
吾輩はチワワである。

四国に行く事があり、高知の自動車博物館へ寄ったのである。

目的は展示車のWRCのラリーを走ったランチャ・デルタS4で、ランチャといえば悪路を走るラリー車でも
外見は綺麗にまとまったスタイリッシュなイメージだが、テレビで初めてこの車を見た時は所々が継ぎはぎで
カタツムリの様な何かを背負った後寄りのアンバランスなデザインに思え、カッコ良く見えなかったのだ。

実際は見た目とは違い年間タイトルを争うほど速く、見慣れてくると迫力があり、スポンサーのマルティニカラーも
似合っていてカッコ良いのである。

昔、デルタS4を好きになった事がきっかけで、最初の1/43の模型を買う事になり、本で見た専門ショップから
通販でプロバンスムラージュのデルタS4を買ったのだった。

送料込みで六千円チョット位したと思うのだが、吾輩にとっては未知の世界で、箱を開け初めて
キットを見た時は良くも悪くも驚き、フランスの人はこんな物を組み立てるのか?と感動も?したのだった。

説明図は手書きで、イラストには沢山の細かなデカールを大雑把に記入し、貼る位置が指示がされているだけで、
自分で当時の写真などを見て完成させるので、細かいカラーリングなどの間違えもあるのだ。

内装にはシフトレバーを取り付ける部分に位置を決める窪みがあるのだが、シフトレバーが入って無くて
ハンドルは入っていたのでシフトレバーは欠品だと思い、ショップに問い合わせると、元から入って無くて
自分で何か代わりになるものを取り付けるのだと教えてもらったのだった。

プラモデルとの違いには驚かされましたが、作っていて本当に楽しかったです。