14歳の少女ペギー・スーが不思議な(荒唐無稽な)世界で冒険を続けるファンタジーの第9巻。お話としては第8巻からの続きになっていますが、第8巻からの登場人物が引き続き同行したことを除けば別の話です。
巨大な灯台の光が当たらないと極寒、光が当たり続けると灼熱と光に当たった物が巨大化する、よそ者を襲う巨大なライオンがうろついているという惑星に漂着したペギー・スーたちが、灯台の故障を直すために灯台に入り込み、灯台を直すために必要なものを手に入れるために地下世界に入り、地下世界で生きぬくための魔法の対価として別のものを求めて・・・と、次から次へと降りかかる難題に立ち向かっていくというストーリーです。
この巻では、ここのところ社会派色を強めていた流れとは離れ、せいぜい自然から搾取する人間の強欲ぶりが皮肉られているかなという程度で、どちらかといえば登場人物の意地悪ぶりが目立ちます。社会派色が薄まると、元々の荒唐無稽さが前に出てちょっと大人が読むにはつらい感じがします。最後は何でも魔法で解決してしまいますし。
この巻ではペギー・スーの出生の秘密が唐突に明らかにされますが、わりとあっさり明かされますし、どちらかというと10巻(というより新シリーズ?)へのつなぎのために明かされた感じです。日本語タイトルではそのことに比重が置かれていますが、原題(La Lumiere Mysterieuse)は単に謎の光で「秘密」のことには触れてもいません。
新作の原書は2008年3月発売されたようですが、シリーズタイトルがペギー・スーとお化けたちからペギー・スーと青い犬に変わっています(元々4巻以降はそうすべきだったのですが)。新作が出たら読むか、ちょっとつらいところです。

原題:PEGGY SUE ET LES FANTOMES - La Lumiere Mysterieuse
セルジュ・ブリュソロ 訳:金子ゆき子
角川書店 2008年3月31日発行 (原書は2006年)
8巻は2007年8月19日の記事で紹介
巨大な灯台の光が当たらないと極寒、光が当たり続けると灼熱と光に当たった物が巨大化する、よそ者を襲う巨大なライオンがうろついているという惑星に漂着したペギー・スーたちが、灯台の故障を直すために灯台に入り込み、灯台を直すために必要なものを手に入れるために地下世界に入り、地下世界で生きぬくための魔法の対価として別のものを求めて・・・と、次から次へと降りかかる難題に立ち向かっていくというストーリーです。
この巻では、ここのところ社会派色を強めていた流れとは離れ、せいぜい自然から搾取する人間の強欲ぶりが皮肉られているかなという程度で、どちらかといえば登場人物の意地悪ぶりが目立ちます。社会派色が薄まると、元々の荒唐無稽さが前に出てちょっと大人が読むにはつらい感じがします。最後は何でも魔法で解決してしまいますし。
この巻ではペギー・スーの出生の秘密が唐突に明らかにされますが、わりとあっさり明かされますし、どちらかというと10巻(というより新シリーズ?)へのつなぎのために明かされた感じです。日本語タイトルではそのことに比重が置かれていますが、原題(La Lumiere Mysterieuse)は単に謎の光で「秘密」のことには触れてもいません。
新作の原書は2008年3月発売されたようですが、シリーズタイトルがペギー・スーとお化けたちからペギー・スーと青い犬に変わっています(元々4巻以降はそうすべきだったのですが)。新作が出たら読むか、ちょっとつらいところです。

原題:PEGGY SUE ET LES FANTOMES - La Lumiere Mysterieuse
セルジュ・ブリュソロ 訳:金子ゆき子
角川書店 2008年3月31日発行 (原書は2006年)
8巻は2007年8月19日の記事で紹介