夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

「エヴァ・ブラウンの日記」を読む

2016年06月11日 | 愛読書
1ヶ月ほど前、商店街にある古本屋「キーラーゴ」
目にとまった本「エヴァ・ブラウンの日記」
エヴァ・ブラウンといえばあの悪名高き
独裁者ヒトラーの愛人でヒトラーが亡くなる前に
妻にした、いわくつきの女性が書いた日記?
という事で興味が湧き買いました。
 
エヴァ・ブラウンが書きためたヒトラーとの
8年間の記録(日記)とある。

日記自体は当時のヒトラーとの付き合いや
ヒトラー好みの女ととして振る舞い、政治的な
事に口出すような事はしていなかった。
と言うよりそのような場(男たちが集まって
戦略会議)ではヒトラーの部屋から追い出され
てしまった。
つまり愛人に徹していたわけで、それよりも
彼の嫉妬深さと独占欲に少々辟易していた
ようで、ヒトラーはエヴァが好意を寄せた
男(クルト)のアパートに押し入り射殺する。
という暴挙にエヴァは恐怖心を覚えた。と
書いてある。日記から見るとヒトラーが
男として(性的)不安を持っていたのでは?
ヒトラー好みの衣類、胸の開いたドレス
シャモア皮下着を身につけたりと、ヒトラーの
愛を求めるために努力していた様子や、ヒトラー
が一目置いていた女性映画監督レニ・リーフェンシュタール
との確執など、まあ、普通の女の日記という
事ですがその中でヒトラーを取り囲む軍人たちの
様子も描かれていてそれなりに面白く読みました。

日記は1944年7月で終わっていて、その後
ヒトラーとエヴァが死ぬ(1945年4月)までの間の
日記は無い。ドイツの戦況悪化で日記を書くどころでは
なかったのでしょうか。

ヒトラーとエヴァはソ連が攻め込んできたベルリンの
地下壕で結婚、その後自殺する。NHKBSでシリーズ
放映していた「ヒトラーの最後の日々」を見てみたら、
もっと悲惨な事がわかりました。
ヒトラーが好んだ民族衣装を着たエヴァ・ブラウン↓

エヴァは

結婚を希望していたものの叶わず自殺未遂を起こす



戦況が悪化する中、

ベルリン地下壕ではもはやこれまでと思いつつ



が、ムッソリーニのように吊るされたくない。

決断の時がやってきた。ヒトラーは自殺する前に
エヴァと結婚

1945年4月30日にベルリンの地下壕で
ヒトラーはエヴァと自殺を遂げる。
ヒトラーの愛犬に服毒自殺の効き目を確かめ



側近が止めるのも聞かず二人は服毒自殺を図った。
ヒトラー56歳、エヴァ33歳
 
ヒトラーが亡くなったニュースが流され
ドイツは無条件降伏と成りました。

が、悲劇はこれで終わらなかった。
ヒトラーの側近中の側近、ナチの宣伝係の
ゲッベルス一家が後追い自殺をしたのです。

夫婦ばかりではなくゲッベルスの子供(6人)も
服毒自殺を遂げる。

こちらのブログに詳しい
ゲッペルス親子の遺体の写真があります。ご注意。

ところで、生前のゲッベルスは妻と離婚して
新しい恋人女優リダ・バアロヴァと結婚し
日本で外交官をやりたいとヒトラーに相談、
ヒトラーに却下されリダとも別れさせられたと
書いてある。この男(ゲッべルス)マムシの
ような顔してかなりの女好きだったらしい。

70年以上前の事とはいえ戦争とはなんとも
おぞましくも空しいものです。
ヒトラー達が隠れていたベルリンの地下壕跡

今は駐車場になっている。
コメント
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