syuの日記・気まま旅

気まま旅・syu散歩・富士山麓のこと、
気ままに記録しています。

魚沼市と緑川酒造と日本海

2012-05-25 | 気まま旅


「小出」北魚沼郡 魚野川、佐梨川等が注ぐ谷口集落として栄え、会津への街道、舟運で交通の要衝となっていた。奥只見電源開発の基地で尾瀬への観光基地でもある。
2~3m近い積雪の豪雪地、小出スキー場でも知られている、魚野川は、県中央を流れる信濃川の一支流で谷川連峰北斜面に源を発している。
川口町で信濃川に合流する。両岸には、三国川、水無川、佐梨川、破間川などの支流で扇状地群を形成する。
この辺の一帯が魚沼コシヒカリの産地として全国的に知られている。魚野川は、長さ68km。

「緑川酒造」は、1884年酒造りを開始。 1964年に、 緑川酒造株式会社に社名。 1990年 北魚沼郡小出町小出島より魚野川沿いへ酒蔵移転。
2004年中越大震災により、約1ヶ月後に操業を再開した。 越後杜氏

新本社                                 新工場
  


魚沼市の南部に位置、周囲を魚沼産コシヒカリなどが育つ田園に囲まれている。 会社のすぐそばを信濃川最大の支流である魚野川が流れているが、
魚沼丘陵の伏流水を地下50mより汲み上げ、仕込み水として使用している。

銘柄
大吟醸緑川、 北穣吟醸緑川、 純米吟醸緑川、 吟醸緑川、 純米緑川、 本醸緑川、 清酒緑川、 古緑川【純米吟醸】、季節限定商品として
雪洞貯蔵酒がある。

「純米吟醸」は、上立ち香はパインともメロンとも言えそうで華やか。含むと一瞬薄い!と思えるほど淡くスッキリとしている。
徐々に温度が常温になるにしたがい、ほのかな栗のような甘みが顔を出す。引き際もスッパリと鮮やか。
最近原酒系のアルコール度数の高めのお酒に慣れていたせいか、最初の印象は端麗。じっくり飲んでいると落ち着いてきて、むしろこれくらいのアルコール度数
の方が優しく飲んでいけて旨い!。強烈な吟醸香ではないのがいいという。720ml 1,470円(税込み)で販売されている。

緑川酒造 全景
  

「魚野川と青島大橋」5月半ばであるが、まだ残雪が川に沿って残って居た。

                                 豪雪地帯 残雪の魚野川
    

小出町を後に、長岡・中之島に出る。県中西部、西信濃川、東刈谷田川が北流、間の街で中之島、川に囲まれた島状の意、ここは大口レンコン
の栽培でも知られ、
刈谷田堤防上で行われる大凧上げ合戦は有名、車は日本海を目指し進め、天気が良ければ佐渡島を見たかったが残念ながら曇り、ここ寺泊から佐渡の赤泊を
カーフエリが一日一往復している。海岸線の国道402号線に、作曲家遠藤実の記念館があった。

作曲家、遠藤実が故郷新潟に半生の音楽の館が平成23年にオープン、館内は、生い立ちコーナ,ゆかりの品コーナー,映像コーナーがある。
また、自由に選曲して聴くこともできる。新潟市 西蒲区越前浜、「遠藤実記念館実唱館」、巻駅より車で約20分、北陸自動車道「巻潟東IC」より車で約25分、
金 500円、休館日毎週火曜日、祝祭日は開館,翌日休館、

  

2007年、日本音楽作家協会名誉会長に就任、2008年、逝去後、正四位に叙され旭日重光章を授けられる。 2009年、国民栄誉賞を受賞。
主な作品、 お月さん今晩わ、 からたち日記、 浅草姉妹、 アキラのズンドコ節、 ソーラン渡り鳥、 おひまなら来てね、 襟裳岬など多数残している。

小出から日本海へ、魚市場アメ横や、遠藤実記念館、寺泊港等を見る。
    

「妙光寺」は、1271年、寺泊を船出された佐渡配流の日蓮聖人が,、強風のため当地角田浜に漂着されて「七面大明神」を教化、「岸・岩・波」の三題目を書き遺され、
後に孫弟子にあたる日印上人が日蓮聖人ゆかりの聖地として、鎌倉時代末期の1313年に創建されたことに始る。
日蓮聖人滅後31年目のこと、当初は三題目にちなんで、妙法寺、蓮華寺、経王寺の一山三カ寺でしたが、蓮華寺、経王寺は他に移転し、妙法寺が妙光寺と改称し。
創建以来700年の歴史を有し、旧長岡藩主牧野忠成公はじめ多くの檀信徒の信仰を集め、今日まで歴代住職53代の法灯が継承されている古刹である。


    


創建後二度の火災に遭い、1764年に再建された旧本堂は、230年の風雪と水害で老朽化が進み、2001年に一新。
同じ年数を経てきた客殿は、少し前の1981年に鞘堂の形式で保存したもの。回廊に囲まれた板張りで100坪の院庭は、祭礼や芝居などの行事に使われている。
山門は約200年前の文化年間の建立、三重塔は江戸末期ころに他から移築されたと伝えられ、国・有形文化財。


    


この辺りは、海岸線に(南北16km)4つの海水浴場がある。全般的に遠浅の海水浴場で、親子連れでも楽しめる海水浴場となっており、毎年県内外から多い。
中でも「野積海水浴場」「越後七浦シーサイドラインの入口にある海水浴場」で、サーフィン、マリーンスポーツとして若者に人気の海水浴場である。

  

「越後七浦シーサイドライン沿いの観音様」は、身の丈8mのスマートな青銅の観音様、穏やかな日本海をみつめ、冬には強風の下で荒波をじっと見すえている。
海難救助、遭難者の冥福、家内安全、交通安全、商売繁盛、魚霊供養の祈願等、又水子供養の観音様として親しまれ、広く地域住民の信仰をあつめている。


    

「立巌」は、旧寺泊町にある野積浜に立巌、岩は昔、海の中にあったもの、今では砂浜が岩の前に広がっている。
良寛さんは、「越のうみ野積の浦の海苔を得ば 分けてたまはれ今ならずとも」と詠んでいる。碑がある。


  

寺泊魚のアメ横で、一休み、魚の市場通りは、 新鮮な日本海の幸と旬な味がズラリと並ぶ魚の市場通り。
イキの良さと安さに定評があり、品揃えの豊富さは港町ならでは、日本海のカニ汁を注文

  

「酒の話」酒造好適米
評判の高い山田錦、雄町は、大粒で心白(中心部、白色不透明部分)がしっかりしているからである。粗蛋白、粗脂肪は品質低下させる。
山田錦ー兵庫、大阪、広島など、雄町―岡山、島根など、五百万石―新潟、石川、三重、京都など、たかね錦―新潟、長野、兵庫など
フクノハナ―秋田、山梨、岐阜、鳥取、岡山など、玉栄ー滋賀、山口など、信交ー宮城、山形など、が一般的で堅い、大粒の米をどんどん改良させ種類も多い。

次回は分水、良寛の五合庵へ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿