を図ることは形式だけで、自らの努力を棚に上げ、子どもや保護者を無視してまで教育委員会を連合にしょうと走るのは、外部団体に対する自分の立場が大切だからか。なぜ、町民を大切にしょうとしないのでしょうか?
こうした町長の横柄なことを許している原因に議会があると思います。岡本議員が常に住民の立場に立ち、地域の問題から国政に至るまで幅広く取り上げてご活躍されていますが、課題や問題点も良く分からない、何でも賛成してしまう多くの議員がいるのは、残念ながら間違い無い事実で責任重大だと思います。
是非、この問題点を多くの町民にも訴えかけ、不安が取り除かれて子供たちや教職員が安心して学業に取り組めることを願っています。
残念ながら、町財政の方が大事ということですね。
今日、南山城村の党議員に聞いた話ですが、なぜ、こんなに急ぐというか、あわてて連合をスタートさせようとしているのか、の背景には、府知事の「圧力」があるようです。ある会合で、知事から、連合が実現できなければ、もう知らん、みたいな話をされたらしく、それであわてて突き進んでいるようなのです。
町長の話の中にも、そんな雰囲気を臭わすような発言がこれまでもありました。
結局、府から脅されて、住民そっちのけで、「必死」になっている・・・それが実態のようです。
本当に情けない話です。