日本史を新書1冊で解説する本。原始・古代編(平安時代まで)、中世編(鎌倉・室町時代)、近世編(戦国・江戸時代)、近現代編(明治以降)の4つの時代に区分して、それぞれについて政治、経済、対外関係、文化の4つに分けて説明しています。
時代区分を大きくすることで、それぞれの流れがわかりやすくなることが目的ですが、事実・固有名詞の羅列になりがちで今ひとつ流れがわかりやすいとはいいにくい感じです。特に文化は、いかにも羅列です。政治は教科書的ですから、流れをつかむという目的で見ると、経済が一番それらしく書かれていると思います。政治と経済、経済と対外関係というあたりの関係も、少し見やすいかなと思いました。
これだけで目を見開かされるような発見はありませんが、少し違う区分で歴史を読んでみることは、いい経験だと思います。
漢字圏の外国人のふりがなが、李承晩(イスンマン)、金日成(キムイルソン)、朴正煕(パクチョンヒ)の3人だけが現地読みで、他は全部日本語読みっていうのはちょっと違和感がありました。どういう基準なんでしょう。

瀧音能之 青春出版社 2009年1月15日発行
時代区分を大きくすることで、それぞれの流れがわかりやすくなることが目的ですが、事実・固有名詞の羅列になりがちで今ひとつ流れがわかりやすいとはいいにくい感じです。特に文化は、いかにも羅列です。政治は教科書的ですから、流れをつかむという目的で見ると、経済が一番それらしく書かれていると思います。政治と経済、経済と対外関係というあたりの関係も、少し見やすいかなと思いました。
これだけで目を見開かされるような発見はありませんが、少し違う区分で歴史を読んでみることは、いい経験だと思います。
漢字圏の外国人のふりがなが、李承晩(イスンマン)、金日成(キムイルソン)、朴正煕(パクチョンヒ)の3人だけが現地読みで、他は全部日本語読みっていうのはちょっと違和感がありました。どういう基準なんでしょう。

瀧音能之 青春出版社 2009年1月15日発行